遅延メトリックは、ネットワークの遅延に関する情報を提供します。遅延を監視して、ネットワークのパフォーマンスのボトルネックを診断およびトラブルシューティングできます。

遅延メトリックの表示

ユーザー インターフェイスで遅延メトリックを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 検索バーに HostVMware VM、または NSX-T transport node と入力します。遅延メトリックは、これらのエンティティでのみ使用できます。
  2. 検索結果画面で、表示するエンティティをクリックします。
  3. エンティティ画面で、[メトリック] タブを選択し、そのエンティティで使用可能な遅延メトリックを表示します。ホスト エンティティ画面の遅延メトリック。
注:

遅延メトリックを表示するには、VMware Aria Operations for Networks で NSX-V および NSX Manager をデータ ソースとして追加するときに、[遅延メトリックの収集を有効にする] チェック ボックスをオンにしておく必要があります。

インターフェイス ペア メトリック

インターフェイス ペア メトリックは、送信元および宛先の VXLAN トンネル エンドポイント (VTEP) または仮想ネットワーク インターフェイス カード (vNIC) 間を移動するデータ パケットの遅延に関する情報を提供します。

メトリック名 メトリック API 名 説明
インターフェイスの最大遅延 netopa.interfacePairLatency.absolute.maximum.microsecond VTEP 間、または vNIC 間でのデータ パケットの送受信にかかった最大ラウンド トリップ時間。
インターフェイスの最小遅延 netopa.interfacePairLatency.absolute.minimum.microsecond VTEP 間、または vNIC 間でのデータ パケットの送受信にかかった最小ラウンド トリップ時間。
インターフェイスの遅延 netopa.interfacePairLatency.absolute.average.microsecond VTEP 間、または vNIC 間でのデータ パケットの送受信にかかった平均ラウンド トリップ時間。

インターフェイス pNIC ペアの情報メトリック

インターフェイス物理ネットワーク インターフェイス カード (pNIC) ペアの情報メトリックは、次のネットワーク遅延の統計に関する情報を提供します。
  • 物理 NIC から vNIC
  • vNIC から物理 NIC
メトリック名 メトリック API 名 説明
物理 NIC から vNIC への最大遅延 netopa.pnicInterfaceLatency.absolute.maximum.microsecond 物理 NIC から vNIC へのデータ パケットの送受信にかかった最大ラウンド トリップ時間。
vNIC から物理 NIC への最大遅延 netopa.interfacePnicLatency.absolute.maximum.microsecond vNIC から物理 NIC へのデータ パケットの送受信にかかった最大ラウンド トリップ時間。
物理 NIC から vNIC への最小遅延 netopa.pnicInterfaceLatency.absolute.minimum.microsecond 物理 NIC から vNIC へのデータ パケットの送受信にかかった最小ラウンド トリップ時間。
vNIC から物理 NIC への最小遅延 netopa.interfacePnicLatency.absolute.minimum.microsecond vNIC から物理 NIC へのデータ パケットの送受信にかかった最小ラウンド トリップ時間。
物理 NIC から vNIC への遅延 netopa.pnicInterfaceLatency.absolute.average.microsecond 物理 NIC から vNIC へのデータ パケットの送受信にかかった平均ラウンド トリップ時間。
vNIC から物理 NIC への遅延 netopa.interfacePnicLatency.absolute.average.microsecond vNIC から物理 NIC へのデータ パケットの送受信にかかった平均ラウンド トリップ時間。