クラウド サイトのローカル データストアでメンテナンス操作を実行する場合は、そのデータストアに配置されたすべての受信レプリケーションとレプリケーション データを退避させます。データストアからレプリケーションを一度に退避させるには、データストアに存在するすべての受信レプリケーションに対して代替ストレージ ポリシーを適用します。

注:
  • データストアを退避すると、以前に作成されたすべての VMware Cloud Director Availability バックアップが無効になり、レプリケーションをリストアできなくなります。

    バックアップからのリストアを確実に成功させるには、レプリケーションをデータストア間で移動するたびにバックアップを作成します。リストアの詳細については、クラウドでのアプライアンスのリストアを参照してください。

  • 転送するデータ量にもよりますが、データストアの退避は完了するまで数時間かかる場合があります。
  • VMware Cloud Director Availability 4.4 以降では、データストア クラスタの個々のメンバーからレプリカを退避することがサポートされています。メンバー データストア上のレプリケーションは、別の(たとえば一時的な)ストレージ ポリシーにのみ移動でき、同じクラスタ内の他のメンバー データストア内で再調整することはできません。メンテナンスが完了すると、レプリケーションを一時的な場所から元のデータストア クラスタに戻すことができます。

前提条件

データストア クラスタを退避させるために、VMware Cloud Director Availability 4.4 以降がクラウド サイトにデプロイされていることを確認します。

手順

  1. Cloud Director Replication Management Appliance の管理インターフェイスにログインします。
    1. Web ブラウザで、https://Appliance-IP-Address/ui/admin に移動します。
    2. [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
    3. [ログイン] をクリックします。
  2. 左側のペインの [システム][データストア] をクリックします。
  3. (オプション) レプリケーション カウンタを表示するデータストアに配置されたレプリケーションを表示するには、[プレビュー] をクリックします。
    データストア クラスタの場合は、展開してクラスタ メンバーを表示します。
  4. レプリケーション カウンタを表示するローカル データストアまたはクラスタ メンバーを選択し、[退避] をクリックします。
  5. [データストアの退避] ウィンドウで、データストアに存在するすべての受信レプリケーションのターゲット ストレージ ポリシーを選択し、[退避] をクリックします。
    • [現在のストレージ ポリシーのリセット] は、一致する各レプリケーションに現在のストレージ ポリシーを適用します。ストレージ ポリシーのデータストアを削除または追加した後、一致するレプリケーションがストレージ ポリシーに準拠するようにするには、このオプションを使用してレプリケーションのレプリカ ファイルを移動できます。
    • [任意] は、すべてのレプリケーションを任意のストレージ ポリシーが適用されているすべての共有データストアに保存します。
    • [pVDC Storage policy] は、選択したストレージ ポリシーを一致するすべてのレプリケーションに適用します。pVDC Storage policy がテナント データセンターに公開されていない場合、このテナントのレプリケーションはデータストアに配置されたままになります。

結果

VMware Cloud Director Availability は選択したストレージ ポリシーを適用し、クラウド サイトの選択したローカル データストアから受信レプリケーションとレプリカ ファイルの退避を開始します。

次のタスク

左側のペインで [システム タスク] をクリックすると、ストレージ プロファイルの変更 タスクの進行状況を追跡できます。