VMware Cloud Director によってバッキングされているクラウド サイトから VMware Cloud Director Availability インスタンスを削除するには、レプリケーションを停止し、すべてのピア サイトとのペアリングを削除し、プラグインを vSphere と VMware Cloud Director の両方から削除してから、クラウド アプライアンスを削除します。

古い VMware Cloud Director Availability インスタンスを置き換える場合は、新しいVMware Cloud Director Availability インスタンスをインストールした後、「仮想マシンはすでに保護されています」というエラー メッセージを回避するために、次の手順を実行します。

前提条件

VMware Cloud Director Availability が、VMware Cloud Director によってバッキングされているクラウド サイトにデプロイされていることを確認します。

手順

  1. 削除する VMware Cloud Director Availability インスタンスとの間のすべてのレプリケーションを停止します。
    1. 削除する VMware Cloud Director Availability インスタンスにログインします。
    2. 左側のペインで、[受信レプリケーション] をクリックします。
    3. すべてのレプリケーションを選択し、[削除] をクリックします。
    4. [送信レプリケーション] でこの手順を繰り返し、すべてのレプリケーションを削除します。
  2. すべてのピア サイトとの確立された信頼を削除します。
    1. 左側のペインの [構成] で [ピア サイト] をクリックします。
    2. [クラウド サイト] 画面でクラウド サイトを選択し、[削除] をクリックします。
    3. [ピア クラウド サイトの削除] ウィンドウで、クラウド サイトのペアリングを削除するには、[削除] をクリックします。
      クラウド サイトとのペアリングを削除し、ローカル サイトとリモート クラウド サイトの両方から信頼を削除しました。
    4. すべてのピア クラウド サイトとのペアリングを削除するまで、上記の手順を繰り返します。
    5. クラウド サイトからすべてのオンプレミス サイトとの確立された信頼を削除します。
      • オンプレミス サイトがまだペアリングされている場合は、クラウド サイトからペアリングを削除し、オンプレミス サイトからクラウド サイトとの残りのペアリングを削除します。オンプレミス サイトからのペアリングの削除の詳細については、サイトのペアリング解除を参照してください。
      • クラウド サイトがオンプレミス サイトからすでにペアリング解除されている場合は、クラウド サイトの残りのレコードを削除します。
    6. [ピア サイト] 画面の [オンプレミス サイト] で [削除] をクリックします。
    7. [オンプレミス サイトの削除] ウィンドウで、オンプレミス サイトのペアリングを削除するには、[削除] をクリックします。
      [オンプレミス サイト] の上に緑色で「 オンプレミス サイトが正常に削除されました。」というメッセージが表示されます。クラウド サイトのオンプレミス サイトとの信頼を削除しました。最初にクラウド サイトからこの手順を実行した場合、オンプレミス サイトでは、クラウド サイトはペアリング済みとして表示されたままです。詳細については、 サイトのペアリング解除を参照してください。
    8. すべてのピア オンプレミス サイトとのペアリングを削除するまで、上記の手順を繰り返します。
    この VMware Cloud Director Availability インスタンスとペアリングされているすべてのピア サイトが削除されました。
  3. VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-In の登録を削除します。
    1. 左側のペインで、[設定] をクリックします。
    2. [サービス エンドポイント] で、[Lookup Service のアドレス] の横にある [削除] をクリックします。
    3. [Lookup Service の登録の削除] ウィンドウで、Single Sign-On 管理者 ユーザーの認証情報を入力し、[削除] をクリックします。
    vCenter Server Lookup service がアプライアンス構成から登録解除されます。ログアウトしてから vCenter Server にログインすると、 VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-Inは vCenter Server インスタンスから登録解除済みとして表示されます。
  4. VMware Cloud Director Availability プラグインを VMware Cloud Director から削除します。
    1. 左側のペインで、[設定] をクリックします。
    2. [サービス エンドポイント] で、[VMware Cloud Director アドレス] の横にある [プラグインの削除] をクリックします。
    3. [VCD ユーザー インターフェイス プラグインの削除] ウィンドウで、[削除] をクリックします。
  5. VMware Cloud Director Availability の管理インターフェイスが使用できない場合は、サービス プロバイダ管理ポータルを使用して、VMware Cloud Director から VMware Cloud Director Availability プラグインを削除します。
    1. https://vcloud.example.com/provider に移動し、システム管理者ユーザーの認証情報を使用して VMware Cloud Director の Service Provider Admin Portal にログインします。
    2. 上部ナビゲーション バーで、[詳細] > [ポータルのカスタマイズ] の順に選択します。
    3. VMware Cloud Director Availability プラグインの名前の横にあるチェック ボックスを選択し、[削除] をクリックします。
    4. プラグインの削除を確認するには、[保存] をクリックします。
  6. 削除する VMware Cloud Director Availability インスタンスで、そのアプライアンスのすべての仮想マシンを vCenter Server インスタンスから削除します。

結果

この VMware Cloud Director Availability インスタンスは、VMware Cloud Director によってバッキングされているクラウド サイトからアンインストールされました。

次のタスク

これで、同じクラウド サイトに新しい VMware Cloud Director Availability インスタンスをインストールできるようになりました。