VMware Aria Operations で VMware Cloud on AWS Outposts インスタンスを管理するには、クラウド アカウントを構成する必要があります。アダプタには、ターゲット VMware Cloud on AWS Outposts の認証と通信に使用される CSP API トークンが必要です。
前提条件
[マイ アカウント] の [API トークン] に移動し、運用上のニーズに基づいて CSP API トークンを生成します。
手順
- 左側のメニューで の順にクリックします。
- [アカウント] タブで、[アカウントの追加] をクリックします。
- [アカウント タイプ] 画面で、[VMware Cloud on AWS] をクリックします。
- クラウド アカウントの表示名と説明を入力します。
- 名前。VMware Aria Operations に表示する VMware Cloud on AWS Outposts インスタンスの名前を入力します。
- 説明。インスタンスの管理に役立つ追加情報があれば入力します。
- VMware Cloud on AWS Outpostsインスタンスの認証情報を追加するには、[追加] アイコンをクリックし、必要な認証情報を入力します。
注: プロキシ サーバを使用してインターネットまたはパブリック サービスにアクセスしている場合は、次の詳細を入力します。
- プロキシ ホスト。リモート プロキシ サーバの IP アドレス。
- プロキシ ポート。リモート プロキシ サーバで使用可能なポート。
- プロキシ ユーザー名。プロキシ サーバのユーザー名を入力するか、ドメイン構成のリモート プロキシ サーバを追加する場合は username@domain name 形式でユーザー名を入力します。
- プロキシ パスワード。プロキシ サーバのユーザー名のパスワード。
- プロキシ ドメイン。ドメイン構成でプロキシを使用する場合は、ドメインを空白にする必要があります。
注: プロキシ認証情報は、
NSX-T アダプタで使用されます。
- クラウド アカウントの管理に使用する VMware Aria Operations コレクタまたはコレクタ グループを決定します。環境に複数のコレクタまたはコレクタ グループがあり、ワークロードを分散してパフォーマンスを最適化する場合は、このインスタンスのアダプタ プロセスを管理するコレクタまたはコレクタ グループを選択します。
注:
コレクタが動作するためのインターネット接続があることを確認します。
- 組織 ID。[組織の取得] をクリックして、このフィールドを自動入力します。オフラインの場合、または組織 ID を取得できない場合は、手動で入力できます。
組織 ID は、クラウド サービス ポータルの長い組織 ID を参照します。クラウド サービス ポータルでこの ID を取得するには、 の順にクリックします。
- [接続の検証] をクリックして、接続を検証します。
- VMware Cloud on AWS Outposts では、請求ベースのコスト計算はサポートされていません。詳細設定で、[請求が有効] フィールドを false に設定します
- [保存] をクリックします。
VMware Cloud on AWS Outposts で SDDC を構成する画面が表示されます。
- VMware Cloud on AWS Outposts で使用可能な SDDC のリスト内で、VMware Aria Operations から監視する SDDC のいずれか 1 つをクリックします。
- vCenter adapter の構成。
- [vCenter Server] タブをクリックし、必要な認証情報を入力します。
- 認証情報名。構成済み認証情報を識別するための名前。
- ユーザー名:vCenter Server ユーザー名。vCenter Server を完全に可視化できる「cloudadmin」ロールを持つユーザーを使用します。権限が不足しているユーザーの可視性は制限されます。たとえば、読み取り専用ユーザーは管理仮想マシンを可視化できません。
- パスワード。vCenter Server のユーザー名に構成されている vCenter Server のパスワード。
- 必要なコレクタ グループを選択します。
注:
VMware Cloud vCenter Server に直接接続している場合は [Default collector group(既定のコレクター グループ)] を選択します。vCenter Server にプライベート IP アドレスを使用している場合、またはアプリケーションの監視用に telegraf エージェントをデプロイする場合は、[クラウド プロキシ] を選択します。ベスト プラクティスは、VMware Cloud on AWS Outposts の各 SDDC インスタンスにクラウド プロキシをデプロイすることです。
指定された vCenter Server にデプロイされているクラウド プロキシを選択し、そのクラウド プロキシからインターネットにアクセスできることを確認します。クラウド プロキシの送信インターネット アクセスを制限する必要がある場合は、クラウド プロキシの最小要件が満たされていることを確認します。
詳細については、オンプレミス版『スタート ガイド』の「VMware Aria Operations でのクラウド プロキシの構成」トピックを参照してください。
VMware Cloud on AWS Outposts 管理ゲートウェイのファイアウォール ルールでは、いずれのアドレスから送信されたトラフィックも許可されないため、デフォルトのコレクタ グループは使用しないことを推奨します。
クラウド プロキシで HTTP プロキシを構成している場合は、HTTP プロキシに NSX 管理ポリシー エンドポイントにアクセスするための例外があることを確認します。
- VMware Cloud on AWS Outposts SDDC にクラウド プロキシがインストールされている場合、このクラウド プロキシから VMware Aria Operations サービスにアクセスするための送信インターネット アクセスがない可能性があります。デプロイ済みのクラウド プロキシの送信インターネット アクセスを有効にして、クラウド プロキシが vCenter Server に接続できるようにするには、次の手順を実行します。
- クラウド プロキシがデプロイされている VMware Cloud on AWS Outposts SDDC 内で、新しいパブリック IP アドレスを要求します。詳細については、パブリック IP アドレスの要求またはリリースを参照してください。
- クラウド プロキシのプライベート IP アドレスをパブリック IP アドレスに関連付ける、新しいインターネット向け NAT ルールを追加します。詳細については、NAT ルールの作成または変更を参照してください。
- 前の手順でクラウド プロキシ仮想マシンに関連付けられたパブリック IP アドレスからの受信トラフィックを許可するファイアウォール ルールを vCenter Server に追加します。
- [vSAN] タブをクリックします。デフォルトでは、vSAN アダプタは有効になっています。
- [別の認証情報を使用] を選択して、別の認証情報を追加します。プラス記号のアイコンをクリックし、認証情報名、vCenter Server のユーザー名およびパスワードを入力し、[OK] をクリックします。
- 必要に応じて、[SMART データの収集を有効にする] を選択します。
- [接続の検証] をクリックして、接続を検証します。
- [NSX] タブをクリックします。デフォルトでは、NSX-T アダプタは有効になっています。
- [接続の検証] をクリックして、接続を検証します。SDDC 環境を強化してある場合、NSX-T 接続の検証中にエラーが発生することがあります。この問題を解決するには、次の手順を使用して NSX-T アダプタ インスタンスが NSX-T Manager のプライベート IP アドレスを使用するように変更します。
- の順に移動し、NSX-T アダプタ インスタンスをクリックします。
- 表示されるオブジェクトのリストで、NSX-T アダプタ インスタンスのオブジェクトを編集し、[仮想 IP/NSX Manager] フィールドに自分の環境の NSX-T Manager のプライベート IP アドレスを入力します。
- [OK] をクリックします。
- [Save This SDDC(この SDDC を保存)] をクリックします。
注: Service Discovery アダプタはオプションです。
VMware Cloud on AWS Outposts Service Discovery アダプタを構成する手順は、vCenter Service Discovery を構成する場合と同様です。vCenter Service Discovery の構成の詳細については、
サービス検出の構成を参照してください。
SDDC が構成された
VMware Cloud on AWS Outposts アカウントがリストに追加されます。