コストとは、インフラストラクチャの管理と維持にかかる費用を通貨値で表したものです。総コストからは、インフラストラクチャの全体的な所有コストがわかります。仮想マシン、ホスト、クラスタを含むインフラストラクチャの総コスト、予想される節約、実現された節約などのコスト メトリックを分析できます。リストを使用し、選択したオブジェクト タイプ間で比較することができます。たとえば、過去 1 か月の総コストに基づいてデータセンター内の上位 10 台の仮想マシンを表示したり、過去 6 か月の総コストに基づいてコスト センター A、コスト センター B、コスト センター C を比較したりできます。
コスト分析が役立つ状況
コスト分析の使用事例を次にいくつか示します。
- 財務レポートは、IT チームが発生した費用の正当性を財務チームに示すのに役立ちます。プライベート クラウド、VMware Cloud on AWS、パブリック クラウド全体の費用を追跡するのに役立ちます。
- リソース使用量についての責任を果たすために、インフラストラクチャのコストを仮想マシン レベルで表示できます。使用量の請求書を生成し、アプリケーション チーム内で責任を果たすことができます。
- インフラストラクチャ オペレーション チームは、アイドル状態の仮想マシン、スナップショットなどのリソースの再利用または破棄による節約を定量化することが必要な場合があります。VMware Aria Operations では、そうしたリソースを確認し、それらに関連付けられている価格を表示できます。再利用可能またはサイズの適正化が可能なリソースには、予想される節約と見なすことができるコストが関連付けられています。
- 実現された節約には、VMware Aria Operations で推奨される再利用の機会によるコスト節約が含まれています。
コスト分析を実行できるメトリックとオブジェクト
コスト メトリック(総コスト、実現された節約、予想される節約、MTD コスト、月次予測総コスト)のオブジェクト:
- vCenter Server(コストが関連付けられているすべてのオブジェクト:仮想マシン、ホスト、クラスタ、データセンター、リソース プール、データストア)
- CloudHealth(コストが関連付けられているすべての主要オブジェクト:サービス、アカウント、リージョンなど)
- Horizon(コストが関連付けられている、またはこのリリースでコストが導入されたすべての主要オブジェクト:ユーザー、セッション、VDI プール、RDS ファーム)
- コンテナ(ビジネス アプリケーションとカスタム グループ)
[注:]カスタム グループの場合は、そのカスタム グループのすべての仮想マシンの合計コストのサマリです。
コスト分析を確認できる場所
左側のメニューで、[コスト分析] 画面が開きます。[コスト] タイルで [分析] をクリックして分析を作成します。分析の作成の詳細については、コスト分析の新規作成または編集を参照してください。
の順にクリックします。右側に