スパークライン グラフ ウィジェットには、VMware Aria Operations 内のオブジェクトのメトリックを含むグラフが表示されます。VMware Aria Operations では、カスタム ダッシュボードに追加するオブジェクトのメトリックを含む 1 つ以上のグラフを作成できます。

このスクリーンショットでは、選択したオブジェクトのメトリックの詳細(CPU、メモリ、ストレージ、および OS)がグラフ形式で表示されています。

スパークライン グラフ ウィジェットと構成オプションの仕組み

スパークライン グラフ内のメトリックが、別のウィジェットで提供されるオブジェクトに関するものである場合、そのオブジェクト名がウィジェットの右上に表示されます。ウィジェット構成の編集時にメトリックを選択すると、ウィジェットではそのメトリックおよび対応するオブジェクトがダッシュボードの相互作用のソースとして使用されます。グラフの線は、指定期間における選択されたメトリックの平均値を示します。グラフの囲み領域は、メトリックの動的しきい値を示します。

スパークライン グラフ ウィジェットのグラフをポイントすると、メトリックの値がツールチップ形式で表示されます。また、グラフの最大値と最小値を表示することもできます。値はオレンジのドットで表示されます。

スパークライン グラフ ウィジェットを 1 つまたは複数のカスタムのダッシュボードに追加し、他のダッシュボード ユーザーにとって重要なデータを表示するように構成できます。ウィジェットには、各ウィジェット インスタンスに構成済みオプションに基づいてデータが表示されます。

スパークライン ウィジェットに表示されるメトリックは現在の値です。平均値を表示するには、リスト ビューまたは分布チャートの変換機能を使用して平均値を算出します。平均値を取得するもう 1 つの方法は、スパークラインをダブル クリックしてメトリック チャートを開き、クリックしてドラッグして範囲を選択し、マウス ボタンを押したまま数秒間保持して、平均値を含むポップアップを表示することです。

スパークライン グラフ ウィジェットを確認できる場所

ウィジェットは、カスタム ダッシュボードのいずれかに含まれている可能性があります。メニューで [ダッシュボード] をクリックし、左ペインにダッシュボードのリストを表示します。

スパークライン グラフ ウィジェットのツール バー オプション

ウィジェットのタイトル バーで、[ツールバーの表示] アイコンをクリックしてツールバー オプションにアクセスします。

ツールバーには、グラフのビューの変更に使用できるアイコンが含まれています。

オプション 説明
ダッシュボードのナビゲーション 選択したオブジェクトが移動先のダッシュボードでも使用可能な場合は、別のダッシュボードに移動できます。
更新

ウィジェット データを更新します。

時間の範囲 グラフに表示する時間範囲を選択します。デフォルトの時間範囲リストから期間を選択するか、開始日時と終了日時を選択することができます。

[ダッシュボード時間] を選択して、[ダッシュボード時間] パネルを有効にします。[ダッシュボード時間] パネルで選択したオプションが有効になります。デフォルトの時間は 6 時間です。

[ダッシュボード時間] がデフォルトのオプションです。

ほぼリアルタイムの監視 20 秒間隔で収集されたデータがほぼリアルタイムで表示されます。ほぼリアルタイムのデータは、24 時間から 3 日までの範囲で使用できます。
すべてを削除する

すべてのグラフを削除します。

スパークライン グラフ ウィジェットの構成オプション

ウィジェットのタイトル バーで、[ウィジェットの編集] アイコンをクリックしてウィジェットを構成します。

構成オプションは、1 つ以上のセクションにグループ化されます。ウィジェット データのベースとなるオブジェクトを選択し、次のセクションでオブジェクトを絞り込むことができます。各セクションは、オブジェクトをさらにフィルタリングし、フィルタリングされたオブジェクトを次のセクションにプッシュします。ウィジェット データは、最後のセクションの出力であるオブジェクトに基づきます。

[構成] セクションには、ウィジェットの全般的な構成オプションが表示されます。

[入力データ] セクションには、ウィジェットに対する入力を指定するオプションがあります。このセクションは、ウィジェットがセルフ プロバイダ モードのときに表示されます。

[入力変換] セクションには、ウィジェットに対する入力を変換するオプションがあります。

[出力データ] セクションには、ウィジェット データの基になるオブジェクト タイプを選択するオプションがあります。

[出力フィルタ] セクションには、選択したフィルタ基準に基づいてウィジェット データを制限するオプションがあります。

オプション 説明
タイトル

このウィジェットを同じウィジェット テンプレートに基づく他のインスタンスから識別するカスタムのタイトルを入力します。

[構成]
内容の更新

このウィジェットのデータの自動更新を有効または無効にします。

有効にされていない場合は、ダッシュボードが開かれたとき、またはダッシュボードのウィジェットの [更新] ボタンをクリックしたときにのみ、ウィジェットが更新されます。

