リスト ビューでは、選択されたビューに対応する監視対象の環境内の特定のオブジェクトに関するデータが表形式で表示されます。

リスト ビューを確認できる場所

左側のメニューで、[操作] > [ビュー] の順にクリックします。[ビュー] パネルで、[作成] をクリックします。右側のパネルで [リスト] をクリックします。

[名前および設定] タブ

オプション 説明
名前 [ビュー] ページに表示されるビューの名前。
説明 ビューの説明。
[設定]
ページあたりのアイテム数 ページあたりのアイテム数を選択します。各アイテムが 1 行で表示され、そのメトリックとプロパティが列に表示されます。
結果の表示件数 上位の結果を選択します。これによって結果の数が制限されます。たとえば、あるビューですべてのクラスタを一覧表示している場合、このオプションで [10] を選択すると、上位 10 個のクラスタと関連情報が表示されます。レポート用に行数を減らすことができます。
削除されたオブジェクトを含める 削除されたオブジェクトを追加する場合に選択します。
オブジェクトの表示 ビューに表示するオブジェクトのタイプを選択します。[既存][削除済み]、または [すべて] のオブジェクトを選択できます。
オブジェクト作成日の表示 オブジェクトが作成された日付を表示する場合に選択します。
[ビューを使用可能にする場所] > [ビュー ウィジェットを介したダッシュボード] ダッシュボードでビューを使用可能にする場合に選択します。
[ビューを使用可能にする場所] > [レポート テンプレートの作成と修正] レポート テンプレートでビューを使用可能にする場合に選択します。
[ビューを使用可能にする場所] > [環境内の詳細タブ] 特定のオブジェクトの [詳細] タブでビューを使用可能にする場合に選択します。
選択したオブジェクト タイプでビューを非表示にする

このビューを表示しないオブジェクト タイプを選択します。

たとえば、サブジェクトが <仮想マシン> のリスト ビューがある場合です。このビューは、その任意の親オブジェクトを選択すると表示されます。リストからデータセンターを追加します。すると、ビューはデータセンター レベルでは表示されなくなります。

[データ] タブ

データ定義プロセスには、アダプタから提供されるプロパティ、メトリック、ポリシー、データのビューへの追加が含まれます。これらは、VMware Aria Operations でビューの情報を収集、計算および提供するために使用される項目です。

データをビューに追加する方法

複数のサブジェクトを選択している場合は、データを追加するサブジェクトをクリックします。左側のパネルのツリーでメトリックまたはプロパティをダブルクリックして、ビューに追加します。選択したサブジェクトごとに、追加できるデータが異なる場合があります。データ、変換、および構成の詳細が表示されます。

サブジェクトと関連データを選択してから [プレビュー ソース] をクリックすると、ビュー タイプのライブ プレビューが表示されます。

オプション 説明
サブジェクトの追加 ビューに情報を表示するベース オブジェクト タイプを選択します。指定するサブジェクトによって、ビューを適用できる場所が決まります。複数のサブジェクトを選択すると、ビューをそれぞれのサブジェクトに適用できます。
グループ化 親オブジェクトに基づいて結果をグループ化するには、[次でグループ化] ドロップダウン オプションで選択します。グループが指定されているリスト ビューに基づいてレポートを生成すると、選択したオブジェクトのグループに基づく情報がレポートに表示されます。また、すべてのオブジェクトの全サマリ結果とともに、オブジェクトのグループのサマリ計算をレポートに表示することもできます。
[内訳]
間隔の内訳を追加 時間間隔で類別されたリソースを選択してデータを確認するには、このチェック ボックスをオンにします。

このチェック ボックスをオンにした後に、ラベルを入力したり、値を昇順または降順のいずれでソートするのかを指定したり、時間範囲の間隔内訳の選択したりできます。

インスタンスの内訳を追加 選択したリソースの全インスタンスのデータを確認するには、このチェック ボックスをオンにします。

このチェック ボックスをオンにした後に、ラベルを入力してメトリック グループを選択すると、このグループの全インスタンスを類別することができます。[非インスタンス集計メトリックの表示] の選択を解除すると、個別のインスタンスのみを表示することができます。[インスタンス名のみの表示] の選択を解除すると、メトリック グループ名とインスタンスの内訳列のインスタンス名を表示することができます。

たとえば、メトリック [CPU:0|使用量] を選択して、CPU 使用量を表示するビューを作成することができます。インスタンスの内訳列を追加すると、すべての CPU インスタンスの使用量が [[CPU:0|使用量]] 列の個別の行(0、1 など)に表示されます。曖昧さを回避するために、[CPU:0|使用量] のメトリック レベルを [使用量] に変更することができます。

