オープン ソース Telegraf を使用して Linux プラットフォーム上のアプリケーションとオペレーティング システムを監視するには、ヘルパー スクリプトを使用します。

ヘルパー スクリプトは、次のオペレーティング システムでのみテストされています。
  • CentOS 7.x および CentOS 8.x
  • RHEL 7.x および RHEL 8.x
  • SUSE 12.x および SUSE 15.x
  • OEL7.x および OEL 8.x
  • Ubuntu 16.x、Ubuntu 18.x、Ubuntu 20.x、および Ubuntu 22.x
  • VMware Photon Linux

前提条件

  • jq パッケージをインストールします。詳細については、jq の公式ドキュメント (https://stedolan.github.io/jq/download/) を参照してください。
  • vCenter Server 仮想マシンを VMware Aria Operations で監視する場合は、VMware Tools のバージョンを確実に 10.2 以降にします。vmware-toolbox-cmd は、vCenter Server 仮想マシンにのみ必要です。
  • 次のコマンドを実行し、次のパッケージを使用する権限があることを確認します。
    • コマンド:/bin/bash、awk、sed、vmware-toolbox-cmd、jq、curl
    • パッケージ:coreutils (chmod、chown、cat)、net-tools (ip、/dev/tcp、curl、wget)
  • 現在、クラウド プロキシでは IPv4 のみがサポートされています。
  • インターネットが有効になっていることを確認します。
  • VMware Aria Operations で、クラウド プロキシが起動し、オンラインになっていることを確認します。コレクタ グループの場合、VMware Aria Operations で、アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループ内のクラウド プロキシが 1 つ以上起動し、オンラインになっていることを確認します。
  • unzip が 6.0-20.el7 以降であることを確認します。
  • uuidgen パッケージは、vCenter Server 仮想マシン、AWS EC2 インスタンス、Azure 仮想マシン、または物理サーバ上に存在する必要があります。
  • vCenter Server 仮想マシン、AWS EC2 インスタンス、Azure 仮想マシン、または物理サーバは、クラウド プロキシのポート 8443 および 443、またはアプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループの仮想 IP アドレスにアクセスできる必要があります。

手順

  1. 次の場所にあるクラウド プロキシからヘルパー スクリプトをダウンロードします。https://<CloudProxy-IP>/downloads/salt/telegraf-utils.sh
    注: 上記で指定したコマンドおよび場所の <CloudProxy-IP> には、関連するクラウド プロキシ [IP アドレス] を使用します。アプリケーション監視の高可用性が有効なコレクタ グループの場合は、仮想 IP アドレスを指定します。
  2. スクリプトがダウンロードされているディレクトリに移動します。
  3. Linux 仮想マシンに対するスクリプトの実行権限を有効にします。
    chmod +x telegraf-utils.sh
  4. ヘルパー スクリプトを実行して、Telegraf の構成を更新します。
    telegraf-utils.sh  opensource -c cloud_proxy_ip_or_collector_group_name -t token -d telegraf_conf_dir -e telegraf_bin_path [-g gateway_url -a csp_auth_url]
        
    Description of arguments:
          -c : [REQUIRED] cloud_proxy_ip_or_collector_group_name - Cloud Proxy IP or Collector Group Name
           -t : [REQUIRED] token - CSP Refresh Token of the user/account. For getting a new token, 
              follow - User/Organization Settings >> My Account >> API Tokens >> Generate a New API Token.
              Example: gi7lwabjnvdfiawt4watzksuol8sywrjvg8kabh31mx9x1guepgyhycyx61dqrpq
          
          -d : [REQUIRED] telegraf_conf_dir - Telegraf configuration directory and it is required argument. ex: /etc/telegraf/telegraf.d
          -e : [REQUIRED] telegraf_bin_path - Path of telegraf executable ex: /usr/bin/telegraf
          
          -g : [OPTIONAL] [SAAS-SPECIFIC] gateway_url - argument to override default VMware Aria Operations SaaS gateway URL
          -a : [OPTIONAL] [SAAS-SPECIFIC] csp_auth_url - argument to override default CSP authentication URL
    