更新間隔

[内容の更新] オプションを有効にする場合は、このウィジェットにあるデータを更新する頻度を指定します。

セルフ プロバイダ
ウィジェットにデータが表示されるオブジェクトが、そのウィジェットで定義されたものか他のウィジェットから提供されたものかを示します。
  • オン。ウィジェットにデータを表示するオブジェクトを定義します。
  • オフ。ダッシュボードのウィジェットの相互作用オプションを使用して、他のウィジェットがオブジェクトを提供するように構成します。
オブジェクト名を表示 スパークライン グラフ ウィジェットで、メトリック名の前にオブジェクトの名前を表示できます。
  • [オン]。ウィジェットでメトリック名の前にオブジェクトの名前を表示します。
  • [オフ]。ウィジェットでオブジェクトの名前を表示しません。
コラムのシーケンス
情報の表示順序を選択します。
  • [グラフが先]。メトリック グラフがウィジェット表示の最初の列に表示されます。

  • [ラベルが先]。メトリック ラベルがウィジェット表示の最初の列に表示されます。
DT の表示 スパークライン チャートの動的しきい値を表示するか非表示にするオプションを選択します。
[入力データ]
メトリック
ウィジェット データのベースとなるメトリックを選択します。オブジェクトを選択し、そのメトリックを選択できます。
  1. [新しいメトリックの追加] アイコンをクリックして、ウィジェット データのメトリックを追加します。オブジェクトを選択して、そのメトリック ツリーを表示し、オブジェクトのメトリックを選択します。選択したメトリックが、このセクション内のリストに表示されます。

    [共通メトリックの表示] アイコンをクリックすると、いくつかのオブジェクトの共通メトリックがメトリック ツリーに表示されます。

    メトリックを選択するオブジェクトの選択中に、[フィルタ] テキスト ボックスを使用してオブジェクトを検索できます。左側の [タグ フィルタ] ペインを展開して、1 つ以上のオブジェクト タグ値を選択することもできます。選択したタグ値を持つオブジェクトのリストが表示されます。複数の値を同じタグに選択した場合は、それらのタグのどれかが適用されるオブジェクトを選択できます。複数の値を異なるタグに選択した場合は、すべてのタグが適用されたオブジェクトのみを選択できます。

  2. 必要に応じて、リストからメトリックを選択し、[選択されたメトリックの削除] アイコンをクリックして、選択したメトリックを削除します。

    [すべて選択] アイコンをクリックして、リスト内のすべてのメトリックを選択します。

    [選択のクリア] アイコンをクリックして、リスト内の選択したメトリックをクリアします。

必要に応じて、メトリックをカスタマイズし、カスタマイズをリスト内の他のメトリックに適用することもできます。

  1. リスト内のメトリック ボックスをダブルクリックしてメトリックをカスタマイズし、[更新] をクリックできます。

    [ボックス ラベル] テキスト ボックスを使用すると、メトリック ボックスのラベルをカスタマイズできます。

    [単位] テキスト ボックスを使用すると、各メトリックの測定単位を定義できます。

    [カラー メソッド] オプションを使用すると、各メトリックの色付けの条件を定義できます。このオプションが [カスタム] に設定されている場合は、[黄色][オレンジ色][赤色] テキスト ボックスにカラー値を入力できます。また、シンプトムの定義で色分けを設定することもできます。色を使用しない場合は、[なし] を選択します。

    たとえば、仮想マシンの残りのメモリ容量を表示するには、オブジェクト タイプとして[仮想マシン] を選択し、メトリック ツリーから [メモリ] を展開し、[残りキャパシティ (%)] をダブルクリックします。メトリックを確認しやすくするため、わかりやすいラベル名と測定単位を定義してください。[カラー メソッド] ドロップダウン メニューから [カスタム] を選択し、色ごとに異なる値([黄色] には 50、[オレンジ色] には 20、[赤色] には 10 など)を指定できます。

  2. メトリックを選択し、[すべてに適用] アイコンをクリックして、選択したメトリックのカスタマイズをリスト内のすべてのメトリックに適用します。
オブジェクト
ウィジェット データのベースとなるオブジェクトを選択します。
  1. [新規オブジェクトの追加] アイコンをクリックし、ポップアップ ウィンドウでオブジェクトを選択します。選択したオブジェクトが、このセクション内のリストに表示されます。

    オブジェクトの選択中に、[フィルタ] テキスト ボックスを使用してオブジェクトを検索できます。左側の [タグ フィルタ] ペインを展開して、1 つ以上のオブジェクト タグ値を選択することもできます。選択したタグ値を持つオブジェクトのリストが表示されます。複数の値を同じタグに選択した場合は、それらのタグのどれかが適用されるオブジェクトを選択できます。複数の値を異なるタグに選択した場合は、すべてのタグが適用されたオブジェクトのみを選択できます。

