NSX Advanced Load Balancer は、ロード バランシングを実行し、アプリケーション分析、予測自動スケーリング、マイクロセグメンテーションなどのアプリケーション サービスを提供します。

プラットフォームの概要

NSX Advanced Load Balancer プラットフォームには、次のコンポーネントが含まれています。

  • コントローラ クラスタ。NSX Advanced Load Balancer システムの単一の管理および制御ポイント。通常は、冗長な 3 ノード クラスタとして展開され、環境全体を完全に可視化します。また、サービス エンジンの自動的な展開および管理も行います。
  • サービス エンジン。コントローラからの命令を受信し、実行します。サービス エンジンはロード バランシングを実行し、クライアント側とサーバ側のネットワーク対話を管理します。
  • 仮想サービス。IP アドレスとポートを外部にアドバタイズし、クライアント トラフィックをリッスンします。

サポート対象のロード バランサ

NSX Advanced Load Balancer は、次のロード バランサをサポートしています。

  • ネイティブ ロード バランサ(L2 ロード バランサとも呼ばれる)
  • 等コスト マルチパス (ECMP) ロード バランサ

NSX Advanced Load Balancer では、ネイティブ (L2 punting) または BGP ベースのロード バランシング手法を使用して、1 つ以上のサービス エンジンにまたがって仮想サービスをスケーリングできます。ネイティブ ロード バランサの仮想サービスは、最大 4 個のサービス エンジンにスケール アップできます。ECMP ロード バランサの仮想サービスは、最大 64 個のサービス エンジンをサポートできます。