VMware Cloud Director Availability をインストールする前に、VMware Cloud Director™ によってバッキングされているクラウド サイトのディザスタ リカバリ環境がクラウド アプライアンスの次の要件を満たしていることを確認します。
デプロイ タイプとハードウェア要件
VMware Cloud Director によってバッキングされているすべてのクラウド サイトで、単一のインストール OVA ファイルを使用して、VMware Cloud Director Availability のすべてのクラウド アプライアンスをデプロイします。ディザスタ リカバリ インフラストラクチャ内のクラウド アプライアンスの場所の詳細については、Cloud Director サイトのデプロイ アーキテクチャを参照してください。
クラウド アプライアンス ロール | 説明とサービス | ハードウェア要件 |
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Cloud Director Replication Management Appliance |
重要:
プロバイダとして、レプリケーションを構成する前に、計測する
Cloud Director Replication Management Appliance の各インスタンスを VMware vCloud
® Usage Meter に追加する必要があります。vCloud Usage Meter でのアプライアンスの追加の詳細については、
vCloud Usage Meter の統合を参照してください。
次の VMware Cloud Director Availability サービスを実行する専用クラウド アプライアンス。
VMware Cloud Director との間のレプリケーションを構成するために、Cloud Director Replication Management Appliance をデプロイします。 |
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Replicator Appliance | サイトのレプリケーション トラフィックを処理する Replicator Service 専用のクラウド アプライアンス。 大規模な環境では、クラウド サイトごとに複数の Replicator Appliance をデプロイできます。
注:
VMware Cloud Director Availability 4.5 以降、vSphere DR および移行用のクラウド サイトでは、
vCenter Replication Management Appliance の
Replicator Service と一緒に 1 つ以上の
Replicator Appliance インスタンスをデプロイすることもできます。詳細については、
Replicator Appliance インスタンスの追加を参照してください。
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Tunnel Appliance | Tunnel Service 専用のクラウド アプライアンス。 |
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Cloud Director Combined Appliance | テストおよび評価環境にのみ適したオールインワンのクラウド アプライアンス デプロイ ロール。この Cloud Director Combined Appliance には、すべての VMware Cloud Director Availability サービスが含まれます。
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(新規ロール)vCenter Replication Management Appliance |
注: このアプライアンスの詳細については、『
Installation, Configuration, and Upgrade Guide in On-Premises and Provider Site』を参照してください。
VMware Cloud Director Availability 4.4 では、vSphere DR および移行にのみ適したこのアプライアンス ロールが導入されており、バッキング VMware Cloud Director はありません。この vCenter Replication Management Appliance には、次のアクティブな VMware Cloud Director Availability サービスが含まれます。
重要:
プロバイダとして、レプリケーションを構成する前に、計測する
vCenter Replication Management Appliance の各インスタンスを VMware vCloud
® Usage Meter に追加する必要があります。vCloud Usage Meter でのアプライアンスの追加の詳細については、
vCloud Usage Meter の統合を参照してください。
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デプロイの要件
VMware Cloud Director によってバッキングされているクラウド サイトでは、VMware Cloud Director Availability のデプロイには次の要件があります。
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- リソース vCenter Server Lookup service
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単一サイトで複数の
vCenter Server インスタンスが異なるタスク専用になっている場合、リソース
vCenter Server Lookup service インスタンスを使用します。
- 管理操作専用の vCenter Server インスタンス。
- VMware Cloud Director リソース専用の vCenter Server インスタンス。
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- VMware Cloud Director サーバ グループあたりの可用性インスタンス数
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VMware Cloud Director によってバッキングされている各クラウド サイトで、
