App Launchpad 1.0 | 2020 年 4 月 9 日 | ビルド 15936169 このリリースノートの追加事項や更新事項を確認してください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。App Launchpad について
App Launchpad を使用すると、サービス プロバイダは VMware Cloud Director 内でアプリケーションのマーケットプレイスを提供できるようになります。App Launchpad は VMware Cloud Director のプラグインであり、VMware Cloud Director コンテンツ カタログからアプリケーションに簡単にアクセスして起動するためのユーザー インターフェイスを提供します。App Launchpad を使用することで、開発者および DevOps エンジニアは VMware Cloud Director にアプリケーションを数秒で起動できます。
App Launchpad 1.0 は、単一仮想マシン アプリケーションの起動をサポートしています。
App Launchpad は、次のタイプのアプリケーションで動作するように構成できます。
- Bitnami アプリケーション
- Bitnami は、事前構成およびテスト済みの、サポート対象のオープン ソース アプリケーションを提供します。Bitnami コミュニティ カタログにサブスクライブするサービス プロバイダは、VMware Cloud Marketplace からこれらのアプリケーションにアクセスできます。App Launchpad を VMware Cloud Marketplace と統合することで、Bitnami ユーザーに最適なエクスペリエンスを提供します。
- VMware Cloud Marketplace からのアプリケーション
- VMware Cloud Marketplace には、サービス プロバイダが VMware Cloud Director に追加して App Launchpad で使用できるようにするための、幅広い ISV アプリケーションが用意されています。
- 社内アプリケーション
- App Launchpad は、サービス プロバイダがインストールした vApp テンプレートを表示できます。
サポートされるブラウザ
App Launchpad は、次のブラウザの最新および以前のメジャー リリースと互換性があります。
- Google Chrome
- Mozilla Firefox
- Microsoft Edge
- Microsoft Internet Explorer 11
備考:App Launchpad にアクセスするには、VMware Cloud Director サービス プロバイダの管理者およびテナント ポータルを使用します。App Launchpad でサポートされる Web ブラウザは、実行する VMware Cloud Director のバージョンによって異なります。
ドキュメント
現在のリリース ノートに加えて、https://docs.vmware.com/jp/VMware-Cloud-Director-App-Launchpad/index.htmlの App Launchpad のドキュメントを参照できます。
既知の問題
- 次のエラー メッセージが表示されて、App Launchpad の構成が失敗する
Can't find vCD user by alp
App Launchpad を構成するには、
alp connect
スクリプトを実行します。このスクリプトによって、App-Launchpad-Service アカウントが、個々の VMware Cloud Director システム組織に作成されます。サービス アカウント名は、--sa-user
引数の値で指定します。指定したサービス アカウントが VMware Cloud Director システム組織に存在する場合、操作は失敗し、エラー メッセージが返されます。回避策:この問題を回避するには、次の 2 つの方法があります。
- VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal を使用して、App-Launchpad-Service アカウントとして指定するユーザーを削除します。
alp connect
スクリプトを実行するときに、--sa-user
引数値に存在しないアカウント名を入力します。スクリプトによって、自動的にアカウントが作成されます。
- SSL ポートを使用するように RabbitMQ が構成されている場合、App Launchpad では RabbitMQ が動作しない
SSL ポートのみを使用して VMware Cloud Director の AMQP 拡張性を構成した場合、App Launchpad をサービス拡張機能として登録することはできません。
回避策:非 SSL ポートを使用して AMQP 拡張機能を構成し、App Launchpad を再構成します。
- デプロイされたアプリケーションで、CPU 使用率とメモリ使用量が報告されない
App Launchpad ユーザー インターフェイスでは、デプロイされたアプリケーションがコンピューティング リソースの使用についてゼロと報告しますが、実際にはアプリケーションはコンピューティング リソースを消費しています。この問題は VMware Cloud Director 10.1 を使用している場合にのみ発生します。
回避策:デプロイされたアプリケーションで使用される実際のコンピューティング リソースを取得するには、VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスで組織仮想データセンターに移動します。
- Edge Gateway に DNAT ルールが定義されていない経路指定ネットワークを使用すると、アプリケーションの起動に失敗する
Edge Gateway に DNAT ルールが定義されていない場合は、経路指定ネットワークを使用してアプリケーションを起動することはできません。
回避策:この問題を回避するには、ネットワークに対して無効化された DNAT ルールを定義します。
- vApp テンプレートが完全に同期されていない場合、アプリケーションの起動に失敗する
Cloud Marketplace からアプリケーションを起動するには、vApp テンプレートが完全に同期されている必要があります。
回避策:vApp テンプレートの同期が完了するまで待機します。VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスで、同期タスクの進行状況を監視できます。
- App Launchpad の詳細なデプロイ オプションを使用してファイアウォールルール(HTTP_HTTPS または NONE)を設定した場合、そのルールはアプリケーションのネットワークアクセスに影響しません。
ファイアウォール ルールの設定は、vApp ネットワークに適用されます。ただし、デプロイされたアプリケーションには vApp ネットワークがない場合があるため、設定は有効になりません。
回避策:デプロイされたアプリケーションのファイアウォール ルールを経路指定ネットワーク用に設定する必要がある場合は、Edge でファイアウォール ルールを作成します。直接ネットワークの場合は、vApp ネットワークおよび vApp のファイアウォール ルールを作成します。
- アプリケーションを起動するときに、NSX-T によってバッキングされている経路指定ネットワークを選択すると、起動に失敗し、次のエラー メッセージが表示される:
VC 識別子を null にすることはできません
回避策:別のネットワーク タイプを使用してアプリケーションを起動します。
- VMware Marketplace から App Launchpad にアプリケーションをインポートする場合、インポートが正常に完了した後にアプリケーションのロゴやサマリが更新されない
VMware Marketplace から App Launchpad へのアプリケーションのインポートが正常に完了した後、アプリケーションのロゴとサマリが App Launchpad ユーザー インターフェイスに表示されません。
回避策:App Launchpad サービスを再起動します。
- App Launchpad マシンへの SSH 接続を開きます。
systemctl restart alp
コマンドを実行します。