このダッシュボードを使用して、データセンター内のアイドル状態の仮想マシンを特定し、アイドル状態の仮想マシンをパワーオフ/削除して消費電力を低減し、データセンターの効率を向上させ、削除できないアイドル状態の仮想マシンによる損失を相殺するための修正計画を特定します。
ダッシュボードの使用方法
- ダッシュボードの上部にあるバナーはサンプル イメージです。ユーザーは自社のロゴ、タグ ラインなどをアップロードできます。
- [クラスタのアイドル状態の仮想マシン] テーブルには、アイドル状態の仮想マシンの再利用可能なメモリ、仮想 CPU、ディスク容量を含むクラスタのリストが表示されます。アイドル状態の仮想マシンから再利用できるリソースの合計も表示されます。関連する持続可能性メトリックを表示するには、クラスタの行をクリックします。
- [選択したクラスタの関連メトリック] ウィジェットを使用して、アイドル状態の仮想マシンによって浪費された電力 (Wh)、CO2 排出量 (kg)、カーボン オフセットに必要な樹木数など、選択したクラスタのメトリックを表示します。
- [アイドル状態の仮想マシンの浪費電力] ヒートマップには、アイドル状態の仮想マシンで浪費された電力を表示するように設定された vSphere クラスタを表示できます。このヒート マップには、電力がワット時単位 (Wh) で示されます。しきい値の 800 Wh に達すると、ヒートマップは赤色に変わります。
- [アイドル状態の仮想マシンからの CO2 排出量] ヒートマップには、アイドル状態の仮想マシンの CO2 排出量を表示するように設定された vSphere クラスタを表示できます。このヒート マップには、キログラム単位 (kg) の CO2 排出量が示されます。しきい値の 750 kg に達すると、ヒートマップは赤色に変わります。
- [相殺するために必要な樹木] ヒートマップには、アイドル状態の仮想マシンによる損失を相殺するために植林が樹木の数を表示するように設定された vSphere クラスタを表示できます。樹木の数がしきい値の 70 本に達すると、ヒートマップは赤色に変わります。
カスタム値
- [定義済みの値]
- CO2 排出量に対する樹木の吸収量 = 16.511 kg(樹木 1 本あたり 36.4 ポンドの二酸化炭素。「Greenhouse Gases Equivalencies Calculator」を参照してください)。これは、樹木 1 本あたり 36.4/2.2046 kg に相当します。
- kWh あたりの CO2 排出量 = 0.709 kg(「Greenhouse Gas Equivalencies Calculator」による参照値)。
- CO2 排出量のカスタム値は、カスタム プロパティを追加することでクラスタのコンピューティング リソースごとに適用できます。
名前が [CO2 排出量] でタイプが[ 数値] のカスタム プロパティと関連するカスタム値を作成することで、kWh あたりの CO2 排出量のカスタム値を各クラスタ コンピューティング リソースに追加できます。CO2 排出量の相殺に必要な樹木数のカスタム値を各クラスタのコンピューティング リソースに追加するには、[植林する樹木数] という名前のカスタム プロパティを作成してタイプを [数値] に設定し、関連するカスタム値を入力します。
注: カスタム プロパティが定義されていない場合は、特別な設定なしの CO2 排出量の値が使用されます。