アラート定義は、環境内の問題領域を特定し、対処できるアラートを生成する、シンプトムと推奨の組み合わせです。すべての NSX アラートを VMware Aria Operations にインポートできるため、ユーザーはこれらのアラートを単一の場所から管理および監視できます。NSXVMware Aria Operations のこの統合により、全体的な可視性が向上し、運用が簡素化され、問題の特定と対処が容易になります。

アラートを VMware NSX(旧称 VMware NSX-T)から VMware Aria Operations に直接インポートするには、NSX アダプタ インスタンスの構成中に [NSX からのアラートのインポート] フィールドを [True] に設定します。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「NSX アダプタの構成」のトピックを参照してください。

アラートの数とシステムのパフォーマンスによっては、 VMware Aria Operations へのアラートのインポートに時間がかかる場合があります。
注: VMware Cloud on AWS を介した NSX 統合では、アラートのインポートはサポートされていません。

特別な設定が不要な既存の NSX アラート

アラート 説明
BFD サービスが無効になっています BFD サービスが論理ルーターで有効になっていない場合にトリガーされます。
Controller クラスタのステータスが安定していません NSX のすべてのコントローラ ノードが停止するとトリガされます。
Controller ノード接続が切断されています NSX でコントローラ ノードの接続が停止状態になるとトリガされます。
論理ルーターの ECMP サービスが無効になっています ECMP サービスが論理ルーターで有効になっていない場合にトリガーされます。
ファイル システムの使用量が 70% を超えています Controller 仮想マシンのゲスト ファイル システムの使用量が 70% を超えている場合にトリガーされます。
ファイル システムの使用量が 75% を超えています Controller 仮想マシンのゲスト ファイル システムの使用量が 75% を超えている場合にトリガーされます。
ファイル システムの使用量が 85% を超えています Controller 仮想マシンのゲスト ファイル システムの使用量が 85% を超えている場合にトリガーされます。
マネージャ ノードのファイル システムの使用量が 70% を超えています マネージャ ノードのゲスト ファイル システムの使用量が 70% を超えている場合にトリガーされます。
マネージャ ノードのファイル システムの使用量が 75% を超えています マネージャ ノードのゲスト ファイル システムの使用量が 75% を超えるとトリガされます。
マネージャ ノードのファイル システムの使用量が 85% を超えています マネージャ ノードのゲスト ファイル システムの使用量が 85% を超えている場合にトリガーされます。
デプロイされているコントローラ ノードは 3 つ未満です NSX サーバに展開されているコントローラ ノードが 3 台未満の場合にトリガされます。
デプロイされている Manager ノードは 3 つ未満です NSX サーバにデプロイされている Manager ノードが 3 台未満の場合にトリガされます。
ロード バランサ サービス動作ステータスがダウン ロード バランサ サービスの動作ステータスがダウンになっている場合にトリガされます。
ロード バランサ サービス動作ステータスがエラー ロード バランサ サービスの動作ステータスにエラーが含まれている場合にトリガされます。
ロード バランサ仮想サーバ動作状態が分離 ロード バランサ仮想サーバの動作状態が分離になっている場合にトリガされます
ロード バランサ仮想サーバ動作状態がダウン ロード バランサ仮想サーバの動作状態がダウンになっている場合にトリガされます
論理スイッチの状態が失敗しました 論理スイッチの状態が失敗した場合にトリガーされます。
論理スイッチの管理状態がアップではありません 管理状態が論理スイッチで無効になっている場合にトリガーされます。
管理クラスタの管理ステータスが安定していません 管理クラスタの管理ステータスが安定していない場合にトリガーされます。
管理サービスの監視ランタイム状態が失敗しました 管理サービスの監視ランタイム状態の実行が停止した場合にトリガーされます。
管理ステータスが安定していません コントローラ クラスタ上のいずれかのノードの管理ステータスがダウンになっている場合にトリガーされます。
Manager ノード接続が切断されています マネージャ ノードのマネージャ接続ステータスがダウンになっている場合にトリガーされます。
NAT ルールが構成されていません 論理ルーター上の NAT ルールが構成されていない場合にトリガーされます。
NSX 管理サービスが失敗しました NSX ホスト上の管理サービスのランタイム状態が実行中でない場合にトリガされます。
NTP サービスが VMware NSX セキュリティ構成ガイドに違反しています NTP サービスが、VMware NSX セキュリティ構成ガイドの 1 つ以上のガイドラインに違反しています
ルート アドバタイズメント サービスが無効になっています ルート アドバタイズメント サービスが論理ルーターで有効になっていない場合にトリガーされます。
ルート再配布サービスが無効になっています ルート再配布サービスが論理ルーターで有効になっていない場合にトリガーされます。
SSH サービスが VMware NSX セキュリティ構成ガイドに違反しています SSH サービスが、VMware NSX セキュリティ構成ガイドの 1 つ以上のガイドラインに違反しています
スタティック ルートが構成されていません 論理ルーター上のスタティック ルートが構成されていない場合にトリガーされます。
転送ホスト ノードが失敗/エラー状態です 次のいずれかの理由で NSX のホスト ノードがエラー状態または失敗状態になるとトリガされます。
  • Edge 構成エラー
  • インストールの失敗
  • アンインストールの失敗
  • アップグレードの失敗
  • 仮想マシンの展開の失敗
  • 仮想マシンのパワーオフの失敗
  • 仮想マシンのパワーオンの失敗
  • 仮想マシンの展開解除の失敗
トランスポート ノードの構成状態が失敗しています 転送ノードの構成状態が失敗した場合にトリガーされます。
転送ノードの Controller/Manager 接続がアップではありません NSX でトランスポート ノードの接続状態が停止になるとトリガされます。

VMware Aria Operations にインポートできる VMware NSX アラートの詳細については、VMware NSX Event Catalogを参照してください。