コレクタ仮想マシンをクラスタリングできますか?
いいえ。コレクタ仮想マシンのクラスタリングはサポートされていません。
VMware Aria Operations for Networks では、VMware Aria Operations for Logs のようなロード バランサが必要ですか。
VMware Aria Operations for Networks クラスタリングは、スケール アウト ソリューションであり、高可用性ソリューションではありません。プライマリ プラットフォームの仮想マシン/プライマリ ノードで障害が発生すると、サービス全体が使用できなくなります。
リモート コレクタおよびプラットフォーム間の接続が停止した場合の動作
プラットフォームとコレクタ仮想マシン間の接続が停止した場合、コレクタ仮想マシンはディスク容量に応じてデータをローカルに保存し、再接続するたびにデータを送信します。
VMware Aria Operations for Logs は VMware Aria Operations for Networks に統合されていますか。
はい。VMware Aria Operations for Logs は VMware Aria Operations for Networks 3.4 に統合されています。アラートは、Syslog に送信され、これが VMware Aria Operations for Logs となることがあります。
ノードが再起動した場合の動作
ノードが再起動すると、そのクラスタに自動的に参加し、処理は続行されます。プライマリ ノードの場合、停止している間はサービスは完全に失われます。
クラスタ内の任意のプラットフォーム ノードまたはコレクタの IP アドレスを変更する方法
- コレクタの IP アドレスを変更するには、
change-network-settings
コマンドを実行します。 - プラットフォームの IP アドレスを変更するには、次の手順を実行します。
change-network-settings
コマンドを実行して、IP アドレスを変更します。注: 次のコマンドを実行する前に、プラットフォームの仮想マシンが正常に再起動することを確認します。- IP アドレスが変更されたすべてのプラットフォームごとに、他のすべてのノードから
update-IP-change
コマンドを実行します。たとえば、platform1 の IP アドレスを IP1 から IP2 に変更する場合は、IP1 と IP2 を引数として指定して platform2 および platform3 で
update-IP-change
コマンドを実行します。platform2 の IP アドレスを変更するには、platform1 および platform3 でupdate-IP-change
コマンドを実行します。 - 手順 1 と手順 2 が完了したら、platform1 で finalize-IP-change コマンドを実行します。
- コレクタで
show-connectivity-status
コマンドを実行し、Platform VM IP/URL を検索して、このプラットフォームに関連付けられているかどうかを確認します。 pair-collector
を実行して、関連するコレクタに新しいプラットフォームの IP アドレスを反映させます。シナリオ 手順 3 ノード クラスタで、platform2 の IP アドレスのみが変更されています。関連付けられているコレクタはありません。 change-network-settings
を実行して、platform2 で IP アドレスを変更します。注: 次のコマンドを実行する前に、プラットフォームの仮想マシンが正常に再起動することを確認します。- platform2 以外のすべてのノードで
update-IP-change
コマンドを実行します。たとえば、platform2 の IP アドレスを変更するには、platform1 および platform3 で
update-IP-change
コマンドを実行します。 - 手順 1 と手順 2 が完了したら、platform1 で finalize-IP-change コマンドを実行します。
3 ノード クラスタで、platform1 および platform2 の IP アドレスが変更されています。 - Platform1 で
change-network-settings
を実行します。 - Platform2 で
change-network-settings
を実行します。注: 次のコマンドを実行する前に、プラットフォームの仮想マシンが正常に再起動することを確認します。 - Platform2 と Platform3 で
update-IP-change platform1-oldIP platform1-newIP
を実行します。 - Platform1 と Platform3 で
update-IP-change platform2-oldIP platform2-newIP
を実行します。 - platform1 で finalize-IP-change コマンドを実行します。
- すべてのコレクタで
show-connectivity-status
コマンドを実行し、Platform VM IP/URL を検索して、関連付けられているプラットフォーム ノードを特定します。 - platform1 および platform2 に関連付けられているコレクタで
pair-collector set-platform –-ip-or-fqdn platform-newIP
を実行します。たとえば、CollectorA が platform2 に関連付けられていて、残りのコレクタが platform3 に関連付けられている場合は、
pair-collector set-platform –-ip-or-fqdn platform2-newIP
を実行します。 - platform1 および platform2 に関連付けられているコレクタで
pair-collector set-platform –-ip-or-fqdn platform-newIP
を実行します。たとえば、CollectorA が platform2 に関連付けられていて、残りのコレクタが platform3 に関連付けられている場合は、
