物理サーバでカスタム スクリプトを実行し、カスタム データを収集して、メトリックとして使用することができます。
前提条件
- カスタム スクリプトを使用して実行するすべてのスクリプトでは、単一の整数値を出力する必要があります。
- カスタム スクリプトは、エンドポイント仮想マシンのオペレーティング システムでスクリプトを実行するために、Telegraf の exec プラグインを使用します。このスクリプトは、オペレーティング システムに Telegraf エージェントをインストールしたユーザーによって実行されます。ユーザーがカスタム スクリプトを実行できることを確認します。
手順
- サンプル スクリプトの実行後、ターゲット物理サーバの Telegraf 構成を更新します。http.conf ファイルに以下を追加します。
注: 「<>」内の情報を正確に更新します。
[[inputs.exec]]
name_prefix = "executescript."
name_override = "output"
commands = ["<prefix> <script path which should be run> <argument>"]
data_format = "value"
data_type = "integer"
timeout = "300s"
[inputs.exec.tags]
file_path = "script path which should be run"
script_name = "<custom_script_name> on <hostname>"
[例]
- たとえば、Windows Server の場合、スクリプトの前にプリフィックスとして powershell -File を追加します。script path which should be run は物理サーバで実行するカスタム スクリプトです。WIN-3VI8MSB5B5D は、http.conf ファイルに記述されている [hostname] プロパティ値です。Memory.ps1 on WIN-3VI8MSB5B5D は、[カスタム スクリプト] オブジェクトで収集されるメトリック名です。以下に例を示します。
[[inputs.exec]]
name_prefix = "executescript."
name_override = "output"
commands = ["powershell -File C:\\\\opt\\\\Scripts\\\\Memory.ps1"]
data_format = "value"
data_type = "integer"
timeout = "300s"
[inputs.exec.tags]
file_path = "C:\\opt\\Scripts\\Memory.ps1"
script_name = "Memory.ps1 on WIN-3VI8MSB5B5D"
- たとえば、Linux サーバの場合、スクリプトにプリフィックスとして python2.7、/bin/bash、perl などのいずれかを可能なかぎり追加できます。script path which should be run は物理サーバで実行するカスタム スクリプトです。OEL7-OpenSourceTelegraf は、http.conf ファイルに記述されている [hostname] プロパティ値です。argument.py on OEL7-OpenSourceTelegraf は、[カスタム スクリプト] オブジェクトで収集されるメトリック名です。以下に例を示します。
[[inputs.exec]]
name_prefix = "executescript."
commands = ["python2.7 /opt/scripts/python/argument.py 100"]
data_format = "value"
data_type = "integer"
timeout = "300s"
[inputs.exec.tags]
file_path = "/opt/scripts/python/argument.py"
script_name = "argument.py on OEL7-OpenSourceTelegraf"
注: 望ましくない動作につながるおそれがあるため、他の Telegraf 構成を変更しないでください。
- Telegraf を再起動し、10 分待ってデータを取得します。
次のタスク
VMware Aria Operations ユーザー インターフェイスの
[メトリック] から関連するオブジェクト選択すると、メトリックを表示できます。
- 左側のパネルから の順に移動します。
- 右側のペインで [オペレーティング システム ワールド] オブジェクトをクリックします。
- [メトリック] タブに移動し、対応する OS オブジェクトを選択します。
- [OS オブジェクト] に、[カスタム スクリプト] オブジェクトが表示されます。