VMware Aria Operations の [概要] 画面から、すべての VMware Cloud の運用を監視できるようになりました。この概要画面では、地理的な場所、インベントリ、アプライアンスの健全性と管理、ワークロードの操作などを含め、VMware Cloud アカウントを包括的に把握できます。また、VMware Cloud インフラストラクチャ全体または個々の VMware Cloud のアラートとコストも確認できます。

[概要] 画面では、[すべての VMware Cloud] 画面にあるすべての VMware Cloud アカウントをまとめて確認できます。各種のタイルには、クラウド アカウントの場所、健全性、コスト、インベントリに関する判断材料が表示されます。初めてログインしたときは、vCenterVMware Cloud FoundationGoogle Cloud VMware Engine の各カードのみが表示されます。

注:

アカウントが構成されていないクラウド アカウントのデータは表示されません。他の VMware Cloud クラウドまたはパブリック クラウドのデータを表示するには、[管理] > [統合] 画面でクラウド アカウントを構成する必要があります。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「アカウントの追加」トピックを参照してください。

VMware Cloud on AWSAzure VMware Solution、または Oracle Cloud VMware Solution のハイパースケール アカウントなどのクラウド アカウントを追加すると、それぞれのカードが [概要] ページに表示されます。これは、AWSMicrosoft Azure、Google Cloud Platform などのパブリック クラウドでも同様です。

[ワールド マップ] タイル - ワールド マップを使用すると、場所の合計数と、構成したクラウド アカウントのさまざまな場所を確認できます。このマップでは、アカウントのグループを示す番号が、さまざまな場所に表示されます。統合的な外観を実現するために、領域ごとに複数のアカウントがグループ化されます。数字の上にカーソルを置いて、グループ化されたアカウントが属する領域を表示することや、数字をクリックしてズームインし、その特定の領域のアカウントを表示することができます。アカウントをクリックすると、アカウント サマリのタブを開くことができます。詳細については、『 VMware Aria Operations ユーザー ガイド』の「Summary Tab」トピックを参照してください。
注: 同じアカウント タイプの複数のアカウントに同じリージョンが使用されている場合は、1 つの場所と見なされます。

[インベントリ] タイル - 各クラウド アカウント タイプごとに構成されているアカウントの合計数と、クラウド インフラストラクチャ全体の合計リソース数(vCenter Server、ドメイン、データセンター、クラスタ、ホスト、仮想マシン、データストア、vSphere Distributed Switch、vSphere 分散ポート グループ)が表示されます。

[アプライアンスの健全性と管理] タイル - VMware Cloud クラウドの診断結果、構成ドリフト、証明書を使用してクラウド アカウントの健全性を追跡し、その健全性を管理します。

[ワークロード操作]:全体のキャパシティ、残りキャパシティ、キャパシティがなくなるまでの残り時間が表示されます。キャパシティと残り時間のセクションにデータが表示されない場合は、アカウントの構成をチェックし、データが収集されていることを確認してください。

[コスト]:総所有コスト、予想される節約、実現された節約が表示されます。示される金額は、その月の初めから現在の日付までの期間で算出されます。この値は、毎月 1 日にリセットされます。

[アラート] タイル - 注意が必要なアラートの合計数が表示されます。すべてのクラウド アカウントのアラートが統合され、現在の日付の 1 か月前からのものが動的かつグラフィカルに表示されます。

[持続可能性] タイル - グリーン スコア、消費電力、カーボン フットプリント、全体的な環境への影響を含む、VMware Cloud の持続可能性ステータスが表示されます。持続可能性情報の詳細を表示するには、[持続可能性の表示] をクリックします。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「持続可能性」トピックを参照してください。

[コンプライアンス] タイル:クラウド アカウントのコンプライアンス スコアと構成の誤りが表示されます。

個々の VMware Cloud またはパブリック クラウドのカードを選択すると、アカウントの詳細を確認できます。タイルは、そのアカウントに関連付けられている値を反映するように更新されます。

VMware Cloud - 例:vCenter Server クラウド アカウント

vCenterVMware Cloud on Dell EMCVMware Cloud on AWSVMware Cloud FoundationAzure VMware SolutionOracle Cloud VMware SolutionGoogle Cloud VMware Engine のような個々の VMware クラウド アカウントに表示される値は、そのアカウントの合計数に基づきます。
注:

vCenter および VMware Cloud Foundation 用に構成されたアカウントの地理的な場所を表示するには、それらを物理データセンターに割り当てる必要があります。詳細については、『VMware Aria Operations 構成ガイド』の「物理データセンターの追加」トピックを参照してください。

[インベントリ] タイル - 選択されている上位のオブジェクト タイプ(vCenter Server、データセンター、クラスタ、ホスト、仮想マシン、データストア、vSphere Distributed Switch、vSphere 分散ポート グループ)が階層的に表示されます。指定されていないオブジェクト タイプはタイルに反映されません。

[上位のオブジェクトの成長トレンド] - 1 か月前から現在の日付までの上位オブジェクトの成長トレンドが動的に表示されます。

パブリック クラウド - 例:Amazon Web Services (AWS)

AWSMicrosoft Azure、Google Cloud Platform のような個々のパブリック クラウド アカウントに表示される値は、そのアカウントの合計数に基づきます。

[上位サービス] - 選択されているクラウド アカウントの上位 10 サービスの一覧が表示されます。この一覧は、各サービスの数に基づき降順で表示されます。

[上位サービスの成長トレンド] - 1 か月前から現在の日付までの上位サービスの成長トレンドが表示されます。