クラスタのスケール アウト後のユーザー インターフェイスへのアクセス方法

ユーザー インターフェイスへのアクセスは、Platform1 からのみに制限されます。

Platform1 の概要とこのノードの特性

クラスタの作成プロセスが開始される、プラットフォーム ノードは、[Platform1] として扱われます。ユーザー インターフェイスにアクセスできるのは、クラスタ内のノードのうち、このノードのみです。

ユーザー インターフェイスのアクセスが Platform1 に制限されている場合に、クラスタ内の他のノードからデータを取得する方法

データセンターのデータは、クラスタ内のすべてのノードにまたがって配置されます。また、ユーザー インターフェイス レイヤーが Platform1 のデータを要求すると、Platform1 ノードはすべてのノードに保存されているデータを取得し、ユーザー インターフェイスに応答を送信します。

異なるデータセンターに展開されているプラットフォーム ノードを使用してクラスタを作成する場合の注意点

クラスタ内のすべてのノード間で、データは送受信されます。したがって、遅延の問題を回避するため、同じデータセンターに展開されたプラットフォーム ノードを使用してクラスタを作成することをお勧めします。

プラットフォーム ノードをスケール アウトした場合の、既存のプラットフォームのデータ

既存のプラットフォーム ノードのデータは保持され、クラスタ内のすべてのノードに配置されます。

必要なプラットフォーム ブリックの数を決定する際に、コレクタ仮想マシンの数を考慮する必要はありますか。

いいえ。必要なブリックの数を決定する際に影響するのは、すべての VMware vCenter Server にまたがる仮想マシン数の合計とフローのステータス(有効または無効)のみです。『VMware Aria Operations for Networks インストール ガイド』のブリック モデルの表を参照してください。

VMware vCenter Server の数、ルーターなどの物理デバイスの数、その他のタイプのデータ ソースは、必要なプラットフォーム ブリックの数に影響しますか。

いいえ。必要なブリックの数を決定する際に影響するのは、すべての VMware vCenter Server にまたがる仮想マシン数の合計とフローのステータス(有効または無効)のみです。『VMware Aria Operations for Networks インストール ガイド』のブリック モデルの表を参照してください。

VMware Aria Operations for Networks では、HA を目的として 2 つのデータセンターにまたがる、分散したプラットフォーム クラスタをサポートしますか。

いいえ。プラットフォーム クラスタは、データセンターをまたがる分散をサポートしません。すべてのプラットフォーム クラスタ仮想マシンは、同じサイトに配置する必要があります。プラットフォーム クラスタは現在 HA をサポートしていません。今後対応する予定です。ディザスタ リカバリに対応する HA を目的として、2 つのサイトにまたがって SRM を使用することができます。

VMware Aria Operations for Networks では、6,000 台を超える仮想マシンが配置され、フローが有効になっている単一の VMware vCenter Server をサポートしますか。

バージョン 3.5 までの場合、VMware Aria Operations for Networks コレクタでは、単一の大規模な VMware vCenter Server で 6,000 台を超える仮想マシンを配置し、フローが有効である場合、データの収集をサポートしていません。今後対応する予定です。

Platform1 で必要なディスク容量

Platform1 では、一部の構成データが Platform1 のみに保存されるため、クラスタ内の他のノードに比べてより多くのディスク容量が必要となります。

いずれかのノードでディスク容量が不足した場合の動作

特定のプラットフォーム ノードのディスク容量が一定のしきい値に達すると、ユーザー インターフェイスにエラー メッセージが表示されます。VMware vCenter Server にログインして、プラットフォーム ノードにディスク容量を追加してください。

クラスタ内でデータがレプリケートされる回数

データのレプリケーション メカニズムは、プラットフォーム ノードに配置されるコンポーネントによって異なります。

クラスタの動作方法

  • 展開内のすべてのプロキシは、1 つのプラットフォーム (Platform1) に接続します。プラットフォームとコレクタ間の接続は、ポート 443 で https を介して行われます。そのため、Platform1 からのプロキシにはポート 443 のみが表示されます。
  • Platform1 ノードは、コレクタからの要求を受信すると、ラウンド ロビン方式でクラスタ内の他のプラットフォーム ノードへ要求を分散します。
  • プラットフォーム ノードは、データを正規化し、計算エンジンで処理するためにメッセージング キューに格納します。
  • 計算エンジンは、データ レプリケーション メカニズムを使用して、クラスタ内のすべてのノードにデータを分散します。この方法では、クラスタ内のいずれかのノードが停止しても、データが失われることはありません(Platform1 を除く)。
  • 一部の構成データは、レプリケートされていない Platform1 ノードに明示的に格納されます。これが、高可用性 (HA) ソリューションがサポートされていない理由です。