[vSAN パフォーマンス] ダッシュボードと [クラスタ キャパシティ] ダッシュボードを使用します。

ダッシュボードの使用方法

[vSAN パフォーマンス] ダッシュボードは、使いやすいようにセクションに分かれています。
  • [クラスタ分析]

    [vSAN クラスタ] ウィジェットには、仮想マシンのディスク遅延が最大のクラスタから始まる、すべての vSAN クラスタが一覧表示されます。デフォルトでは、ウィジェットには過去 24 時間のデータが表示されます。

    最初の列は、クラスタ内のすべての仮想マシンでディスク遅延の分布が発生するかを示しています。大多数の仮想マシンで、予想と一致する遅延が発生していることが予測されます。

    2 番目の列は、vSAN カーネル モジュールのいずれかが CPU を待つ必要があるかどうかを示しています。vSAN は CPU 時間を待たないようにする必要があるので、この数値は 1% 未満で 0% 近くになっている必要があります。

    3 番目の列は、vSAN クラスタのいずれかが vSAN ネットワーク（仮想マシンネットワークではありません）でパケットをドロップしているかどうかを示しています。vSAN は、クラスタの同期状態を維持するために、ネットワークに依存します。この数値は、1% 未満で 0% 近くになっている必要があります。

    さらに調査するクラスタを選択します。仮想マシン遅延の分布が自動的に表示されます。

  • [競合]

    [競合] ウィジェットから、クラスタのさまざまなディスク関連の競合カウンタを表示できます。

  • [使用率]

    競合メトリックは、使用率メトリックによって補完されます。ブロック サイズが大きいと、比較的低い IOPS でスループットを高くできます。予期しないときに大きなブロック サイズが表示された場合は、どのアプリケーションで使用されているかを調べます。

  • [ディスク グループ]

    ディスク グループ レベルにドリルダウンできます。すべてのカウンタは、ディスク グループ間の最悪の値です。

  • [読み取りキャッシュ]

    表示されるすべての値は、ディスク グループの読み取りキャッシュ間の最悪の値です。

  • [その他の KPI]

    パフォーマンスの問題は、ストレージ以外によっても発生する可能性があります。vSAN 再同期は使用率メト リックの一種ですが、その存在はパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

  • [ディスク グループ分析]

    [ディスク グループ] ウィジェットから個々のディスク グループにドリルダウンできます。ディスク グループが均等に分散されていることを確認します。分析するディスク グループを選択します。競合メトリックと使用率メトリックの両方が自動的に表示されます。

  • [キャッシュ ディスク]

    [キャッシュ ディスク] ウィジェットからキャッシュ ディスクにドリルダウンできます。構成に一貫性があることを確認します。分析するキャッシュ ディスクを選択します。競合メトリックと使用率メトリックの両方が自動的に表示されます。

  • [キャパシティ ディスク]

    [キャパシティ ディスク] ウィジェットからキャパシティ ディスクにドリルダウンできます。構成に一貫性があることを確認します。分析するキャパシティ ディスクを選択します。競合メトリックと使用率メトリックの両方が自動的に表示されます。