  2. 必要に応じて、リストからオブジェクトを選択し、[選択したオブジェクトの削除] アイコンをクリックして、選択したオブジェクトを削除します。

    [すべて選択] アイコンをクリックして、リスト内のすべてのオブジェクトを選択します。

    [選択のクリア] アイコンをクリックして、リスト内の選択したオブジェクトをクリアします。

すべて

このオプションを選択した場合、ウィジェットのデータは環境内のすべてのオブジェクトに基づきます。以下のセクションには、ウィジェット データのオブジェクトを絞り込むためのオプションがあります。

[入力変換]
関係

オブジェクトの関係に基づいて、ウィジェットに対する入力を変換します。たとえば、[子] チェック ボックスをオンにし、[深さ] として [1] を選択すると、子オブジェクトはウィジェットに対する変換された入力になります。

[出力データ]
空のドロップダウン メニュー

表示する属性を含むリストを指定します。

オブジェクト タイプに基づいてメトリックを追加します。選択したメトリックに対応するオブジェクトが、ウィジェット データの基準となります。

[新しいメトリックの追加] アイコンをクリックして、ウィジェット データのメトリックを追加します。オブジェクトを選択して、そのメトリック ツリーを表示し、オブジェクトのメトリックを選択します。選択したメトリックが、このセクション内のリストに表示されます。

[共通メトリックの表示] アイコンをクリックすると、いくつかのオブジェクトの共通メトリックがメトリック ツリーに表示されます。

メトリックを選択するオブジェクトの選択中に、[フィルタ] テキスト ボックスを使用してオブジェクトを検索できます。左側の [タグ フィルタ] ペインを展開して、1 つ以上のオブジェクト タグ値を選択することもできます。選択したタグ値を持つオブジェクトのリストが表示されます。複数の値を同じタグに選択した場合は、それらのタグのどれかが適用されるオブジェクトを選択できます。複数の値を異なるタグに選択した場合は、すべてのタグが適用されたオブジェクトのみを選択できます。

必要に応じて、メトリックをカスタマイズし、カスタマイズをリスト内の他のメトリックに適用することもできます。

  1. リスト内のメトリック ボックスをダブルクリックしてメトリックをカスタマイズし、[更新] をクリックできます。

    [ボックス ラベル] テキスト ボックスを使用すると、メトリック ボックスのラベルをカスタマイズできます。

    [単位] テキスト ボックスを使用すると、各メトリックの測定単位を定義できます。

    [カラー メソッド] オプションを使用すると、各メトリックの色付けの条件を定義できます。このオプションが [カスタム] に設定されている場合は、[黄色][オレンジ色][赤色] テキスト ボックスにカラー値を入力できます。また、シンプトムの定義で色分けを設定することもできます。色を使用しない場合は、[なし] を選択します。

    たとえば、仮想マシンの残りのメモリ容量を表示するには、オブジェクト タイプとして[仮想マシン] を選択し、メトリック ツリーから [メモリ] を展開し、[残りキャパシティ (%)] をダブルクリックします。メトリックを確認しやすくするため、わかりやすいラベル名と測定単位を定義してください。[カラー メソッド] ドロップダウン メニューから [カスタム] を選択し、色ごとに異なる値([黄色] には 50、[オレンジ色] には 20、[赤色] には 10 など)を指定できます。

  2. メトリックを選択し、[すべてに適用] アイコンをクリックして、選択したメトリックのカスタマイズをリスト内のすべてのメトリックに適用します。
[出力フィルタ]

オブジェクト タイプのフィルタ条件に基づいて、ウィジェット データをさらに絞り込みます。ウィジェット データは、フィルタリングされたオブジェクト タイプのオブジェクトに基づきます。

オブジェクトに入力変換が適用された場合は、変換されたオブジェクトのオブジェクト タイプに対してフィルタ基準を定義します。

  1. 最初のドロップダウン メニューから、オブジェクト タイプを選択します。
  2. 2 番目のドロップダウン メニューから、フィルタ基準を定義するオプションを選択します。たとえば、[データセンター] のオブジェクト タイプに対して [メトリック] を選択すると、データセンターの特定メトリックの値に基づいてフィルタ基準を定義できます。
  3. 表示されるドロップダウン メニューとテキスト ボックスで、値を選択または入力してオブジェクトをフィルタリングします。
  4. さらにフィルタ条件を追加するには、[追加] をクリックします。
  5. 別のフィルタ条件セットを追加するには、[別の条件セットの追加] を追加します。