[vSphere 日次チェック] ダッシュボードは、VMware Aria Operations 環境内の vSphere クラスタの運用状況の監視に使用します。

[vSphere 日次チェック] ダッシュボードを使用して、 VMware Aria Operations 環境内の vSphere クラスタの健全性とパフォーマンスを監視します。このダッシュボードには、ただちに対処する必要があるクリティカル アラートおよび重要なアラートが表示されます。このダッシュボードを使用すると、今後 12 ~ 24 時間のアラートを防止するか最小限に抑えることができます。このダッシュボードは、環境の毎日のアクティビティに重点を置き、クラスタ内の変更またはアラートに基づいて更新を提供します。ダッシュボードには、環境内の次の変化が反映されます。
  • 設定の変更
  • 使用量の変化:使用量の予期しない増加または突然の減少。
  • 供給の変化。予期しない供給の減少。
  • 動的な変化:仮想マシンの状態、仮想マシンの場所、または仮想マシンのインベントリの変化。

ダッシュボードを使用することで、環境が適切に機能するためにすぐに確認して解決する必要がある問題に焦点を当てることができます。必要に応じてしきい値とパラメータを調整し、エラー ログなどのメトリックを追加してダッシュボードをカスタマイズできます。

このダッシュボードは、環境内でトリガされたアラートを補完し、アラートの原因に関する判断材料や状況の全体像も示します。これにより、環境全体を中断することなく、特定の問題のトラブルシューティングに役立ちます。日次チェックの一環として、次の領域がカバーされます。
  • 可用性:日次チェックで、パワーオン状態の仮想マシンと ESXi ホストの可用性がカバーされます。反映される数値は、想定される範囲内である必要があります。たとえば、新しいクラスタが追加された場合や、前日に複数の新しい仮想マシンがプロビジョニングされた場合には、ダッシュボードに仮想マシンと ESXi ホストの最新の可用性が反映されている必要があります。
  • パフォーマンス:日次チェックで、コンシューマ(仮想マシン)とプロバイダ(コンピューティング、ネットワーク、ストレージ)の平均パフォーマンスがカバーされます。たとえば、パフォーマンスの急激な上昇や低下は問題の発生につながる可能性があるため、ダッシュボードは CPU、メモリ、ディスク、ネットワークの使用率の合計を監視します。
  • コンプライアンス:日次チェックで、コンプライアンスの状態がカバーされ、現在の状態に重点が置かれます。現在の状態は、過去 12 ~ 24 時間に対応しています。
  • 設定:日次チェックで設定の変更がカバーされ、変更ウィンドウ内で実行された承認済みの変更と一致することが確認されます。