    
    Example: /bin/bash telegraf-utils.sh opensource -t gi7lwabjnvdfiawt4watzksuol8sywrjvg8kabh31mx9x1guepgyhycyx61dqrpq -c 10.10.10.101 -d /etc/telegraf/telegraf.d -e /usr/bin/telegraf 
    注: ヘルパー スクリプトを実行したら、指定した config ディレクトリ( -d オプション)パスの cloudproxy-http.conf という名前のファイル内で、それぞれの構成が正しく設定されていることを確認します。詳細については、 構成例を参照してください。 管理対象の vCenter Server 仮想マシン、AWS EC2 インスタンス、または Azure 仮想マシンの場合、以下のいずれかの理由により、管理対象外の構成が表示されることがあります。
    • VMware Aria Operations では、vCenter Server 仮想マシン、AWS EC2 インスタンス、または Azure 仮想マシンの詳細が、vCenter Server、AWS、または Azure アダプタ別に表示されません。VMware Aria Operations vCenter Server クラウド アカウントの構成後、少なくとも 1 ~ 2 回の収集サイクルの間待機してください。
    • SAAS_REFRESH_TOKEN が正しくない。
    注: デフォルトでは、 telegraf.conf ファイルで InfluxDB 出力プラグインが有効になっており、データが influxdb サーバに送信されるため、構成済みの influxdb サーバ コメントがないことに関する警告メッセージがログに複数記録されないように、「[[outputs.influxdb]]」の行をコメントアウトする必要があります。次の警告メッセージが表示されます: W! [outputs.influxdb] When writing to [http://localhost:8086]: database "telegraf" creation failed: Post "http://localhost:8086/query": dial tcp [::1]:8086: connect: connection refused

    例:#[[outputs.influxdb]]

    注: telegraf.conf ファイルの入力プラグインが、対応するオペレーティング システムに関連付けられていることを確認します。 オペレーティング システムの Telegraf 構成の詳細 を参照してください。
    注: デフォルト ゲートウェイ URL は https://www.mgmt.cloud.vmware.com/vrops-cloud で、デフォルト認証 URL は https://console.cloud.vmware.com/csp/gateway/am/api/auth/api-tokens/authorize です。認証 URL とゲートウェイ URL がデフォルトの設定と異なる場合は、適切な引数(-g および -a)を指定します。
  5. Telegraf サービスを再起動します。
    systemctl restart telegraf 
    or
    /usr/bin/telegraf -config /etc/telegraf/telegraf.conf -config-directory /etc/telegraf/telegraf.d

次のタスク

[管理対象仮想マシン オブジェクトの階層]
  • vCenter Server 仮想マシンが VMware Aria Operations によって監視されている場合、オペレーティング システムおよびアプリケーション オブジェクトは、それぞれの [仮想マシン] > [OS オブジェクト] > [「アプリケーション サービス」のインスタンス] に分類されます。
  • Azure 仮想マシンが VMware Aria Operations によって監視されている場合、オペレーティング システムおよびアプリケーション オブジェクトは、それぞれの [Azure 仮想マシン] > [OS オブジェクト] > [「アプリケーション サービス」のインスタンス] に分類されます。
  • 仮想マシンの AWS EC2 インスタンスが VMware Aria Operations によって監視されている場合、オペレーティング システムおよびアプリケーション オブジェクトは、それぞれの [AWS EC2 インスタンス] > [OS オブジェクト] > [「アプリケーション サービス」のインスタンス] に分類されます。

[VMware Aria Operations で監視されないマシン]vCenter Server 仮想マシン、AWS EC2 インスタンス、Azure 仮想マシン、または物理サーバが VMware Aria Operations で監視されていない場合、オペレーティング システムおよびアプリケーション オブジェクトは [環境] > [エンドポイント] > [OS オブジェクト] > [「アプリケーション サービス」のインスタンス] に分類されます。

[収集されたデータの表示]:データが収集され、[Telegraf エージェントの管理] 画面に表示されます。詳細を表示するには、[Telegraf エージェントの管理] 画面で [Agent の種類] > [ソース エージェントを開く] の順に選択してフィルタリングします。