VMware Aria Operations の vCenter Server とクラスタに新しい価格カードを追加して割り当てることができます。価格カードは、コストベースにもレートベースにもすることができ、必要に応じて、コストベースの価格カードやレートベースの価格カードをカスタマイズできます。価格カードを構成した後、価格設定方法に基づいてさらに 1 つの vCenter Server またはクラスタに割り当てることができます。

現在編集中のポリシーから別のポリシーに vCenter Server 価格設定をコピーするには、[ローカル変更を他のポリシーにコピー] をクリックし、設定をコピーするポリシーを選択します。コピーした価格設定構成は、ターゲット ポリシー内の既存のローカル価格設定構成をオーバーライドします。

手順

  1. 左側のメニューで [構成] > [ポリシー] > [ポリシー定義] の順にクリックし、必要なポリシーを選択するか、[追加] をクリックして新しいポリシーを追加します。
  2. 必要なポリシーを選択し、右側のペインで [ポリシーの編集] をクリックします。
  3. <ポリシー名> [編集] ワークスペースで、[VC 価格設定] カードをクリックします。
  4. ロック アイコンをクリックして、親ポリシー設定をオーバーライドします。
  5. 価格設定エンジンの有効化/無効化を選択します。
  6. [基本的な料金] の構成:ロック アイコンをクリックして、親ポリシー設定を編集します。価格設定は、コスト ベースで実行するか、レート カードを指定することでコスト ベースとは無関係に実行することができます。ここで入力する係数が、コスト ドライバから導出/計算されたコストに乗算されます。
    1. コストに基づく/レートに基づく:価格設定カードをコストベースとレートベースのどちらにするかを選択します。
      [コストに基づく] オプションを選択すると、以下のオプションが表示されます。
      • CPU コスト:有効な CPU コスト係数を入力します。
      • メモリ コスト:有効なメモリ コスト係数を入力します。
      • ストレージ コスト:有効なストレージ コスト係数を入力します。
      • 追加コスト:有効な追加コスト係数を入力します。
      [レートに基づく] オプションを選択すると、以下のオプションが表示されます。
      • CPU レート:vCPU あたりの CPU レート、課金期間、リソースに対する課金方法を入力します。
      • メモリ レート:GB あたりのメモリ レート、課金期間、リソースに対する課金方法を入力します。
      • ストレージのレート:GB あたりのストレージのレート、課金期間、リソースに対する課金方法を入力します。
  7. [ゲスト OS レート] の構成:左側のペインで [ゲスト OS レート] をクリックしてからロック アイコンをクリックして、親ポリシー設定を編集します。この値は、追加料金となり、仮想マシンで実行されているオペレーティング システムに基づいて加算されます。オペレーティング システムの名前は、VMware Tools によって検出される名前と正確に一致する必要があります。
    1. [ゲスト OS レートの作成] をクリックし、以下の詳細を入力します。
      • ゲスト OS 名:ゲスト OS 名を入力します。
      • 料金の期間:料金の期間は課金の頻度を示します。
      • 基準レート:基準レートを入力します。

      追加したゲスト OS レートが次の表に表示されます。エントリを編集または削除するには、垂直方向の省略記号をクリックし、目的のオプションを選択します。

  8. [タグ]:左側のペインで [タグ] をクリックしてからロック アイコンをクリックして、親ポリシー設定を編集します。タグベースの料金を使用して、アンチウイルス データベースのディザスタ リカバリやその他のアプリケーションなどの付加価値サービスに課金できます。これらのアプリケーションは、こうした課金が運用される仮想マシン上で vCenter Server タグとして表示されます。
    1. 定期的な課金:定期的な課金は、アンチウイルス ソフトウェアの月次ライセンス料金などの定期料金を表します。[繰り返しタグの追加] をクリックし、以下の詳細を入力します。
      • タグ カテゴリ:タグ キーを入力します。
      • タグ値:タグ値を入力します。
      • 基準レート:基準レートを入力します。
      • 料金の期間:料金の期間は課金の頻度を示します。
      • 電源状態に基づく料金:仮想マシンの電源状態に基づいて料金を適用するかどうかを決定します。

      追加したタグが次の表に表示されます。エントリを編集または削除するには、垂直方向の省略記号をクリックし、目的のオプションを選択します。

    2. ワンタイム タグ:サポート チケットの対応料金やオペレーティング システム パッチの適用料金などの不定期料金を表すために、タグベースの 1 回限りの課金を使用できます。[ワンタイム タグの追加] をクリックし、以下の詳細を入力します。
      • タグ カテゴリ:タグ キーを入力します。
      • タグ値:タグ値を入力します。
      • 基準レート:基準レートを入力します。

      追加したタグが次の表に表示されます。エントリを編集または削除するには、垂直方向の省略記号をクリックし、目的のオプションを選択します。

    3. レート係数タグ:レート係数は、計算済みの料金に適用される乗算係数です。たとえば、ストレージに 50% のプレミアムを追加するには、ストレージ料金に 1.5 のレート係数を設定します。[レート係数タグ] をクリックし、以下の詳細を入力します。
      • タグ カテゴリ:タグ キーを入力します。
      • タグ値:タグ値を入力します。
      • 課金先:料金の適用対象を選択します。
      • レート係数:有効な数値を入力します。たとえば、タグ「Tag1-Value1」を持つ CPU の価格を 20% 引き上げる場合は、[課金先] ドロップダウン メニューから CPU 料金 を選択し、[レート係数]1.2 を入力します。

      追加したタグが次の表に表示されます。エントリを編集または削除するには、垂直方向の省略記号をクリックし、目的のオプションを選択します。

  9. [全体的な料金] の構成:左側のペインで [全体的な料金] をクリックしてからロック アイコンをクリックして、親ポリシー設定を編集します。全体的な料金は、このポリシーに適合する仮想マシンに一律に適用される料金です。
    1. 仮想マシンのセットアップ料金:有効なセットアップ料金を入力します。これは、仮想マシンのセットアップに対して課金するための料金です。
    2. 定期的な課金:有効な数値を入力します。
    3. 料金の期間:料金の期間は課金の頻度を示します。

次のタスク

[構成] > [ポリシー] > [ポリシーの割り当て] で、必要な組織/組織 VDC にポリシーを割り当てることができます。詳細については、「ポリシーの割り当て」を参照してください。