トレンドビューは、履歴データを利用して監視対象の環境におけるリソースの使用状況や利用可否のトレンドおよび予測を生成します。

トレンド ビューを確認できる場所

左側のメニューで、[操作] > [ビュー] の順にクリックします。[ビュー] パネルで、[作成] をクリックします。右側のパネルで [トレンド] をクリックします。

[名前および設定] タブ

オプション 説明
名前 [ビュー] ページに表示されるビューの名前。
説明 ビューの説明。
[設定]
最大プロット線数

プロット線の最大数を入力します。左上ペインのビュー タイプのライブ プレビューに表示されるオブジェクトについて、出力を制限します。表示されるプロット線は、プロット線の最大数として設定された値で決まります。

たとえば、履歴データのプロットでプロット線の最大数を 30 に設定すると、30 個のオブジェクトが表示されます。履歴、傾向、予測の線のプロットで最大数を 30 に設定すると、オブジェクト当たり 3 本のプロット線が使用されるので、表示されるオブジェクトは 10 個のみになります。

[ビューを使用可能にする場所] > [ビュー ウィジェットを介したダッシュボード] ダッシュボードでビューを使用可能にする場合に選択します。
[ビューを使用可能にする場所] > [レポート テンプレートの作成と修正] レポート テンプレートでビューを使用可能にする場合に選択します。
[ビューを使用可能にする場所] > [環境内の詳細タブ] 特定のオブジェクトの [詳細] タブでビューを使用可能にする場合に選択します。
選択したオブジェクト タイプでビューを非表示にする

このビューを表示しないオブジェクト タイプを選択します。

たとえば、サブジェクトが <仮想マシン> のリスト ビューがある場合です。このビューは、その任意の親オブジェクトを選択すると表示されます。リストからデータセンターを追加します。すると、ビューはデータセンター レベルでは表示されなくなります。

[データ] タブ

データ定義プロセスには、アダプタから提供されるプロパティ、メトリック、ポリシー、データのビューへの追加が含まれます。これらは、VMware Aria Operations でビューの情報を収集、計算および提供するために使用される項目です。

データをビューに追加する方法

複数のサブジェクトを選択している場合は、データを追加するサブジェクトをクリックします。左側のパネルのツリーからデータをダブルクリックしてビューに追加します。サブジェクトごとに、追加できるデータが異なる場合があります。

サブジェクトと関連データをクリックしてから [以前のソースを選択] をクリックすると、ビュー タイプのライブ プレビューが表示されます。
オプション 説明
サブジェクトの追加 ビューに情報を表示するベース オブジェクト タイプを選択します。指定するサブジェクトによって、ビューを適用できる場所が決まります。複数のサブジェクトを選択すると、ビューをそれぞれのサブジェクトに適用できます。
[データ グリッドのオプション]
データ選択ツリー メトリックまたはプロパティを選択します。
[データ] 列 メトリックまたはプロパティをクリックして、[構成] 列に構成の詳細を入力します。
[変換] 列 データに適用される変換のタイプが表示されます。
[構成] 列
メトリック名 デフォルトのメトリック名。
メトリック ラベル ビューまたはレポートに表示されるカスタマイズ可能なラベル。
単位 追加されたメトリックまたはプロパティによって異なる。値を表示する単位を選択できます。例:CPU|デマンド (MHz) の場合、[単位] ドロップダウン メニューで値を Hz、kHz、または GHz に変更できます。[自動] を選択した場合、スケーリングはわかりやすい単位に設定されます。
データ系列 トレンド ビューの計算に履歴データ、履歴データのトレンド、および将来の予測を含めるかどうかを選択できます。
メトリックの色分け範囲 割合、範囲、または特定の状態を入力して、メトリックに色を関連付けることができます。たとえば、オブジェクトとして仮想マシンを選択した場合、[赤色の境界] フィールドにパワーオフを入力できます。色は、csv または pdf 形式に対してではなく、ビューに対してのみ設定できます。
系列のロール アップ

