VMware Aria Operations の [マルチクラウドの概要] 画面から、すべてのクラウド運用を監視できるようになりました。この概要画面では、地理的な場所、上位のオブジェクトまたはサービス、アラートなどを含めて、クラウド アカウントを包括的に把握できます。また、残りのキャパシティと時間、VMware Cloud インフラストラクチャ全体や個々の VMware Cloud のコストも確認できます。
[マルチクラウドの概要] 画面では、[すべてのクラウド] 画面にあるすべてのクラウド アカウントをまとめて確認できます。各種のタイルには、クラウド アカウントの場所、健全性、コスト、インベントリに関する判断材料が表示されます。
[インベントリ] タイル - 各クラウド アカウント タイプの下に構成されたアカウントの合計数が表示されます。また、クラウド インフラストラクチャ全体のリソース数の要約(ストレージ、コンピューティング、コンテナ、アプリケーション、ビジネス アプリケーション)も表示されます。
[VMware Cloud] タイル - [VMware Cloud] タイルには 3 つのセクションがあります。キャパシティとキャパシティが不足するまでの残り時間を確認できます。キャパシティと残り時間のセクションにデータが表示されない場合は、アカウントの構成をチェックし、データが収集されていることを確認してください。
[VMware Cloud] タイルには、総所有コスト、予想される節約、実現された節約も表示されます。コストはすべての VMware クラウドの集計値です。表示される金額は、その月の初めから現在の日付までの期間で算出されます。この値は、毎月 1 日にリセットされます。
[パブリック クラウドの上位サービス] タイル - VMware Aria Operations の上位パブリック クラウド サービスの一覧が表示されます。
[アラート ボリューム] タイル - 重大、緊急、警告の状態にあるアラートの合計数が表示されます。このアラート情報は、すべてのクラウド アカウントにわたって集計され、現在の日付から 1 か月前まで遡ってグラフィカルに表示されます。
[VMware Cloud の持続可能性] タイル - グリーン スコア、消費電力、カーボン フットプリント、全体的な環境への影響を含む、VMware Cloud の持続可能性ステータスが表示されます。持続可能性情報の詳細を表示するには、[持続可能性の表示] をクリックします。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「持続可能性」トピックを参照してください。
- vCenter
- VMware Cloud on Dell EMC (VMC-D)
- VMware Cloud Foundation (VCF)
- VMware Cloud on AWS (VMC on AWS)
- Google Cloud VMware Engine (GCVE)
- Oracle Cloud VMware Solution (OCVS)
- Azure VMware Solution (AVS)
- Amazon Web Services (AWS)
- Microsoft Azure
- Google Cloud Platform (GCP)
[すべてのクラウド] 画面に表示される値の一部が、個々のクラウド レベルの各メトリックと一致しないことがあります。これは、[すべてのクラウド] レベルのメトリックに、VMware クラウドとパブリック クラウドを含むすべてのクラウドの集計値が含まれるためです。
個々の VMware またはパブリック クラウドを選択すると、アカウントの詳細を確認できます。タイルは、そのアカウントに関連付けられている値を反映するように更新されます。
アカウントが構成されていないクラウド アカウントのデータは表示されません。クラウド アカウントを追加するには、[アカウントの追加] をクリックします。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「アカウントの追加」トピックを参照してください。
VMware Cloud - 例:vCenter Server クラウド アカウント
vCenter、VMware Cloud on Dell EMC、および VMware Cloud Foundation 用に構成されたアカウントの地理的な場所を表示するには、それらを物理データセンターに割り当てる必要があります。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「物理データセンターの追加」トピックを参照してください。
[上位オブジェクト] タイル - 選択されている数が上位のオブジェクト タイプ(仮想マシン、vSphere 分散ポート グループ、ホスト システム、データストア、vSphere Distributed Switch、vSAN データストア、クラスタ コンピューティング リソース、データセンター、ポッド)が、オブジェクト数に基づき降順で表示されます。指定されていないオブジェクト タイプは、このタイルには表示されません。
[上位オブジェクトの成長トレンド] タイル - 1 か月前から現在の日付までの上位オブジェクト(vSAN データストアを除く)の成長トレンドが表示されます。vSAN データストアの成長トレンド データは表示されません。
パブリック クラウド - 例:Amazon Web Services (AWS)
AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform のような個々のパブリック クラウド アカウントに表示される値は、そのアカウントの合計数に基づきます。
[上位サービス] - 選択されているクラウド アカウントの上位 10 サービスの一覧が表示されます。この一覧は、各サービスの数に基づき降順で表示されます。
[上位サービスの成長トレンド] - 1 か月前から現在の日付までの上位サービスの成長トレンドが表示されます。