サービス プロバイダは、VMware Cloud Director Availability プロバイダ イベント通知を Syslog サーバまたは VMware Cloud Director に転送したり、E メール配信を使用して転送したりできます。すべての配信チャネルが同じイベント情報を配信します。
イベントおよび通知の詳細については、
イベントと通知を参照してください。
前提条件
- VMware Cloud Director Availability 4.1 以降がクラウド サイトにデプロイされていることを確認します。
- イベント通知に E メール配信チャネルを使用するには、VMware Cloud Director で SMTP 設定が構成されていることを確認します。詳細については、『VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal ガイド』のシステム E メール設定の構成を参照してください。
手順
- Cloud Director Replication Management Appliance の管理インターフェイスにログインします。
- Web ブラウザで、https://Appliance-IP-Address/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] を選択し、root ユーザー認証情報を入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- 左側のペインの [構成] で [イベントと通知] をクリックします。
注: プロバイダ イベントを Syslog サーバおよび E メールに転送するには、まずこれらの配信チャネルを構成する必要があります。構成を行わない場合、
[Syslog] および
[Cloud Director の E メール] チェック ボックスはグレーアウトで表示されます。
- Syslog サーバを構成するには、[設定] の下の [Syslog] の横にある [構成] をクリックします。
- [Syslog] ウィンドウで、Syslog サーバ アドレスと UDP ポートを入力します。
- Syslog 構成を保存するには、[適用] をクリックします。
- (オプション) VMware Cloud Director プロバイダ ポータルで E メール通知を構成するには、[設定] の下の [Cloud Director の E メール] の横にある [Cloud Director での構成] リンクをクリックします。
VMware Cloud Director Availability は
VMware Cloud Director から次の E メール設定を読み取ります。
- SMTP サーバの構成。
- 送信者の E メール アドレス。
- E メールの受信者(明示的なメール アドレスまたは組織管理者のメール アドレス)。
- デフォルトの件名のプリフィックス。
- 特定のイベントが再び転送されるまでの時間を構成するには、条件がまだアクティブな状態で、[設定] の下の [イベント転送時間の監視] の横にある [編集] をクリックします。
デフォルトの
[イベント転送時間の監視] は 24 時間です。
- [イベント構成] ウィンドウの [イベント転送時間の監視] の下で転送時間を入力します。
- イベント通知の再ポストの構成を保存するには、[適用] をクリックします。
- [イベント] の下の [システム管理イベント] の横にある [編集] をクリックします。
- 通知配信チャネルとして、[システム管理チャネル] の横にある [Syslog]、[Cloud Director イベント]、または [Cloud Director の E メール] を選択します。
- 選択した配信チャネルを保存するには、[システム管理イベント] ウィンドウで [適用] をクリックします。
- [イベント] の下の [システム監視イベント] の横にある [編集] をクリックし、設定を保存するには [適用] をクリックします。
オプション |
説明 |
システム監視チャネル |
通知配信チャネルとして、[Syslog]、[Cloud Director イベント]、または [Cloud Director の E メール] を選択します。 |
接続のポーリング間隔 |
接続の問題に対するポーリングの時間間隔。デフォルト値は 30 秒です。 |
構成のポーリング間隔 |
構成の問題に対するポーリングの時間間隔。デフォルト値は 1 日です。 |
証明書の有効期限のしきい値 |
証明書の有効期限が切れて、イベントの転送を開始するまでの時間。デフォルト値は 30 日です。 |
ポリシー コンプライアンスのポーリング間隔 |
ポリシー コンプライアンスの問題に対するポーリング間隔。デフォルト値は 60 分です。 |
- [イベント] の下の [レプリケーション管理イベント] の横にある [編集] をクリックします。
- 通知配信チャネルとして、[レプリケーション管理チャネル] の横にある [Syslog] または [Cloud Director イベント] を選択します。
- 選択した配信チャネルを保存するには、[レプリケーション管理イベント] ウィンドウで [適用] をクリックします。
- [イベント] の下の [レプリケーション監視イベント] の横にある [編集] をクリックし、設定を保存するには [適用] をクリックします。
オプション |
説明 |
レプリケーション監視チャネル |
通知配信チャネルとして、[Syslog]、[Cloud Director イベント]、または [Cloud Director の E メール] を選択します。 |
ポーリング間隔 |
レプリケーションの問題に対するポーリングの時間間隔。デフォルト値は 5 分です。 |
RPO 違反のしきい値時間 |
RPO 違反時間がこのしきい値を超えるレプリケーションのイベントのみを転送します。任意の RPO 違反のイベントを転送するには、0 を使用します。デフォルト値は 30 分です。 |
RPO 違反のしきい値時間 |
RPO 違反数がこのしきい値を超えるレプリケーションのイベントのみを転送します。RPO 違反のある任意の数のレプリケーションのイベントを転送するには、0 を使用します。デフォルト値は 0 です。 |
結果
VMware Cloud Director Availability は、選択した配信チャネルへのイベント通知の転送を開始します。
次のタスク
Syslog サーバ、VMware Cloud Director、または E メール クライアントを使用して、VMware Cloud Director Availability を監視できます。