VMware Aria Operations でアプリケーション サービスを監視できます。製品管理エージェントを使用して、物理サーバ、および vCenter Server クラウド アカウント(ターゲット マシン)によって管理された、または管理されていない仮想マシンを監視できます。
たとえば、管理者として、アプリケーション サービスの実行用に提供されているインフラストラクチャが十分であり、問題が発生しないようにすることが必要な場合があります。特定のアプリケーション サービスが正常に動作していないとか、低速になっているという苦情を受け取った場合、アプリケーションがデプロイされているインフラストラクチャを確認して、トラブルシューティングを行うことができます。アプリケーションに関連する重要なメトリックを表示し、アプリケーションを管理しているチームと情報を共有できます。VMware Aria Operations を使用してエージェントをデプロイし、関連するアプリケーション データを VMware Aria Operations に送信できます。チームがアプリケーション サービスをトラブルシューティングできるように、VMware Aria Operations にデータを表示してチームと共有できます。
VMware Aria Operations Advanced エディションでは、VMware Aria Operations でオペレーティング システムの監視、リモート チェックの実行、カスタム スクリプトの使用、Windows サービスおよび Linux プロセスの監視を行うことができます。VMware Aria Operations Enterprise Edition では、オペレーティング システムやアプリケーションの監視、カスタム スクリプトの実行という追加の機能を VMware Aria Operations で使用できます。Telegraf エージェントを使用した AWS インスタンスおよび Azure インスタンスの監視は、どのオンプレミス ライセンス エディションでもサポートされていません。
さまざまなタイプのマシンでの製品管理の Telegraf
製品管理の Telegraf エージェントが実行されているマシンのタイプに基づいて、アプリケーション監視中に次のオブジェクト タイプがサポートされるようになりました。
- 仮想マシン:vCenter Serverを参照してください。製品管理の Telegraf エージェントのすべての機能と vCenter Server 仮想マシンの監視機能は、以前のリリースと同じです。詳細については、Telegraf エージェントのインストールとアンインストールと[Telegraf エージェントの管理] 画面から行う追加操作を参照してください。
- エンドポイント:VMware Aria Operations では、エンドポイント オブジェクト タイプに分類された次のタイプのマシンもサポートされています。
- 物理サーバー
- VMware Aria Operations によって直接制御されないマシン。たとえば、vCenter Server クラウド アカウントで管理されていない仮想マシンなどです。
リモート マシンまたは物理サーバに製品管理の Telegraf エージェントをインストールおよびアンインストールするには、ヘルパー スクリプトを使用します。詳細については、Linux プラットフォームにおけるスクリプトでのエージェントのインストール/アンインストール、Windows プラットフォームにおけるスクリプトでのエージェントのインストール/アンインストールを参照してください。リモート マシンまたは物理サーバ上のエージェントのライフサイクルを管理するには、VMware Aria Operations のユーザー インターフェイスまたは suite-api を使用します。詳細については、[Telegraf エージェントの管理] 画面から行う追加操作を参照してください。
製品管理の Telegraf エージェントのアプリケーション監視ドキュメントでは、[ターゲット マシン] という用語は、物理サーバと、vCenter Server クラウド アカウントによって管理されている、および管理されていない仮想マシンを指します。
アプリケーション監視の高可用性
- アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループ内のクラウド プロキシは、プライマリ/セカンダリ モードで動作します。
- すべてのターゲット マシンにある既存の Telegraf エージェントを高可用性に変換することはできません。既存のターゲット マシンを高可用性に変換するには、アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループを使用してエージェントをインストールまたは再インストールする必要があります。
- Telegraf エージェントが使用するクラウド プロキシをアプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループに追加すると、すべてのアプリケーション データが失われます。
- フェイルオーバーまたはフェイルバックには、3 つの収集サイクルのダウンタイムがあります。
- アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタに対するクラウド プロキシの追加/削除には、3 つの収集サイクルのダウンタイムがあります。
コレクタ グループでアプリケーション監視の高可用性を有効にする手順
- コレクタ グループを追加するときに、特定のクラウド プロキシの高可用性を有効にします。詳細については、コレクタ グループの追加を参照してください。
- (オプション)高可用性が設定されたクラウド プロキシは、[クラウド プロキシ] 画面で確認できます。詳細については、クラウド プロキシの健全性の監視を参照してください。
- エージェントのインストール時に、アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループを選択します。詳細については、UI からのエージェントのインストールを参照してください。
- (オプション)次のようなエージェントの詳細を表示できます。
- コレクタ グループに対して高可用性が有効になっている場合(コレクタ グループ列)。
- ターゲット マシンのデータ送信先となる、アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループに構成された仮想 IP アドレス(仮想 IP 詳細列)。
- データを収集しているプライマリ クラウド プロキシの IP アドレス(クラウド プロキシ列)。
これらの詳細は、[Telegraf エージェントの管理] 画面( )で確認できます。詳細については、[Telegraf エージェントの管理] 画面から行う追加操作を参照してください。