アクションを使用すると、監視対象システムのオブジェクトを更新したり、オブジェクトに関するデータを読み取ったりすることができます。アクションは通常、ソリューションの一部として VMware Aria Operations で提供されています。ソリューションによって追加されたアクションは、オブジェクトの [アクション] メニュー、リストおよび表示メニュー(一部のダッシュボード ウィジェットを含む)で使用できます。また、アラートの定義の推奨に追加することもできます。
アクションには、読み取りアクションと更新アクションがあります。
読み取りアクションは、ターゲット オブジェクトからデータを取得します。
更新アクションは、ターゲット オブジェクトを変更します。たとえば、アラート定義を構成して、仮想マシンでメモリに関する問題が発生したときにその通知を受け取ることができます。仮想マシン用メモリの設定アクションを実行するアクションを推奨に追加します。このアクションによって、メモリが増加し、アラート発生の考えられる原因を解決します。
vCenter Server オブジェクトのアクションを表示または使用するには、監視対象の各 vCenter Server インスタンスについて、vCenter アダプタでアクションを有効にする必要があります。必要な権限がある場合にのみ、アクションを表示およびアクセスできます。
VMware Aria Operations アクションのアクション、変更されたオブジェクト、およびオブジェクト レベル
- アクションと変更されるオブジェクト
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VMware Aria Operations アクションでは、管理対象の vCenter Server インスタンス内のオブジェクトを変更します。
VMware Aria Operations のアクションへのアクセス権をユーザーに与えると、そのユーザーは、許可されたアクションを、VMware Aria Operations によって管理されている任意のオブジェクトに対して実行できます。
- アクションのオブジェクト レベル
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さまざまなオブジェクト レベルで作業するときにアクションを利用できますが、アクションによって変更されるのは特定のオブジェクトだけです。クラスタ レベルで作業しており、[仮想マシンのパワーオン] を選択すると、アクセス権限を持つクラスタ内のすべての仮想マシンでアクションを実行できます。仮想マシン レベルで作業しているときは、選択した仮想マシンのみを利用できます。
操作 | 変更されたオブジェクト | オブジェクト レベル |
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コンテナのリバランス | 仮想マシン |
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アイドル状態の仮想マシンの削除 | 仮想マシン |
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DRS 自動化の設定 | クラスタ |
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仮想マシンの移動 | 仮想マシン |
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仮想マシンのパワーオフ | 仮想マシン |
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仮想マシンのゲスト OS のシャットダウン | 仮想マシン このアクションを実行するには、VMware Tools がインストールされ、ターゲット仮想マシン上で実行されている必要があります。 |
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仮想マシンのパワーオン | 仮想マシン |
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パワーオフ状態の仮想マシンの削除 | 仮想マシン |
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仮想マシン用メモリの設定 および パワーオフ可の仮想マシンのメモリの設定 |
仮想マシン |
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仮想マシン用メモリ リソースの設定 | 仮想マシン |
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仮想マシン用 CPU 数の設定 および パワーオフ可の仮想マシンの CPU 数の設定 |
仮想マシン |
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仮想マシン用 CPU リソースの設定 | 仮想マシン |
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仮想マシン用 CPU 数およびメモリの設定 および パワーオフ可の仮想マシンの CPU 数とメモリの設定 |
仮想マシン |
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仮想マシンの未使用スナップショットの削除 | スナップショット |
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データストアの未使用のスナップショットの削除 | スナップショット |
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スクリプトの実行 | 仮想マシン |
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上位のプロセスを取得 | 仮想マシン |
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ゲスト ユーザー マッピングの適用 | vCenter Server |
注: このアクションは廃止され、次のリリースで削除されます。
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ゲスト ユーザー マッピングのクリア | vCenter Server |
注: このアクションは廃止され、次のリリースで削除されます。
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ゲスト ユーザー マッピングのエクスポート | vCenter Server |
注: このアクションは廃止され、次のリリースで削除されます。
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含まれるサービスの設定 | サービス検出アダプタ インスタンス |
注: このアクションは廃止され、次のリリースで削除されます。
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