VMware Aria Operations for Networks では、Cisco ACI (Application Centric Infrestructure) をデータ ソースとして追加できます。この機能は、Enterprise ライセンス ユーザーのみが使用できます。

前提条件

  • 次の情報を検証する必要があります。

    • データ ソースとそのバージョンが VMware Aria Operations for Networks でサポートされています。詳細については、『サポート対象の製品とバージョン』を参照してください。
    • データ ソースが VMware Aria Operations for Networks でサポートされている VMware Ports and Protocols に従っています。詳細については、VMware Ports and Protocolsを参照してください。
  • HTTPS 経由の APIC コントローラ REST API に接続するために、すべてのテナントへのアクセス権と、読み取り専用権限が必要です。
  • SNMP の場合、読み取り専用権限が必要です。
  • Cisco ACI を認証するには、次の権限を持つローカル ユーザー ロールが必要です。
    • セキュリティ ドメイン:すべて
    • ロール:管理者
    • アクセス:読み取り
    Cisco ACI でのローカル ユーザーの作成方法については、『Cisco APIC Security Configuration Guide』の「Access, Authentication, and Accounting」セクションを参照してください。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[設定] > [アカウントとデータ ソース] の順に移動します。
  2. [ソースの追加] をクリックします。
  3. [その他] で、[Cisco ACI] を選択します。
  4. [新しい Cisco ACI アカウントまたはソースの追加] 画面で、次の詳細を指定します。
    オプション アクション
    コレクタ仮想マシン ドロップダウン メニューからコレクタ仮想マシンを選択します。
    IP アドレス/FQDN クラスタ内の APIC コントローラの IP アドレスを指定します。
    注: ACI ファブリックの個別のスイッチを追加する必要はありません。
    ユーザー名 ユーザー名を入力します。
    注:
    • ユーザーがドメイン ユーザーの場合は、ユーザー名の前に apic: を追加する必要があります。たとえば、ユーザー名が user1 で、ユーザーがドメイン domain1 に属している場合は、ユーザー名を apic:domain1\\user1 のように指定します。ドメイン名では大文字と小文字が区別されます。
    • デフォルトの認証方法が TACACS に設定されている場合にローカル ユーザー アカウントを使用するには、ユーザー名の前に apic#fallback\\ を追加する必要があります。たとえば、ローカル ユーザー名が user2 の場合は、ユーザー名を apic#fallback\\user2 のように指定します。
    パスワード パスワードを入力します。
  5. [検証] をクリックします。
  6. より高度なデータ収集を有効にするには、[SNMP の使用(高度なデータ収集に推奨)] チェック ボックスをクリックして次の操作を実行します。
    1. [SNMP バージョン] ドロップダウン メニューから SNMP のバージョンを選択します。選択した SNMP のバージョンに応じて、次の操作を実行します。
      オプション アクション
      2c [コミュニティ ストリング] テキスト ボックスに、コミュニティ文字列を入力します。
      3
      1. [ユーザー名]、コンテキスト名を入力します。
      2. [認証タイプ] ドロップダウン メニューから認証タイプを選択し、[認証パスワード]を入力します。
      3. [プライバシー タイプ] ドロップダウン メニューからプライバシー タイプを選択し、[プライバシー パスワード] を入力します。
  7. 構成データ収集のポーリング間隔を定義します。ポーリング間隔を 10 分から 7 日に設定できます。
    • [事前設定] - 事前定義された時間セットから間隔を選択します。
    • [カスタム間隔] - 値を設定し、 [分][時間]、および [日] を選択します。
    • [固定スケジュール] - 日数を選択して時刻を設定し、間隔をスケジュール設定します。
  8. (オプション) [ニックネーム] テキスト ボックスにニックネームを入力します。
  9. (オプション) [メモ] テキスト ボックスには、必要に応じてメモを追加できます。
  10. [送信] をクリックします。

結果

Cisco ACI が VMware Aria Operations for Networks にデータ ソースとして追加されます。
注:

VMware Aria Operations for Networks では、Cisco ACI の次の機能がサポートされます。

  • ネイバー検出(CDP および LLDP)
  • エンドポイント グループ (EPG)
  • L3Out EPG
  • EPG ゲートウェイ
  • ブリッジ ドメイン
  • VRF
  • IPv4 ルーティング
  • 契約(ネットワークの管理と検証)

次の機能はサポートされません。

  • ファブリック エクステンダ (FEX)
  • IPv6
  • レイヤー 3 EVPN
  • マルチポッド
  • マルチサイト