VMware Aria Operations 環境のさまざまなライセンス コストを編集できます。ライセンスの合計固定コストを VMware Aria Operations で設定できるようになりました。ライセンスの合計コストは、データセンターに存在するすべてのホストにわたって分割されます。ELA 課金ポリシーまたはソケット単位の値を選択することで、ライセンス コストを編集できます。
手順
- 左側のメニューで、[操作] > [構成] の順にクリックし、[コスト ドライバ] をクリックします。
- [コスト ドライバ] タブで、[ライセンス] をクリックします。
- ライセンス コストを変更するために必要な編集モードを選択します。
- [すべてのデータセンターについて編集] モードは、すべてのデータセンターについて単一のコスト ドライバ値をカスタマイズする際に使用できます。特定のデータセンター モードで行われたカスタマイズはすべて失われます。
- [特定のデータセンターについての編集] モードは、データセンターごとに異なるコスト ドライバ値をカスタマイズする際に使用できます。すべてのデータセンター モードで行われたカスタマイズはすべて失われます。
注: 編集モードとして特定のデータセンターに対して [編集] を選択すると、[データセンターの選択] オプションが有効になります。ドロップダウン メニューからデータセンターを選択します
- [保存] をクリックします。
コスト ドライバには、 VMware Aria Operations 環境内のすべてのライセンスが表示されます。
カテゴリ 説明 名前 さまざまなライセンス カテゴリが表示されます。 - VMware by Broadcom ライセンス。
- [コア単位の VMware ソフトウェア]:コア単位の VMware ソフトウェア ライセンスは、ESXi ライセンスに適用され、VMware ESXi サーバ 8.0 以降の VMware Cloud Foundation (VCF) ライセンスの月次コストが対象になり、コア単位で課金されます。VMware ESXi サーバ 8.0 へのアップグレード後は、すべてのコアベースのライセンスについて、デフォルトで VCF ライセンスが想定されます。
注: $9.7 のコスト値は、3 年間の期間限定ライセンスの価格値 ((350/3)/12) に基づいて計算されています。vSphere Foundation (VVF) ライセンスを使用している場合は、この値を $3.75 ((135/3)/12) に更新する必要があります。
- [VMware ソフトウェア]:VMware ソフトウェア ライセンスは、ESXi ライセンスにのみ適用されます。VMware ESXi サーバ 7.0 以前の VMware ソフトウェアの月次コストは、ソケット単位で課金されます。$51.32 のコスト値は、標準のライセンス価格値を使用して計算されています。
- [VMware vSAN]:vSAN ライセンスは、サーバ ハードウェア - ハイパーコンバージドとして分類される ESXi サーバにのみ適用され、このコストは、これらのサーバのすべてのデータストアに配分されます。vSAN コストの計算に、2 つのコスト構成要素である、ソケット単位の VMware vSAN の月次コストと、VMware vSAN SnS の月次コストが含められました。これらの構成要素のデフォルト値は、リファレンス データベースの値に基づきます。
注: VMware vSAN ライセンスは、VCF ライセンスに含まれています。VCF ライセンスを使用している場合は、余計なコストを追加しないように、適切にコスト値を更新します。
- [コア単位の VMware ソフトウェア]:コア単位の VMware ソフトウェア ライセンスは、ESXi ライセンスに適用され、VMware ESXi サーバ 8.0 以降の VMware Cloud Foundation (VCF) ライセンスの月次コストが対象になり、コア単位で課金されます。VMware ESXi サーバ 8.0 へのアップグレード後は、すべてのコアベースのライセンスについて、デフォルトで VCF ライセンスが想定されます。
- [Windows Server]:Windows オペレーティング システムのライセンス コストは、次のいずれかのカテゴリに分類されます。
コア単位のライセンス、適用対象:
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
ソケット単位のライセンス、適用対象:- Windows NT 4.0
- Windows Server 2003
- Windows Server 2008
- Windows Server 2012
インスタンス単位のライセンス、適用対象:- Windows XP
- Windows Vista
- Windows 98
- Windows 95
- Windows 8
- Windows 7
- Windows 3.1
- Windows 2000
- Windows 10
- [SUSE] または [Red Hat]:コスト ドライバは、Linux オペレーティング システムを [SUSE] または [Red Hat] に分類します。
- [その他のオペレーティング システム]:オペレーティング システムのカテゴリが表示されます。Windows または Linux 以外のオペレーティング システムの場合は、オペレーティング システムがコスト ドライバの [その他のオペレーティング システム] に分類されます。
仮想マシン 特定のオペレーティング システムで実行されている仮想マシンの数が表示されます。 ソケット数 特定のオペレーティング システムが実行されているソケットの数が表示されます。 請求単位 コストがソケットと ELA のどちらの単位で課金されるかが表示されます。 注: [請求単位] 列を編集して、コストがソケット、コア、インスタンス、または ELA の単位で課金されることを示すことができます。総コスト 特定のオペレーティング システムの総コストが表示されます。 - VMware by Broadcom ライセンス。
- [保存] をクリックします。
結果
VMware Aria Operations では、入力内容に基づいて総コストが計算および表示され、選択したオプションによって [請求単位] 列が更新されます。