プロバイダは、デプロイ要件に応じて、vCenter Replication Management Appliance を構成した後に、vSphere DR および移行環境に Replicator Appliance インスタンスを追加できます。
vCenter Replication Management Appliance を構成すると、リモート vCenter Server サイトでの vSphere DR および移行に必要なすべてのサービスが提供されます。レプリケーションのパフォーマンスをさらに拡張するには、
vCenter Replication Management Appliance で動作する
Replicator Service インスタンスに加えて、それぞれが 1 つの
Replicator Service を実行する、1 つ以上の
Replicator Appliance インスタンスをデプロイできます。
前提条件
- VMware-Cloud-Director-Availability-Provider-release.number.xxxxxxx-build-sha_OVF10.ova ファイルを使用して、1 つ以上の Replicator Appliance インスタンスをデプロイします。詳細については、vSphere DR および移行のためのアプライアンスのデプロイを参照してください。
- ディザスタ リカバリ環境の vCenter Replication Management Appliance が構成済みであることを確認します。アプライアンスの構成の詳細については、両方のアプライアンスの構成とペアリングを参照してください。
手順
- vCenter Replication Management Appliance のサービス管理インターフェイスにログインします。
- Web ブラウザで、https://Replication-Management-Appliance-IP-Address/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- 左側のペインの [構成] で [Replicator Service] をクリックします。
- [Replicator Service の管理] 画面で [新規] をクリックします。
- [新規ローカル Replicator Service] ウィンドウで、新しい Replicator Service インスタンスの詳細を入力し、[追加] をクリックします。
- 新しい Replicator Appliance のアドレスと root ユーザー パスワードを入力し、[接続テスト] をクリックします。
- 新しい Replicator Service インスタンスの SSL 証明書を確認して受け入れます。
- ローカル サイトの Single Sign-On ドメインの single-sign-on ユーザー認証情報を入力します。
- 必要に応じて、複数の Replicator Appliance インスタンスをデプロイした場合、追加のインスタンスを登録するには、[Replicator Service インスタンスの追加] をクリックし、各インスタンスの構成の詳細を繰り返し入力します。
オプション |
説明 |
Lookup Service のアドレス |
プロバイダ データセンター内の vCenter Server Lookup service の IP アドレスまたはホスト名を表示します。
注:
vCenter Replication Management Appliance に
vCenter Server Lookup service アドレスを入力すると、すべての登録済みおよびオンラインの
Replicator Appliance インスタンスで同じアドレスが自動的に適用されます。変更後にインスタンスごとに手動で入力する必要はありません。
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Replicator API サービス エンドポイント |
新しくデプロイされた Replicator Appliance インスタンスの IP アドレスとポート 8043 を入力します。 たとえば、https://Replicator-Appliance-IP-address:8043 と入力します。 |
Replicator Service の root パスワード |
新しいアプライアンスの OVA デプロイ時に設定された新しい Replicator Appliance の root ユーザー パスワードを入力し、[接続テスト] をクリックします。 |
新規パスワード |
新しい Replicator Appliance にログインしなかった場合は、root ユーザーの初期パスワードを変更する必要があります。 新しいアプライアンスの root ユーザーの新しいパスワードを入力します。
入力するパスワードは、8 文字以上のセキュアなパスワードにする必要があり、次の文字で構成されている必要があります。
- 1 文字以上の小文字。
- 1 文字以上の大文字。
- 1 文字以上の数字。
- &、#、% などの 1 文字以上の特殊文字。
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パスワードを確認 |
上記の入力と一致する、新しいアプライアンスの root ユーザーの新しいパスワードを確認します。 |
SSO ユーザー名 |
ローカル サイトの Single Sign-On ドメインの管理者権限を持つユーザーを入力します。たとえば、[email protected] と入力します。 |
SSO パスワード |
Single Sign-On 管理ユーザーのパスワードを入力します。 |
説明 |
必要に応じて、登録する新しい Replicator Service インスタンスの説明を入力します。 |
[Replicator Service の管理] 画面に、新しく追加された
Replicator Service インスタンスのステータスが緑のチェックマークで表示されます。
- 新しい Replicator Service インスタンスへの接続が動作していることを確認します。
- 左側のペインの [システム] で、[システムの健全性] をクリックします。
- [ローカル Replicator Service] で、新しい Replicator Service インスタンスの [サービス接続] のステータスが緑のチェックマークで表示されていることを確認します。
結果
Replicator Service インスタンスがプロバイダの
VMware Cloud Director Availability サイトに追加されます。ペアリングされたサイトは、新しい
Replicator Appliance インスタンスを自動的に検出し、新しい
Replicator Service インスタンスの使用を開始するように自動的に再構成します。