VMware Cloud Director サーバ グループごとに 1 つ以上の
Cloud Director Replication Management Appliance インスタンスをデプロイします。
VMware Cloud Director のサーバ グループは、1 台以上の
ESXi ホストを持つ
VMware Cloud Director セルとリソース
vCenter Server で構成されます。
複数のインスタンスのデプロイの詳細については、VMware Cloud Director での複数の VMware Cloud Director Availability インスタンスのデプロイを参照してください。
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- VMware Cloud Director での vApp の検出と採用の無効化
- VMware Cloud Director vApp の検出と採用は有効にしないでください。詳細については、 VMware Cloud Director ドキュメントの vApp の検出および採用を参照してください。
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- 専用の ESXi レプリケーション VMkernel インターフェイス
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レプリケーション データ トラフィックを
ESXi ホストに隔離するには、VMkernel インターフェイスをその目的専用にします。デフォルトでは、
ESXi は管理 VMkernel インターフェイスを介してレプリケーション データ トラフィックを処理します。1 つの VMkernel アダプタで 1 つのトラフィック タイプを処理する必要があるため、専用のレプリケーション VMkernel インターフェイスを作成して、管理トラフィックとレプリケーション トラフィックを分離します。
レプリケーション ソースまたはレプリケーション ターゲットとして使用されるすべての ESXi ホストで、レプリケーション トラフィック専用の VMkernel インターフェイスを作成する場合は、次のタグを使用します。
- レプリケーション ソースの場合、送信レプリケーション トラフィック用に各 ESXi ホストを構成するには、vSphere Replication を選択します。詳細については、『vSphere Replication』ドキュメントのソース ホストでの vSphere Replication トラフィック用 VMkernel アダプタの設定を参照してください。
- レプリケーション ターゲットの場合、受信レプリケーション トラフィック用に各 ESXi ホストを構成するには、vSphere Replication NFC を選択します。
ESXi ホストと Replicator Service インスタンス間のレプリケーション トラフィックを同じブロードキャスト ドメインに保持するには、専用のレプリケーション VMkernel インターフェイスを独自の IP サブネットに構成し、各 Replicator Service インスタンスを同じ仮想ポート グループに接続します。その結果、非圧縮レプリケーション トラフィックはルーターを通過するのを回避し、ネットワーク帯域幅を節約します。
VMware Cloud Director Availability のストレージ要件
VMware Cloud Director Availability は、レプリカ データによって実際に使用されている領域を表すために、レプリケートされた仮想マシンに関連付けられている独立ディスクのサイズを変更します。これにより、VMware Cloud Director に実際の割り当てサイズが表示され、組織 VDC の構成済みの割り当てサイズ制限よりも大きくなる可能性があります。
テスト フェイルオーバーとリバース操作の両方で、シードを使用する場合、ターゲット ストレージは、次の 2 つの例のように、テスト フェイルオーバー中にソース仮想マシンのディスク サイズの 2 倍の容量に対応する必要があります。
- 2 TB の仮想ディスクを備えたソース仮想マシンのテスト フェイルオーバーの場合、データストアに必要な容量の例:
- レプリケーションを作成するときに、VMware Cloud Director Availability はターゲット ストレージに 2 TB の容量を割り当てます。
- テスト フェイルオーバーを開始すると、VMware Cloud Director Availability は、テスト フェイルオーバー中にターゲット ストレージに追加の 2 TB を割り当て、合計 4 TB の容量を割り当てます。
- テスト フェイルオーバーのクリーンアップ タスクが完了すると、追加の 2 TB の容量が割り当て解除され、テスト フェイルオーバーの完了時にはターゲット ストレージに 2 TB の割り当てられた容量が残ります。
- 同じ仮想マシンを使用した、VMware vSAN ストレージのテスト フェイルオーバーで必要な容量の例:
同じストレージ容量の影響が適用されます。vSAN は、テスト フェイルオーバー用の仮想マシンのディスク サイズの 2 倍に相当する容量に対応する必要があります。この例でレプリケーションを作成する場合、VMware Cloud Director Availability は 2 TB に vSAN_Protection_Level_Disk_Space_Penalty を掛けた値を割り当てます。テスト フェイルオーバーを開始すると、追加の 2 TB に vSAN_Protection_Level_Disk_Space_Penalty を掛けた値が割り当てられます。詳細については、vSphere ドキュメントのvSAN ポリシーについておよびvSAN でのキャパシティ プランニングを参照してください。
サポートされるトポロジ
VMware Cloud Director によってバッキングされているクラウド サイト内のリソース vCenter Server インスタンスは、同じ Single Sign-On (SSO) ドメイン内にある必要があります。各サイト内のすべての Replicator Service、Manager Service、Cloud Service、および Tunnel Service インスタンスは、同じ SSO ドメインで構成する必要があります。クラウド サイト内のすべてのサービスを示す図と、複数の VMware Cloud Director Availability インスタンスを示す図については、Cloud Director サイトのデプロイ アーキテクチャを参照してください。