ビジネス要件に基づいて、クラスタ コストの計算方法を編集することができます。クラスタのコストはコスト ドライバから導出されます。仮想マシン コストは、基準レートに仮想マシンの使用率を乗算して計算されます。

手順

  1. 左側のメニューで、[操作] > [構成] の順にクリックし、[コスト ドライバ] > [クラスタ コスト] の順にクリックします。
  2. [変更] をクリックします。
    [クラスタ コストの計算方法] ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. クラスタ コストの計算方法をいずれか 1 つ選択します。
    オプション 説明
    HA およびバッファを有効化した後のクラスタの使用可能なキャパシティ キャパシティ合計から、高可用性 (HA) に必要なリソースとキャパシティ バッファ設定を差し引いて計算されたクラスタ コスト。
    基準レートは、クラスタ総コストと、HA およびバッファを有効化した後の使用可能なキャパシティに基づいて計算されます。仮想マシン コストは、これらの基準レートから計算されます。注意すべき点:
    • バッファが低くなると、基準レートが減少し、仮想マシンがより安価になります。
    • バッファが高くなると、基準レートが増加し、仮想マシンがより高価になります。
    • 基準レートと仮想マシン コストは、クラスタの使用率によって変化しません。
    • HA およびバッファを有効化した後の使用可能なキャパシティと、実際の使用率の差は、未割り振りコストの計算に使用されます。
    クラスタの実際の使用率 月初から今日までのクラスタ リソースの平均使用率を使用して基準レートを計算するには、このオプションを選択します。
    基準レートは、クラスタ総コストと平均使用率に基づいて計算されます。仮想マシン コストは、これらの基準レートから計算されます。注意すべき点:
    • 使用率レベルが低くなると、基準レートが高くなり、仮想マシンもより高価になります。
    • 使用率レベルが高くなると、基準レートが低り、仮想マシンがより安価になります。
    • 基準レートと仮想マシン コストは、クラスタの使用率に応じて頻繁に変化する可能性があります。
    • クラスタの未割り振りコストはゼロに近くなります。
    • 使用されていないリソースのコストは、クラスタ内での各仮想マシンの実際の使用率に基づいて、すべての仮想マシンに分散されます。
  4. [保存] をクリックします。