[データ グリッドのオプション]
[自分] ドロップダウン オプション ドロップダウン ボタンをクリックして、選択したサブジェクトの先祖または子孫を選択します。データ選択ツリーからメトリックとプロパティを選択して構成できます。
注: エラー メッセージは、次の場合に表示されます。
  • 同じオブジェクト タイプが先祖/子孫として、またプライマリ メインオブジェクト タイプとして使用される場合。
  • プライマリ オブジェクト タイプのメトリックを選択しない場合。1 つ以上のメトリックを選択する必要があります。
  • 構成で使用される関連する先祖/子孫オブジェクト タイプの数が最大値の 3 を超えている場合。
オブジェクト名の追加 [自分] ドロップダウン オプションから先祖または子孫を選択した場合は、[オブジェクト名の追加] をクリックして、選択した子孫または先祖の名前を [プレビュー ソース] ペインの列名として追加します。
データ選択ツリー(メトリックとプロパティ) メトリックまたはプロパティを選択します。
注: デフォルトで表示されるメトリックは、使用可能なメトリックのサブセットです。目的のメトリックが表示されない場合は、データ選択ツリーのタイトル バーにある [オブジェクトの選択] ボタンを使用して、表示されるリストを再フィルタリングします。
[データ] 列 メトリックまたはプロパティをクリックして、[構成] 列に構成の詳細を入力します。
[変換] 列 データに適用される変換のタイプが表示されます。
[構成] 列
メトリック名 デフォルトのメトリック名。
メトリック ラベル ビューまたはレポートに表示されるカスタマイズ可能なラベル。
単位 追加されたメトリックまたはプロパティによって異なる。値を表示する単位を選択できます。例:CPU|デマンド (MHz) の場合、[単位] ドロップダウン メニューで値を Hz、kHz、または GHz に変更できます。[自動] を選択した場合、スケーリングはわかりやすい単位に設定されます。
並べ替え順 値を昇順または降順に並べ替えます
注: 並べ替え順は先祖オブジェクトまたは子孫オブジェクトに対しては有効になりません。
変換
Raw データに適用する計算方法を決定します。変換のタイプを選択できます。
  • 最小値。選択した時間範囲のメトリックの最小値。
  • 最大値。選択した時間範囲のメトリックの最大値。
  • 平均値。選択した時間範囲のすべてのメトリック値の平均。
  • 合計。選択した時間範囲のメトリック値の合計。
  • 最初の。選択した時間範囲の最初のメトリック値。
  • 最新値。選択した時間範囲内のメトリックの最新値。

    vRealize Operations 6.7 より前のバージョンの変換として [最新値] を選択し、指定された時間範囲の終わりが過去 5 分間より前でない場合は、[現在] の変換を使用します。

  • 現在。最新の更新が 5 回の収集サイクルが完了した後の場合のメトリックの最新の使用可能な値。それ以外の場合は null です。
  • 標準偏差。メトリック値の標準偏差。
  • メトリック相関。他のメトリックが最小値または最大値のときに、値を表示します。たとえば、cpu.usage が最大値のときに、memory.usage の値を表示します。
  • 予測。回帰分析を実行し、将来の値を予測します。選択した範囲の最新のメトリック値を表示します。
  • パーセンタイル。データ範囲の指定されたパーセンタイルを計算します。たとえば、95 パーセンタイル、99 パーセンタイル、などが表示されます。
  • 式。存在する変換を基に、マイナス、プラス、乗算、除算、単項マイナス、単項プラス、丸かっこを使用して数式を作成できます。たとえば、sum/((max + min)/2) という数式を作成できます。max, min, avg, sum, first, last, current など、既存の変換の一部で構成されるオペランドを使用できます。standard deviation, forecast, metric correlation, and percentile は使用できません。

    式の変換を選択する際に、メトリックの単位ラベルをカスタマイズできます。たとえば、使用可能なメトリック単位として、vCPUs、Bps、KBps、Mbps、MBps などがあります。

  • タイムスタンプ:[絶対タイムスタンプ] または [相対タイムスタンプ] のいずれかを選択できます。
    • 時間単位定義で定義された数値メトリック/プロパティに適用した場合、実際の値は人間が判読可能なタイムスタンプに変換されます。このメトリック値は時間単位に丸められます。
    • 残りのケースでは、メトリックとプロパティの追加時または変更時のタイムスタンプが表示されます。この場合の動作は、タイムスタンプ以外の変換に対して選択されたタイムスタンプ オプションと同じです。絶対タイムスタンプと相対タイムスタンプに適用されます。

    リスト ビューおよび [最小値]、[最大値]、[現在]、[最初の値]、[最新値] の変換で使用できます。

メトリックの色分け範囲 割合、範囲、または特定の状態を入力して、メトリックに色を関連付けることができます。たとえば、オブジェクトとして仮想マシンを選択した場合、[赤色の境界] フィールドにパワーオフを入力できます。色は、csv または pdf 形式に対してではなく、ビューに対してのみ設定できます。
系列のロール アップ

データがロール アップされる間隔。使用可能なオプションのいずれかを選択します。たとえば、変換として [合計] を、ロール アップ間隔として 5 分を選択すると、5 分間隔の値が選択されて加算されます。

