VMware Aria Operations では、ping 機能を構成して、仮想環境内にあるエンドポイントの可用性を確認できます。ping 機能は、アダプタ インスタンスで IP アドレス、IP アドレスのグループ、FQDN に対して構成できます。

  • 複数のアダプタ インスタンスが異なるコレクタで実行されていて、両方が同じアドレスに ping を実行する場合でも、両方のアダプタ インスタンスから同じ IP に対する統計情報を取得できます。
  • FQDN 名の有効性がチェックされます。FQDN 検証は RFC1034 と RFC1123 に依存し、インターネットのトップ レベル ドメインのみが検証されます。.local ドメインはインターネットの DNS (Domain Name System) のトップレベル ドメイン リストに分類されないため、サポートされません。

手順

  1. 左側のメニューで、[管理] > [統合] の順にクリックします。
  2. [アカウント] タブで、[アカウントの追加] をクリックします。
  3. [その他] をクリックして、アカウントのリストをフィルタリングします。他のタイルを除外すると、ping アカウント タイルが表示されます。
  4. ping アダプタ インスタンスをクリックします。
  5. 開いたダイアログ ボックスの診断ボックスで [はい] をクリックします。Management Pack がインストールされます。
  6. ping アダプタ インスタンスを構成します。
    オプション 説明
    名前 アダプタ インスタンスの名前を入力します。
    説明 アダプタ インスタンスの説明を入力します。
    一意の名前 アダプタ インスタンスの名前を指定します。名前を使用して、アダプタ インスタンスに公開されているメトリックを表示できます。
    アドレス リスト ping を実行する必要のある IP アドレス、IP アドレス範囲、FQDN を指定します。
    構成ファイル名 構成ファイルの名前を指定します。構成ファイルには、IP アドレス、CIDR 情報、FQDN の詳細がコンマ区切りファイルとして含まれています。
    コレクタ/グループ このアダプタ インスタンスを実行するコレクタを選択します。
    接続の検証 クリックして、接続が成功したかどうかを確認します。
    詳細設定 詳細設定を構成するには、ドロップダウン メニューをクリックします。
    待機時間 (秒) 次のバッチを実行するまでの待機間隔を秒単位で指定します。範囲︰0 ~ 300 秒。
    バッチ サイズ 各ターゲットに送信する要求パケットの数を指定します。範囲:20 ~ 100。
    間隔 (ミリ秒) 個々のターゲットに送信される連続するパケット間で FPing が待機する時間を指定します。2,000 ミリ秒以上。
       
    DNS 名解決間隔 次のサイクルで DNS 名を解決する必要がある時間を指定します。最小値は 15 分です。
    パケット サイズ ping 時のパケットのバイト サイズを指定します。範囲︰56 ~ 65,536 バイト。
    フラグメント化しない パケットをフラグメント化する場合は [False] を、フラグメント化しない場合は [True] を選択します。
    FQDN の子 IP の生成 解決された名前によって IP オブジェクトを作成し、FQDN の子として追加するには、[True] を選択します。
  7. [追加] をクリックします。

結果

ping アダプタ インスタンスを構成した後に、[管理] > [統合] > [リポジトリ] の順に選択してアダプタの詳細を表示できます。