[ライブ! vSphere 仮想マシン変更] ダッシュボードには、vSphere 仮想マシンが変更されたときに、それが表示されます。このダッシュボードを使用して、数値とパターンの両方が期待どおりになるようにすることができます。

ダッシュボードの使用方法

ダッシュボードの上部にある [概要] ウィジェットには、サマリと vSphere 仮想マシンの全体的な数値が表示されます。数値が期待値と一致していることを確認します。しきい値を設定して、値が望ましいレベルに変化(減少または増加)するかどうかを簡単に確認できます。デフォルトでは、過去 6 時間の詳細を表示できます。それにより、変化のトレンドとパターンを確認できます。

さまざまなタイプの変更に関する 3 タイプの詳細情報があります。仮想マシンで発生する可能性のあるすべての変更がカバーされるため、移動や変動をリアルタイムで可視化できます。変更は、わかりやすいように次の 3 つのグループに分類されます:インベントリ、状態、および場所。各ウィジェットでの変更は、重要度順に表示されます。
  • [インベントリの変更:]過去 24 時間の仮想マシン インベントリでの変更の合計。仮想マシンが想定どおりに追加または削除されたかどうか、正しい方法(クローン作成か、フリー スタイル作成か、テンプレート ベースのデプロイか)で追加または削除されたかどうか、および登録解除または削除された仮想マシンの数が多い理由に関する情報が表示されます。
  • [場所の変更:]別のホストまたはデータストアに移動された仮想マシンを指します。これには、ホット マイグレーションとコールド マイグレーションがあります。ホット マイグレーションは、コンピューティングとストレージの両方を変更することからパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、先に表示されます。ストレージの移行は、時間が最も長くかかるため、注意してください。予想よりも時間がかかる場合は、問題が発生している可能性があります。一方、コールド マイグレーションは通常、仮想マシンがシャットダウンされるため、変更要求と一致するアクティビティです。
  • [状態の変更:]リセットは最も望ましくないため、最初に表示されます。それは最後の手段として使用されます。サスペンドとパワーオフは、ゲスト OS 内から実行する必要があるアクションであるため、望ましくありません。これらの数値は低いことが想定されます。パワーオン状態の仮想マシンの数が多い場合、高いデマンドが発生する可能性があります。
3 つのタイプの変更のそれぞれに、2 つのタイプのウィジェットがあります。
  • ウィジェットの 1 つ目のタイプは、トレンド ラインです。この場合、ウィジェットは [仮想マシンのインベントリの変更][仮想マシンの場所の変更]、および [仮想マシンの状態の変更] です。絶対量とパターンの両方が想定と一致していることを確認します。
  • ウィジェットの 2 つ目のタイプは、各変更の現在の数を示すスコアボードです。この場合、ウィジェットは [仮想マシンのインベントリの変更の詳細][仮想マシンの場所の変更の詳細]、および [仮想マシンの状態の変更の詳細] です。変更は、最も望ましくない(運用への影響が最も大きい)ものから重要性が最も低いものという順序で並べられます。

注意点

変更は色分けされています。変更ごとにしきい値を調整できますが、混乱を招く可能性があるため、バリエーションを多くしすぎないようにすることを推奨します。また、大きなディスプレイでは、必要に応じてウィジェットのサイズを調整することもできます。