現在のオブジェクトで一定期間に生成されたアラート、トリガされたシンプトム、および発生した変更イベントは、[タイムライン] 表示に表示されます。タイムラインを使用して、環境内のオブジェクトのステータスに関係している、一定期間の共通トレンドを特定します。

タイムライン表示の機能

タイムラインは、アラート、シンプトム、イベントのデータを組み合わせて統合ビューに表示する機能です。デフォルトではアクティブな項目のみが表示されます。ただし、各データは、それぞれのタブで右上のフィルタと [含める] メニューからカスタマイズできます。これにより、親、子、ピアの各オプションを使用して、より広範な環境コンテキストに沿ってオブジェクトを調べることができます。これは、個別のオブジェクトのみを確認してそのオブジェクトの問題を調査することが必ずしも効率的であるとは限らないためです。このコンテキストでは、問題についての予測していなかった影響や結果が明らかになることがよくあります。

タイムラインは、パターンをグラフィック表示するツールです。システムによってシンプトムがトリガされた後、さまざまな時間間隔でそのシンプトムが取り消された場合は、このイベントを、当該オブジェクトまたは関連するオブジェクトに対する他の変更と比較できます。これらの変更が、問題の根本原因になる場合があります。

ビューは、およそ 700 のアラート、シンプトム、およびイベントに限定されます。タイムラインにこれ以上のデータが含まれる場合、各タブでフィルタを使用してタイムラインからデータを除外できます。これにより、調査に役立つと考えられるデータのみを含めることができます。

イベントのタイムラインを確認できる場所

  • 左側のメニューで [環境] をクリックし、グループ、カスタム データセンター、アプリケーションまたはインベントリ オブジェクトを選択します。[オブジェクト] をクリックすると、そのオブジェクトの [サマリ] タブが表示されます。[アラート] タブの [タイムラインの表示] ボタンをクリックします。
  • メニューで [検索] を選択し、目的のオブジェクトを探します。[アラート] タブをクリックすると、オブジェクトの [サマリ] サブタブが表示されます。[アラート] タブの [タイムラインの表示] ボタンをクリックします
表 1. フィルタ基準
オプション 説明
フィルタ基準

[フィルタ基準] メニューでは、タイムライン ビューのデータを使用して、データをさらにフィルタリングするためのコントロールが表示されます。

アラートのタイプとサブタイプ、イベント タイプ、重要度レベルを含めることができます。また、アラート、シンプトム、イベントなどのセクション全体を非表示にすることもできます。

表 2. 時間の範囲
オプション 説明
範囲 時間の範囲を選択します。デフォルトは [過去 24 時間] です。
開始 - 終了 [開始] フィールドと [終了] フィールドの日時の組み合わせを入力して、時間の範囲を選択します。