VMware Aria Operations の [キャパシティ] 画面には、リソース使用率、割り当て、トレンド、予測の包括的なビューが表示されます。管理者は、この情報を元に、リソースのプロビジョニング、パフォーマンスの最適化、および将来の成長について、十分な情報に基づいた意思決定を行うことができます。
[キャパシティ] 画面を開くには、左側のメニューの [最適化] の下で [キャパシティ] をクリックします。または、[開始] の [運用のピラー] で、[キャパシティ] をクリックします。[キャパシティ] カードで [表示] をクリックします。
[キャパシティの最適化] の機能
キャパシティの最適化および再利用機能は、データセンターのワークロード ステータスを環境全体で評価できる、緊密に統合された機能です。CPU、メモリ、ディスク容量のリソースが枯渇するまでの残り時間を確認できます。また、低使用率の仮想マシンを再利用して必要な場所にデプロイできる場合に、コストを節約できます。
[キャパシティ] 画面を開くと、環境内のすべてのデータセンターとカスタム データセンターがグラフィカルに表示されます。VMware Cloud on AWS データセンターには、他のデータセンターと区別するための一意のアイコンがあります。
- 残り時間
- 残り時間は、最も制約が大きいクラスタを示し、クラスタの重要度が表示されます。
- 最適化の推奨事項
- VMware Aria Operations には、再利用可能な仮想マシンの数とそれに伴うコスト節約が表示されます。 [再利用可能な仮想マシンの表示] をクリックして、 [再利用] ページに移動します。
- クラスタ使用率
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[クラスタ使用率] では、コンポーネント別に残り時間を示すインタラクティブ グラフが表示されます。CPU、メモリ、ディスク容量、または最も制約が大きいコンポーネントについて、そのデマンド パーセンテージの経時変化を確認できます。デフォルトでは、デマンド モデルのデータが表示されます。割り当てモデルを構成した場合は、ポリシーで設定したオーバーコミット率に基づいて、CPU、メモリ、およびディスク容量の残り時間モデルも表示されます。
[編集] アイコンをクリックして、重要度のしきい値、リスク レベル、および割り当てモデルを変更します。これらの変更は、選択したクラスタのポリシーに影響を与えます。したがって、ここで行ったすべての変更は、同じポリシーが適用されているすべてのクラスタに影響を与えます。
[履歴の表示] 変数と [予測の表示] 変数を設定して、残り時間データを表示する時間のスライスを作成します。グラフの縦軸は、現在の CPU 量、メモリ量、またはディスク容量によって使用されている総キャパシティをそれぞれ表します。グラフの上部にある黒い線は、使用可能なキャパシティの履歴値を示しています。横軸はタイムラインです。グラフ内のそれぞれの縦線には、一番下にラベルが付いています。左にある最初の縦の点線は、予測計算の開始点を示します。次の線は、現在の日付(現時点)です。3 番目の縦線は、リソースが枯渇する日付を示します。リソースの残り時間がほとんどない場合は、現在の日付と時間切れの日付が同じであることがあります。
VMware Aria Operations は、受け取ったデータに基づいて、残り時間を増やすための推奨事項を提示できます。それらの推奨事項は画面の下部に表示されます。2 つのオプションが表示される場合があります。[オプション 1] は、リソースの再利用によって実現できることを示します。[オプション 2] は、キャパシティを追加した場合の結果を示します。
リソースを再利用する場合は、[リソースの再利用] をクリックすることで、そのプロセスを即座に実行できます。再利用アクションを実行する前に、詳細を表示するか、または追加のオプションを選択するには、[最適化の推奨事項] ペインに表示される情報を確認してから、[再利用可能な仮想マシンの表示] をクリックして [再利用] ページに移動します。
オプション | 説明 |
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[データセンターの選択] |
ページ上部のカルーセルからデータセンターを選択します。データセンターに関する情報が下に表示されます。 |
[すべてのデータセンター| X] | 切り替え:フィルタリングされたすべてのデータセンターのリストのビューに切り替えるには、右上の [すべてのデータセンター] をクリックします。データセンターのカルーセル ビューに戻るには、[X] をクリックします。 |
表示: | データセンター、カスタム データセンター、またはその両方を含むように結果をフィルタリングしますこのオプションは、右上の [すべてのデータセンター] を選択すると表示されます。 |
次でグループ化: | 重要度(残り時間が最も少ないデータセンター/カスタムデータセンター最初に表示されます)または各データセンターが所属する vCenter Server によって結果をフィルタリングしますこのオプションは、右上の [すべてのデータセンター] を選択すると表示されます。 |
並べ替え基準: | オプション(右上の [すべてのデータセンター] を選択すると、オプションが表示されます)。
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[データセンターの選択または新しいカスタム データセンターの追加] | オプション(右上の [すべてのデータセンター] を選択すると、オプションが表示されます)。
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残り時間 | 画面上部からデータセンターまたはカスタム データセンターを選択すると表示されます。
クラスタのステータスの概要が、次のステータス別の数と一緒に表示されます。
[クリティカル] はリソースの競合、不均衡、またはその他のストレス状態を示します。何がクリティカルになるかは、ポリシーで設定するしきい値によって定義します。 |
最適化の推奨事項 | 未使用のリソースの再利用による潜在的なコスト削減が表示されます。 クラスタ間でワークロードを最適化できるかどうかを示します。 [再利用可能な仮想マシンの表示] - [再利用] 画面が表示され、仮想マシンで可能な再利用アクションを調べて実行できます。 [最適化の表示] - [ワークロード最適化] 画面が表示され、ポリシー設定に基づいてワークロードを最適化できます。 |
[クラスタ使用率] と [残り時間] | 選択したデータセンターにおける全体的なクラスタの健全性が表示されます。リストからクラスタを選択して、そのクラスタに関する情報を表示したり、オプションを使用して結果の並べ替えやフィルタリングを実行したりすることができます。選択するオプションによって、グラフに表示されるデータが決まります。 並べ替え基準:
注: デマンド モデルは常にオンで、デフォルトです。
[フィルタ]:検索フィールド。 [次の履歴を表示]:予測が開始されるまでの期間(予測の計算には影響しません)。 [予測の表示]:予測期間。 [クリティカル度の決定方法は? ] ポリシー ライブラリでこのタイプのオブジェクトに設定したクリティカル度のしきい値が表示されます。 [クラスタ残り時間設定]:[編集] アイコンをクリックして、選択したクラスタのデフォルト ポリシーを編集します。重要度のしきい値、リスク レベル、割り当てモデル、およびキャパシティ バッファを変更します。これらの変更を適用すると、ポリシーに含まれる全オブジェクトが影響を受けます。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「ポリシーの構成」を参照してください。 |
残り時間グラフ | データは現在およびトレンドのリソース使用率を示し、割り当てまたはデマンド モデル(デフォルト)に基づいて、特定のクラスタの CPU、メモリ、ディスク容量が枯渇することが予測されるタイミングを特定します。VMware Aria Operations では、現在のポリシーで設定した営業時間が考慮されます。 |
凡例 | 残り時間グラフに色分けされた凡例が表示されます。凡例のいずれかをクリックして、グラフの表示を切り替えます。 |
推奨 | オプション 1:[リソースの再利用] 選択したクラスタの残り時間を増やすために再利用できるリソースを示します。 [リソースの再利用] - [再利用] 画面が表示され、仮想マシンで可能な再利用アクションを調査して実行できます。 オプション 2:[キャパシティの追加]残り時間を増やすために追加できるリソースが表示されます。 |