Carbon Black Cloud は、デバイスのバックグラウンド スキャンと [オンアクセス ファイル スキャン モード] のポリシー設定に応じて、既存のファイルにレピュテーションを割り当てます。
LOCAL_WHITE
レピュテーションを割り当てます。
[バックグラウンド スキャンを実行] オプションが有効になっているか、
[オンアクセス ファイル スキャン モード] がデバイスで
[標準] または
[積極的] に設定されている場合、センサーは明確なレピュテーションを割り当てます。
Carbon Black Cloud センサーが既存のファイルにレピュテーションを割り当てる場合の主な考慮事項は次のとおりです。
- 不明なレピュテーション (
RESOLVING
) は、センサーがまだ Carbon Black Cloud バックエンドに到達していないことを意味します。 - 明確なレピュテーションとは、
NOT_LISTED
とRESOLVING
のレピュテーションを除くすべての Carbon Black Cloud レピュテーションを指します。 - Linux はサポートされていません。
- ローカル スキャナ設定は、Windows センサー バージョン 2.0.1 以降でのみサポートされます。
[バックグラウンド スキャンの実行] と [オンアクセス ファイルのスキャン モード] が有効になっている場合のレピュテーションの割り当て
Carbon Black Cloud は、[バックグラウンド スキャンを実行] オプションが有効で、[オンアクセス ファイル スキャン モード] オプションが [積極的] に設定されている場合に、既存のファイルにレピュテーションを割り当てます。
デバイスでバックグラウンド スキャンが有効になっている場合、バックグラウンド スキャン中に既存のファイルにレピュテーションが割り当てられます。
[オンアクセス ファイル スキャン モード] オプションが [積極的] に設定されている場合、ファイルの実行時にローカル スキャナは既存のファイルをスキャンします。
- Carbon Black Cloud が既存のレピュテーションより優先順位の高い明確なレピュテーションを返す場合、センサーはレピュテーションをアップグレードします。
- ローカル スキャナがクラウドによって返されたレピュテーションよりも優先順位の高い明確なレピュテーションを返す場合、センサーはレピュテーションを割り当てます。
[バックグラウンド スキャンを実行] が無効で、[オンアクセス ファイル スキャン モード] が有効になっている場合のレピュテーションの割り当て
Carbon Black Cloud は、[バックグラウンド スキャンを実行] オプションが無効で、[オンアクセス ファイル スキャン モード] オプションが [積極的] に設定されている場合に、既存のファイルにレピュテーションを割り当てます。
バックグラウンド スキャンが無効になっているため、既存のファイルにはレピュテーションが割り当てられていません。そのため、デフォルトで、Carbon Black Cloud センサーは LOCAL_WHITE
レピュテーションに初期信頼を割り当て、実行時に既存のファイルを実行できるようにします。
ファイルの実行時に、ローカル スキャナは既存のファイルをスキャンします。センサーは、ローカルスキャナによって返された最高の優先順位で明確なレピュテーションを適用することで、デフォルトのレピュテーションをアップグレードします。明確なレピュテーションとは、NOT_LISTED
および RESOLVING
を除くその他のレピュテーションを指します。
[バックグラウンド スキャンの実行] と [オンアクセス ファイルのスキャン モード] が無効になっている場合のレピュテーションの割り当て
Carbon Black Cloud は、[バックグラウンド スキャンを実行] オプションが無効で、[オンアクセス ファイル スキャン モード オプション]が [無効] または [標準] に設定されている場合に、既存のファイルにレピュテーションを割り当てます。
バックグラウンド スキャンが無効になっているため、既存のファイルにはレピュテーションが割り当てられていません。そのため、デフォルトで、Carbon Black Cloud センサーは LOCAL_WHITE
レピュテーションに初期信頼を割り当て、実行時に既存のファイルを実行できるようにします。実行後、センサーは次のチェックイン ウィンドウのクラウド レピュテーション ルックアップをキューに入れます(60 秒ごと)。
[バックグラウンド スキャンを実行] が有効で、[オンアクセス ファイル スキャン モード] が無効になっている場合のレピュテーションの割り当て
Carbon Black Cloud は、[バックグラウンド スキャンを実行] オプションが有効で、[オンアクセス ファイル スキャン モード] オプションが [無効] または [標準] に設定されている場合に、既存のファイルにレピュテーションを割り当てます。
既存のファイルには、バックグラウンド スキャン中にレピュテーションが割り当てられます。Carbon Black Cloud センサーはその既存のレピュテーションを使用し、次のチェックイン ウィンドウのクラウド レピュテーション ルックアップをキューに入れます(60 秒ごと)。