このオプションは変換構成オプションに適用されます。

[時間設定] タブ

時間設定で、データ変換の時間間隔を選択します。これらのオプションは、イメージを除くすべてのビュー タイプで使用可能です。

過去の期間に対する時間範囲を設定したり、あるいは期間の終わりに未来の日付を設定することができます。未来の終了日を選択した際に利用可能なデータが存在しない場合、ビューには予測データが割り当てられます。データはブラウザの時刻に基づいて収集されます。

表 1. 時間設定のオプション
構成オプション 説明
時間範囲モード

基本モードでは、日付範囲を選択できます。

詳細モードでは、相対または特定の開始日と終了日をあらゆる組み合わせで選択できます。

また、[営業時間] オプションを有効にして、平日の営業時間および営業日を選択することもできます。

相対的な日付範囲

データ変換の相対日付範囲を選択します。

基本モードで使用可能です。

特定の日付範囲

データ変換の特定日付範囲を選択します。

基本モードで使用可能です。

絶対日付範囲

データ表示の日付または時間の範囲を、各月や各週などの単位で選択します。たとえば、毎月 3 日に前月に関するレポートを実行できます。表示されるのは前月の月初から月末までのデータで、前月 3 日から今月 3 日までのデータではありません。

使用可能な期間の単位は [時間][日][週][月][年] です。

期間の単位の開始と終了はシステムのロケール設定で決まります。たとえば、欧州諸国の大半で週は月曜始まりなのに対し、米国では日曜始まりです。

基本モードで使用可能です。

相対的な開始日

データ変換の相対開始日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

相対的な終了日

データ変換の相対終了日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

特定の開始日

データ変換の特定開始日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

特定の終了日

データ変換の特定終了日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

現在選択されている日付範囲

選択されている日付と時刻の範囲が表示されます。たとえば、2016/5/01 から 2016/5/18 までの日付範囲を選択した場合は、May 1, 2016 12:00:00 AM to May 18, 2016 11:55:00 PM と表示されます。

営業時間 月曜日から日曜日までの営業時間を選択するには、左右のスライダを移動して各曜日の開始時刻と終了時刻を設定します。

たとえば、仮想マシン所有者は、指定した時間(営業時間)内の仮想マシンの使用率について 1 週間(営業日)の平均を追跡できます。

このオプションは、最小、最大、平均、合計、パーセンタイルの各変換で使用できます

詳細モードではリスト表示に使用できます。

[フィルタ] タブ

フィルタ オプションを使用すると、ビューに表示される情報が多すぎるときに基準をさらに追加できます。たとえば、リスト ビューには仮想マシンの健全性に関する情報が表示されます。[フィルタ] タブで、50% より低いリスク メトリックを追加します。ビューにはリスクが 50% より低いすべての仮想マシンの健全性が表示されます。選択してフィルタとして追加した変換タイプで営業時間機能がサポートされている場合、選択した条件に営業時間を適用することもできます。

ビューにフィルタを追加するには、既存のビューまたは新しいビューのダイアログ ボックスで、[フィルタ] タブをクリックします。各行の詳細を入力し、[追加] をクリックします。選択したメトリックについて、営業時間を有効にできます。

各サブジェクトには、別個のフィルタ ボックスがあります。アラート ロールアップ、アラート、シンプトム サブジェクトの場合、すべての適用可能なメトリックがフィルタリング用にサポートされているわけではありません。
注: シンプトム ベースのビューの場合、フィルタで [シンプトムの定義の名前][アラート定義名]、または [アラート タイプ] を選択するときは、オブジェクトの数がより少ないプレビュー ソースを選択することをお勧めします。
表 2. フィルタの追加オプション
オプション 説明
追加 基準セットに別の基準を追加します。フィルタによって、指定した条件のすべてを満たす結果が返されます。

インスタンス メトリックまたはプロパティにフィルタを追加すると、その条件が満たされているオブジェクトのすべてのインスタンスがプレビュー画面に表示されます。

インスタンス メトリックまたはプロパティでは、現在、平均、最初、最後、最大、最小、合計、タイムスタンプなどの変換に基づいてフィルタリングできます。

別の条件セットの追加 別の基準セットを追加します。フィルタによって、何らかの基準セットを満たす結果が返されます。

サマリ タブ

複数の概要行または概要列を追加して、異なる集約が表示されるようにそれぞれを構成できます。概要構成パネルで、集約方法、計算に含めるデータまたは除外するデータを選択します。

ビューにサマリ行または列を追加するには、既存または新しいビューのダイアログ ボックスの右側のペインで [サマリ] タブをクリックします。プラス記号をクリックしてサマリ行を追加します。

概要ビューの場合、概要列には [データ] タブの項目によって集約された情報が表示されます。

[前へ]、[次へ]、[作成]、および[キャンセル] のオプション

各タブの終了時に、前のタブまたは次のタブに移動できます。ビューの作成をキャンセルすることもできます。すべての詳細を追加したら、[作成] クリックしてビューを作成します。