クラウド プロキシとターゲット マシンのハンドシェイク時に必要な前提条件を満たします。

ターゲット マシンでのクラウド プロキシのハンドシェイクには、次の前提条件が必要です。

  • Telegraf を実行するターゲット マシン、クラウド プロキシ、および VMware Aria Operations の時刻を同期する必要があります。vCenter Server クラウド アカウントによって管理されている仮想マシンの場合、仮想マシンが展開されている ESXi インスタンス、vCenter Server、仮想マシン、VMware Aria Operations、およびクラウド プロキシの時刻を同期する必要があります。
  • ターゲット マシンは、アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループのクラウド プロキシおよび仮想 IP アドレスのポート 443、4505、4506 にアクセスできる必要があります。ターゲット マシンで次のコマンドを実行して、アクセスを確認できます。
    • Linux マシンの場合:
      timeout 10 bash -c "</dev/tcp/{cloudproxy_fqdn_or_virtual_IP}/4505"
      echo $?
      timeout 10 bash -c "</dev/tcp/{cloudproxy_fqdn_or_virtual_IP}/4506"
      echo $?
      timeout 10 bash -c "</dev/tcp/{cloudproxy_fqdn_or_virtual_IP}/443"
      echo $?
      
    • Windows マシンの場合:
      wget.exe --spider -t 1 -T 10 {cloudproxy_fqdn_or_virtual_IP}:4505 
      wget.exe --spider -t 1 -T 10 {cloudproxy_fqdn_or_virtual_IP}:4506
      wget.exe --spider -t 1 -T 10 {cloudproxy_fqdn_or_virtual_IP}:443
      
      注: Windows マシンに wget.exe がない場合は、ファイル エクスプローラで %temp% フォルダまたはその親フォルダに移動し、インストールの試行後に wget.exe を検索します。
      注: 上記のコマンドでは、アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループの場合に仮想 IP アドレスを使用します。個別のクラウド プロキシ、またはアプリケーション監視の高可用性が無効なコレクタ グループに属するクラウド プロキシについては、クラウド プロキシ FQDN を使用します。
  • エージェントのインストールで必須となる、ユーザーに必要な権限については、ユーザー アカウントの前提条件ページを参照してください。
  • ターゲット マシンの構成の要件。
    • Linux の要件

      コマンド:/bin/bash, sudo, tar, awk, curl

      パッケージ:coreutils (chmod, chown, cat), shadow-utils (useradd, groupadd, userdel, groupdel), net-tools

      スクリプト実行を許可するには、/tmp ディレクトリにマウント ポイントを構成します。

    • Windows の要件
      • Visual C++ のバージョンが 14 以降であることが必要です。
      • Windows OS 仮想マシンのパフォーマンス モニターを有効にする必要があります。
    • Windows 2012 R2 の要件

      ターゲット マシンをユニバーサル C ランタイムで更新する必要があります。詳細については、次のリンクを参照してください。

  • エージェントをインストールする vCenter Server 仮想マシンで、VMware Tools がインストールされ、実行されている必要があります。サポートされている VMware Tools のバージョンについては、このリンクをクリックしてください。
    注: vCenter Server クラウド アカウントによって管理される仮想マシンにのみ適用されます。
  • 最新の UAG Photon OS 仮想マシンにエージェントをインストールするための「exec」権限を持つ tmp フォルダを追加します。/tmp ディレクトリにマウント ポイントを構成してスクリプトの実行を許可するには、次のコマンドを実行します:<mount -o remount,exec /tmp>