しきい値は、メトリックの正常な動作と異常な動作の境界を示します。履歴データと新たに指定されるデータに基づいて計算されるメトリックに対して、VMware Aria Operations は固定しきい値だけでなく、動的しきい値もサポートします。

動的しきい値の仕組み

デフォルトでは動的しきい値は定期的に更新されますが、最新データを取得する必要がある場合は、スケジュールされた時間以外の時間に動的しきい値を計算し直すことができます。

動的しきい値を確認できる場所

メニューで [管理] > [グローバル設定] の順にクリックし、[動的しきい値] タイルをクリックします。

動的しきい値のオプション

動的しきい値機能には、計算プロセスを有効または無効にするオプションや、関連付けられている値を確認するオプションなどがあります。

表 1. 動的しきい値のオプション
オプション 説明
有効化 動的しきい値計算プロセスは、デフォルトで有効になっています。
無効化 現在進行中の動的しきい値計算を停止します。
計算の進捗状況 現在の動的しきい値計算の完了率。
すべてのオブジェクトの正常動作を計算するためのホスト時間 最後に行われた動的しきい値計算に関連付けられているタイムスタンプおよびメトリック数と、次にスケジュール設定されている計算の時間。