pair-collector set-platform –-ip-or-fqdn platform2-newIP
を実行します。
マルチノード クラスタのセットアップ中に、すべてのプラットフォームとコレクタの IP アドレスが変更されています。 - すべてのプラットフォームで
change-network-settings
コマンドを実行して、IP アドレスを変更します。注: 次のコマンドを実行する前に、プラットフォームの仮想マシンが正常に再起動することを確認します。 - すべてのノードで
update-IP-change
コマンドを実行します。たとえば、3 ノード クラスタで platform1 の IP アドレスを IP1 から IP2 に更新する場合は、IP1 と IP2 を引数として指定して platform2 および platform3 で
update-IP-change
コマンドを実行します。platform2 の IP アドレスを更新するには、platform1 および platform3 でupdate-IP-change
コマンドを実行します。 - platform1 で finalize-IP-change コマンドを実行します。
- コレクタの IP アドレスを変更するには、
change-network-settings
コマンドを実行します。 - すべてのコレクタで
show-connectivity-status
コマンドを実行し、Platform_VM_IP/URL を検索して、関連付けられているプラットフォーム ノードを特定します。 - すべてのコレクタで
pair-collector set-platform –-ip-or-fqdn platform-newIP
を実行します。たとえば、CollectorA が platform2 に関連付けられている場合は、
pair-collector set-platform –-ip-or-fqdn platform2-newIP
を実行します。
Platform1 で必要なディスク容量
Platform1 では、一部の構成データが Platform1 のみに保存されるため、クラスタ内の他のノードに比べてより多くのディスク容量が必要となります。
いずれかのノードでディスク容量が不足した場合の動作
特定のプラットフォーム ノードのディスク容量が一定のしきい値に達すると、ユーザー インターフェイスにエラー メッセージが表示されます。VMware vCenter Server にログインして、プラットフォーム ノードにディスク容量を追加してください。
クラスタ内でデータがレプリケートされる回数
データのレプリケーション メカニズムは、プラットフォーム ノードに配置されるコンポーネントによって異なります。
プラットフォームまたはコレクタ ノードのホスト名を変更する方法
hostname update
コマンドを使用して、プラットフォームまたはコレクタ仮想マシンのホスト名を更新できます。ホスト名を更新すると、データセンター内のコレクタ仮想マシンまたはプラットフォーム仮想マシンを簡単に識別し、仮想マシンの命名規則をデータセンター内の他の仮想マシンに合わせることができます。
プラットフォーム仮想マシンまたはコレクタ仮想マシンのホスト名を変更するには、次の手順を実行します。
- 目的の仮想マシン コンソールにログインします。
- Ubuntu ユーザーに切り替えます。
hostname show コマンドを実行して、VMware Aria Operations for Networks コレクタまたはプラットフォーム仮想マシンの現在のホスト名を表示します。
hostname showサポートされているオプションを表示するには、次のコマンドを実行します。
hostname update --help注:hostname update コマンドを使用してホスト名を更新します。
オプション 説明 --dryrun このオプションは、VMware Aria Operations for Networks でホスト名を更新せずに新しいホスト名を検証します。
--hosts このオプションは、VMware Aria Operations for Networks 内の仮想マシンのホスト名を更新します。
-
hostname update --dryrun コマンドを実行して新しいホスト名を検証します。
構文:
単一ノードの VMware Aria Operations for Networks インスタンス内のプラットフォームまたはコレクタ仮想マシンのホスト名を検証するには、次のコマンドを実行します。
hostname update --dryrun --hosts <new_hostname>クラスタ内のプラットフォーム仮想マシンのホスト名を検証するには、次のコマンドを実行します。
hostname update --dryrun --hosts platform1:<new_hostname1> platform2:<new_hostname2> platform3:<new_hostname3>
注:- ホスト名には、次のガイドラインを使用します。
- ホスト名に使用できる文字は、英数字、ピリオド (.)、ハイフン (-) のみです。
- 使用できる文字数は 64 文字未満です。
- ホスト名の先頭と末尾にピリオドまたはハイフンを使用することはできません。
-
hostname update --hosts
コマンドを実行して、ホスト名を更新します。構文:
単一ノードの VMware Aria Operations for Networks インスタンス内のプラットフォームまたはコレクタ仮想マシンのホスト名を更新するには、次のコマンドを実行します。
hostname update --hosts <new_hostname>
クラスタ内の 1 台以上のプラットフォーム仮想マシンのホスト名を更新するには、次のコマンドを実行します。
hostname update --hosts platform1:<new_hostname1> platform2:<new_hostname2> platform3:<new_hostname3>
ホスト名の変更後、新しいホスト名が VMware Aria Operations for Networks ユーザー インターフェイスに反映されるまでに最大 1 時間かかります。