このバージョン以降のバージョンの VMware Aria Operations にアップグレードし、VMware Chargeback を所有している場合は、VMware Aria OperationsChargeback に切り替えて、すべての機能を 1 か所から使用することもできます。これは、移行プロセスを利用して実現できます。既存の設定と構成は、VMware Aria Operations に移行されます。

Chargeback データを VMware Aria Operations に移行する手順

  1. VMware Chargeback ユーザー インターフェイスの左側のメニューで、[移行] をクリックします。
  2. [移行] ページに、移行されるタスクのリストが開始時刻と終了時刻とともに表示されます。移行中の各タスクのステータスを表示することもできます。[移行の開始] をクリックします。
    注: 各タスクの行をクリックすると、移行されたオブジェクトの数、無視されたオブジェクトの数、移行されたリソース、エラー メッセージ(ある場合)などの情報が表示されます。

Chargeback 内のタスクのリストと、それに対応する VMware Aria Operations 内での場所

表 1. Chargeback から VMware Aria Operations への移行の詳細
Chargeback の移行手順と Chargeback 内での場所 VMware Aria Operations 内での場所
[初期化] なし
[メール構成]

[管理者設定] > [構成] > [E メールの構成]

[構成] > [アラート] > [VCD テナントのメールの構成]
[価格設定ポリシー]

[価格設定] > [構成]

[構成] > [ポリシー] > [ポリシー定義]

[価格設定ポリシーの割り当て]

Chargeback でのすべての価格設定ポリシーは、個別のポリシーに変換されて、VMware Aria Operations のデフォルト ポリシーの下に置かれます。これらの名前は、Chargeback ユーザー インターフェイスでの名前と同じものに、価格設定カードの UUID がサフィックスとして追加されます。移行後、Chargeback で 1 つ以上のオブジェクト割り当てを持っているポリシーがアクティブなポリシーになります。
[価格設定ポリシーの割り当ての移行]
  • 移行前の VMware Aria Operations に存在するアクティブなポリシーが 1 つのみの場合、Chargeback からのすべてのポリシー割り当ては、適宜 VMware Aria Operations に移行されます。
  • VMware Aria Operations にアクティブなポリシーが複数ある場合は、移行後に、手動で組織 VDC オブジェクトと組織 VDC オブジェクトのポリシー割り当てを行う必要があります。その場合、継続的な価格設定計算が確実に実行されるように、ポリシーの割り当てをすぐに続行することを推奨します。
[請求スケジュール] 請求スケジュールの移行は手動で行う必要があります。請求のスケジュール設定の詳細については、「自動化セントラルを使用した請求書生成のスケジュール設定」を参照してください。
[通知ルール]

[アラート] > [テナント アラート] > [通知ルール]

[構成] > [アラート] > [VCD テナント通知]
[レポート スケジュール]

[レポート] > [テナント レポート]

[可視化] > [レポート] > [管理]

[VCD テナント] でフィルタリングしてから、スケジュール設定されているレポートを [スケジュール] 列で確認します。

[テナント レポート]

[レポート] > [テナント レポート]

[可視化] > [レポート] > [生成済みレポート]

[VCD テナント] でフィルタリングし、生成されたレポートを確認します。

[生成された請求書]

[価格設定] > [請求書]

[チャージバック] > [請求書]
[請求書保持設定]

[管理者設定] > [設定] > [データ保持]

[管理] > [チャージバック] > [データ保持] > [生成された請求書]

[ファイナライズ]

[管理者設定] > [サポート] > [システムの健全性]

[管理] > [監査] > [チャージバック移行の監査]
  • VCD テナント管理者のロールで作成されたユーザーは削除されます。
  • VMware Chargeback が登録されていたすべての VCD インスタンスは、VMware Aria Operations に切り替わります。
    • 場合によっては、手動での登録が必要になることがあります。そのようなケースは、ファイナライズ手順のサマリで報告されます。
  • VMware Aria OperationsChargeback 機能が有効になります。
  • 移行の詳細なレポートは、[管理] > [監査] > [チャージバック移行の監査] で確認できます。詳細については、「Chargeback の移行監査」を参照してください。