データがロール アップされる間隔。使用可能なオプションのいずれかを選択します。たとえば、変換として Sumを、ロール アップ間隔として 5 分を選択すると、5 分間隔値が選択されて加算されます。

このオプションは変換構成オプションに適用されます。

すべてのビューで使用可能。

しきい値のライン 単一のメトリックのしきい値を設定できます。
  • なし。しきい値を設定していません。
  • シンプトムの定義による。シンプトムの定義に基づいてしきい値を設定できます。
  • カスタムしきい値は、[警告][クリティカル]、または [緊急] として設定できます。これらのオプションは、[カスタム] オプションでのみ使用できます。

[時間設定] タブ

時間設定で、データ変換の時間間隔を選択します。

過去の期間に対する時間範囲を設定したり、あるいは期間の終わりに未来の日付を設定することができます。未来の終了日を選択した際に利用可能なデータが存在しない場合、ビューには予測データが割り当てられます。データはブラウザの時刻に基づいて計算されます。

表 1. 時間設定のオプション
構成オプション 説明
時間範囲モード

基本モードでは、日付範囲を選択できます。

詳細モードでは、相対または特定の開始日と終了日をあらゆる組み合わせで選択できます。

相対的な日付範囲

データ変換の相対日付範囲を選択します。

基本モードで使用可能です。

特定の日付範囲

データ変換の特定日付範囲を選択します。

基本モードで使用可能です。

絶対日付範囲

データ表示の日付または時間の範囲を、各月や各週などの単位で選択します。たとえば、毎月 3 日に前月に関するレポートを実行できます。表示されるのは前月の月初から月末までのデータで、前月 3 日から今月 3 日までのデータではありません。

使用可能な期間の単位は [時間][日][週][月][年] です。

期間の単位の開始と終了はシステムのロケール設定で決まります。たとえば、欧州諸国の大半で週は月曜始まりなのに対し、米国では日曜始まりです。

基本モードで使用可能です。

相対的な開始日

データ変換の相対開始日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

相対的な終了日

データ変換の相対終了日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

特定の開始日

データ変換の特定開始日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

特定の終了日

データ変換の特定終了日を選択します。

詳細モードで使用可能です。

現在選択されている日付範囲

選択されている日付と時刻の範囲が表示されます。たとえば、2016/5/01 から 2016/5/18 までの日付範囲を選択した場合は、May 1, 2016 12:00:00 AM to May 18, 2016 11:55:00 PM と表示されます。

フィルタ

フィルタ オプションを使用すると、ビューに表示される情報が多すぎるときに基準をさらに追加できます。

ビューにフィルタを追加するには、既存のビューまたは新しいビューのダイアログ ボックスで、[フィルタ] タブをクリックします。各行の詳細を入力し、[追加] をクリックします。選択したメトリックについて、営業時間を有効にできます。

各サブジェクトには、別個のフィルタ ボックスがあります。アラート ロールアップ、アラート、シンプトム サブジェクトの場合、すべての適用可能なメトリックがフィルタリング用にサポートされているわけではありません。
表 2. フィルタの追加オプション
オプション 説明
追加 基準セットに別の基準を追加します。フィルタによって、指定した条件のすべてを満たす結果が返されます。

インスタンス メトリックまたはプロパティにフィルタを追加すると、その条件が満たされているオブジェクトのすべてのインスタンスがプレビュー画面に表示されます。

インスタンス メトリックまたはプロパティでは、現在、平均、最初、最後、最大、最小、合計、タイムスタンプなどの変換に基づいてフィルタリングできます。

別の条件セットの追加 別の基準セットを追加します。フィルタによって、何らかの基準セットを満たす結果が返されます。

[前へ]、[次へ]、[作成]、および[キャンセル] のオプション

各タブの終了時に、前のタブまたは次のタブに移動できます。ビューの作成をキャンセルすることもできます。すべての詳細を追加したら、[作成] クリックしてビューを作成します。