[最近のタスク] リストには、 VMware Aria Operations から最近開始されたタスクのステータスが表示されます。タスクが終了したか、まだ進行中であるか、失敗したかを判断できます。

[最近のタスク] の機能

[最近のタスク] ページには、ログに記録されているタスク イベントが報告されます。メッセージ領域に表示されるログ エントリを使用し、失敗したタスクのトラブルシューティングを行うことができます。

最近のタスクを確認できる場所

左側のメニューで [管理] を選択し、[最近のタスク] をクリックします。

[最近のタスク] オプション

タスク リストの情報を確認し、タスクが完了したか、それとも失敗したタスクのトラブルシューティングを行う必要があるかを判断します。タスクについての詳細を確認するには、リスト内のタスクを選択し、関連するオブジェクトとタスク メッセージを確認します。

表 1. タスク リスト
オプション 説明
エクスポート

選択したタスクを XML ファイルにエクスポートします。

エクスポートされる情報にはメッセージが含まれており、問題のトラブルシューティングを行う場合に役立ちます。

プロパティの編集

最近のタスクのデータをシステム内で保持する期間の長さを決定します。

VMware Aria Operations でデータを保持する日数を設定します。その日数が経過すると、データはシステムから消去されます。デフォルト値は 90 日です。

[ステータス] ドロップダウン メニュー

ステータス値に基づいてリストをフィルタリングします。

すべてのフィルタ
選択した列と指定した値に基づいてリストをフィルタリングします。タスクは次の基準に基づいてフィルタリングできます。
  • タスク
  • 開始時刻
  • 完了時刻
  • 自動
  • オブジェクト名
  • オブジェクト タイプ
  • イベント ソース
  • ソース タイプ
  • 送信者
  • タスク ID
フィルタ(オブジェクト名)

リスト内のタスクを、入力した文字列と一致するものに限定します。

検索は部分一致で実行されます。たとえば、vm と入力すると、vm001acctvm_east などのオブジェクトが含められます。

タスク

タスクの名前。

たとえば、「仮想マシン用 CPU 数の設定」。

ステータス

タスクの状態。

状態を示す値は次のとおりです。
  • 完了しました。ターゲット オブジェクトに対してタスクが正常に完了しました。
  • 処理中。ターゲット オブジェクトに対してタスクが実行されています。
  • 失敗しました。ターゲット オブジェクトに対するタスクの実行が失敗しました。タスクが開始された場合は、障害の原因として、スクリプトに誤りがある、スクリプトがタイムアウトした、アクションが行われていない、などが考えらえます。タスクが開始せず、直ちに失敗と報告される場合は、その理由として、タスクを開始できなかった、スクリプトが見つからなかった、などが考えられます。タスクがターゲット オブジェクト上で開始されなかった場合は、障害の原因として通信や認証のエラーが考えられます。
  • 最長時間に到達しました。デフォルトの時間または構成した時間を過ぎてタスクが実行されています。ステータスを判断するには、開始されたアクションのトラブルシューティングを行う必要があります。
  • 未ディスパッチ。アクション アダプタが見つかりませんでした。
  • 開始しました。タスクがオブジェクトで開始されています。
  • 不明。アクションの実行中にエラーが発生しましたが、そのエラーはタスク ログに取り込まれませんでした。このステータスをさらに調査するには、[管理] 領域に置かれている VMware Aria Operations のサポート ログで vCenter Server アダプタが存在するかどうか確認し、ターゲット システムを調べてください。
開始時刻

タスクが開始された日時。

完了時刻

タスクが完了した日時。

タスクが失敗したか、最大タイムアウトに達している場合、完了日は表示されません。

自動

タスク リストのアクションが自動化されているかどうかを、はい または いいえ で示します。

オブジェクト名

タスクが開始されたオブジェクト。

オブジェクト タイプ

タスクが開始されたオブジェクトのタイプ。

イベント ソース

アクションを自動的にトリガしたイベントの UUID または名前。推奨事項に関連付けられているイベントがトリガされると、ユーザーによる操作なしにアクションがトリガされます。

たとえば、関連アクションのあるアラート推奨事項は自動化できます。自動化はデフォルトでは無効になっています。自動化は、ポリシーを [管理] > [ポリシー] で作成または編集する際に、ポリシーの [アラート/シンプトム定義のオーバーライド] 領域で構成します。

[自動化] ロールを持つ管理者には、ポリシー ワークスペースの [アラート/シンプトム定義のオーバーライド] 領域でアクションを自動化する権限があります。

ソース タイプ

タスクを開始したユーザーが VMware Aria Operations へのアクセス時に使用した認証ソース。

送信者

タスクを開始したユーザーの名前。この列には、アラートによってトリガされる自動アクション用の automationAdmin ユーザー アカウントが表示されます。

タスク ID

1 つまたは複数のアクションが含まれるタスクが開始されたときに生成された ID。

タスク ID は、各アダプタのタスクに一意のものとなります。1 つのタスクに、2 つのアダプタを使用して実行された複数のタスクが含まれる場合、2 つのタスク ID が表示されます。

タスクがスナップショットの削除アクションの場合は、タスク ID が 2 つ生成されます。一方の ID は日付タスクに基づくスナップショットの取得用、もう一方は選択したスナップショットの削除タスク用です。

関連オブジェクトは、選択したタスクが実行されたオブジェクトです。

表 2. 選択されたタスクに関連付けられたオブジェクトの詳細
オプション 説明
オブジェクト名

タスク リストで選択されているタスクに含まれているオブジェクトの詳細リスト。

タスクが 1 つのオブジェクトのみに実行された場合、このリストには 1 つのオブジェクトが含まれます。タスクが複数のオブジェクトに対して実行された場合、各オブジェクトが個別の行に示されます。

オブジェクト タイプ

各オブジェクト名のオブジェクトのタイプ。

ステータス

タスクの現在の状態。

メッセージは、タスクが実行されたときのタスクのログです。タスクが正常に完了しない場合は、ログを使用して問題を特定します。

表 3. 選択されたタスクのメッセージの詳細
[重要度] ドロップダウン メニュー

重要度値に基づいてメッセージを制限します。

フィルタ(メッセージ)

リスト内のメッセージを、入力した文字列と一致するものに限定します。

検索は部分一致で実行されます。たとえば、id と入力すると、Task IDdid not complete という語句を含むメッセージが含められます。

重要度

ログにおけるメッセージ レベル。

重要度を示す値には次のものが含まれます。
  • すべて。すべてのメッセージを表示します。
  • エラー。タスクが失敗するときに生成されるメッセージ。
  • 警告。タスクの進行中に警告として生成されるメッセージ。
  • 情報。タスクが処理されるときにログに追加されるメッセージ。
時刻

ログに追加されたエントリの日時。

メッセージ

ログ エントリのテキスト。

メッセージに含まれる情報に基づいて、タスクが失敗した原因を判断し、障害のトラブルシューティングと解決を開始します。

列を並べ替えてない場合、メッセージはリストの上から最新エントリの順に表示されます。