VMware Aria Operations では、SDDC のコスト分析を直接利用できます。vRealize Business for Cloud との統合は必要ありません。 次に参照するドキュメント コストの概要VMware Aria Operations で、プライベート クラウド、パブリック クラウド、および VMware Cloud インフラストラクチャのコスト計算がサポートされるようになりました。1 台の仮想マシン (VM) の費用、およびこれらの費用に基づいてプライベート クラウド アカウントおよび VMware Cloud インフラストラクチャ アカウントに関連する全体的なコストが発生する仕組みを追跡できます。 コスト分析コスト、価格、および VMware Cloud 請求書分析をカスタム オブジェクトおよびグループに対して実行できます。さまざまなカスタム グループ間でコストと価格のメトリックを比較できます。分析を実行し、選択したメトリックに基づいて上位と下位の 5、10、および 20 のオブジェクトのリストを表示できます。また、オブジェクト間のコスト、価格、および VMware Cloud 請求書のメトリックを比較することもできます。 財務会計モデルのコスト設定サーバ ハードウェア コスト ドライバとリソース使用率のパラメータを構成して、正確なコストを計算し、環境の効率を上げることができます。 コスト ドライバの概要コスト ドライバには、事業運営の費用に寄与するという側面があります。コスト ドライバは、コストのプール間のリンクを提供します。詳細なコストの可視性を提供し、プライベート クラウド内で正確に仮想マシンの費用を追跡するために、VMware Aria Operations が 8 つの重要なコスト ドライバを識別します。現在の月のプライベート クラウド アカウントの総予測費用と、時間の経過に伴うコストのトレンドを確認できます。 クラウド プロバイダの概要デフォルトでは、Google Cloud、IBM Cloud、VMware Cloud on AWS、Azure VMware Solution、および Google Cloud VMware Engine が VMware Aria Operations に含まれていることを確認できます。標準の VMware Aria Operations テンプレートを使用してクラウド プロバイダを追加することもできます。 コスト ドライバの編集今月以降の 8 つの費用タイプすべての月次コストを手動で編集できます。 クラスタ コストの概要 VMware Aria Operations は CPU とメモリの基準レートを計算して、仮想マシンのコスト計算に使用できるようにします。基準レートは、同種のプロビジョニング グループであるクラスタごとに決定されます。このため、基準レートはクラスタ間で異なる可能性はありますが、1 つのクラスタ内では同じです。 仮想マシンの日次コスト メトリックの公開VMware Aria Operations で、すべての仮想マシンの日次コスト メトリックを公開できるようになりました。仮想マシンの日次コスト メトリックは、仮想マシンに関連付けられた CPU、メモリ、ストレージ、追加コストの日次コストの合計となります。日次コスト メトリックは、仮想マシンに関連付けられたコストに関するきめ細かい情報を提供します。 タグ ベースのコストを個々のメトリックとして発行するタグベースの追加コストは、VMware Aria Operations を使用して個々のメトリックとして発行できます。タグベースの追加コストを個々のメトリックとして発行するには、最初に [グローバル設定] レベルで [タグ ベースのコスト メトリック] を有効にする必要があります。タグベースのコスト計算メトリックを仮想マシン レベルで有効にすると、タグベースの各コストが仮想マシンの独立したインスタンス メトリックと見なされます。 価格の概要VMware Aria Operations で価格カードを作成して、仮想インフラストラクチャに関連付けられている価格を計算することができます。VMware Aria Operations 管理者によって決定された価格設定方法に応じて、vCenter Server またはクラスタに価格カードを割り当てることができます。価格カードは、仮想環境内に存在する各リソースの価格を設定するのに役立ちます。 コスト計算ステータスの概要手動でトリガしたコスト計算プロセスの現在のステータスを確認できます。 コスト計算の機能拡張VMware Aria Operations では、新しいグローバル プロパティであるクラスタ使用率のシーリング係数が導入されています。クラスタ使用率のシーリング係数を使用すると、切り上げに使用する値(シーリング値)を指定し、クラスタの基準レートを計算できます。