次の表に示すコマンドは、Live Response でサポートされています。

Live Response はキーボードのペースト オプションに対応しています。ctrl+v または cmd+v を使用してターミナルに貼り付けます。

コマンド 説明
cd [dir] 現在の作業ディレクトリを変更します。オプションには、絶対パス、相対パス、ドライブ固有のパス、およびネットワーク共有パスが含まれます。
clear コンソール画面をクリアします。この目的で cls コマンドを使用することもできます。
delete [path] path 引数で指定されたファイルを削除します。ファイルは永久的に削除されます。ごみ箱には送られません。
detach 現在の Live Response セッションから接続解除します。セッションにアタッチメントがない場合、タイムアウト(デフォルトでは 5 分)するまでライブのままです。[マイ セッションの終了] ボタンで同じアクションを実行します。
detach -q 現在の Live Response セッションを終了します。セッションに接続された他のユーザーがいる場合、これらのユーザーもセッションから切り離されます。
dir 現在のディレクトリにあるファイルのリストを返します。
drives リモート エンドポイント上のドライブを一覧表示します。これは Windows の場合のみです。
exec [processpath] 現在のリモート エンドポイント上の processpath 引数で指定されているバックグラウンド プロセスを実行します。デフォルトでは、プロセスの実行がすぐに返され、stdout および stderr が出力されます。
  • オプションで、以下を組み合わせることができます。
    • [exec -o outputfile processpath:] プロセス出力を、ダウンロード可能な指定されたリモート ファイルにリダイレクトします。
    • [exec -w processpath:] プロセスが終了するまで待ってから返します。
  • 次の例に示すようにオプションを組み合わせて、スクリプトの出力を実行およびキャプチャできます。
    • exec -o c:\output.txt -w
    • c:\scripts\some_script.cmd
  • processpath 引数のプロセスにフル パスを提供する必要があります。
    • c:\windows\system32\notepad.exe
execfg 現在のリモート エンドポイントでプロセスを実行し、stdout/stderr を返します。
  • [execfg -o:] 一時コマンド出力をリモート ファイルに書き込みます。リモート エンドポイントでプロセスを開始し、完了して stdout/stderr を返すまで待ちます。-o を使用して、stdout および stderr コンテンツを特定のファイルに書き込んでから、Live Response セッションに返します。
get [path] リモート エンドポイントから path 引数で指定されているファイルを取得し、ローカル エンドポイントにダウンロードします。
help Live Response セッション コマンドをそれぞれに簡単な説明を付けて表示します。コマンド名が追加されている場合は、指定されたコマンドの説明を表示し、可能な場合は詳細(オプションなど)を追加します。
  • 例: help dir
kill 指定されたプロセスを終了します。例:
  • kill [process_pid]
  • kill [pid]
注: ps コマンドを使用して、このコマンドで使用できる pid 番号のリストを取得できます。
memdump [filepath] カーネル メモリ ダンプを取得し、指定のファイル パスに保存します。このパスにはファイル名を含める必要があります。Windows センサー バージョン 3.5.0.1523 から、memdump はカーネル メモリ ダンプ (カーネル デバッグが有効な場合はユーザー領域) を生成します。カーネル デバッグの有効化については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

メモリ ダンプには数分かかる場合があり、Live Response ウィンドウの (*) アイコンは、メモリ ダンプがまだ進行中であることを示します。これは Windows の場合のみです。

mkdir リモート エンドポイントでディレクトリを作成します。
ps または tasklist リモート エンドポイントからプロセスのリストを取得します。新たに検出されたプロセスの分析情報は、Carbon Black Cloud データベースにまだ完全にコミットされていない可能性があるため、表示できません。
put [remotepath] ローカル エンドポイントのファイルを指定されたパスのリモート エンドポイントに置きます。コマンドを Live Response に入力したら、ブラウザの [開く] ダイアログでフィルを指定します。
pwd 現在の作業ディレクトリを印刷します。
reg Windows のレジストリ設定を表示または変更します(Windows エンドポイントのみ)。このコマンドの構文は次のとおりです。
  • reg [action] [key] [options]