プロバイダは、デプロイ要件に応じて、vCenter Replication Management Appliance を構成した後に、vSphere DR および移行環境に Replicator Appliance インスタンスを追加できます。

vCenter Replication Management Appliance を構成すると、リモート vCenter Server サイトでの vSphere DR および移行に必要なすべてのサービスが提供されます。レプリケーションのパフォーマンスをさらに拡張するには、 vCenter Replication Management Appliance で動作する Replicator Service インスタンスに加えて、それぞれが 1 つの Replicator Service を実行する、1 つ以上の Replicator Appliance インスタンスをデプロイできます。

前提条件

手順

  1. vCenter Replication Management Appliance のサービス管理インターフェイスにログインします。
    1. Web ブラウザで、https://Replication-Management-Appliance-IP-Address/ui/admin に移動します。
    2. [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
    3. [ログイン] をクリックします。
  2. 左側のペインの [構成][Replicator Service] をクリックします。
  3. [Replicator Service の管理] 画面で [新規] をクリックします。
  4. [新規ローカル Replicator Service] ウィンドウで、新しい Replicator Service インスタンスの詳細を入力し、[追加] をクリックします。
    1. 新しい Replicator Appliance のアドレスと root ユーザー パスワードを入力し、[接続テスト] をクリックします。
    2. 新しい Replicator Service インスタンスの SSL 証明書を確認して受け入れます。
    3. ローカル サイトの Single Sign-On ドメインの single-sign-on ユーザー認証情報を入力します。
    4. 必要に応じて、複数の Replicator Appliance インスタンスをデプロイした場合、追加のインスタンスを登録するには、[Replicator Service インスタンスの追加] をクリックし、各インスタンスの構成の詳細を繰り返し入力します。
    オプション 説明
    Lookup Service のアドレス プロバイダ データセンター内の vCenter Server Lookup service の IP アドレスまたはホスト名を表示します。
    注: vCenter Replication Management AppliancevCenter Server Lookup service アドレスを入力すると、すべての登録済みおよびオンラインの Replicator Appliance インスタンスで同じアドレスが自動的に適用されます。変更後にインスタンスごとに手動で入力する必要はありません。
    Replicator API サービス エンドポイント 新しくデプロイされた Replicator Appliance インスタンスの IP アドレスとポート 8043 を入力します。

    たとえば、https://Replicator-Appliance-IP-address:8043 と入力します。

    Replicator Service の root パスワード 新しいアプライアンスの OVA デプロイ時に設定された新しい Replicator Applianceroot ユーザー パスワードを入力し、[接続テスト] をクリックします。
    新規パスワード

    新しい Replicator Appliance にログインしなかった場合は、root ユーザーの初期パスワードを変更する必要があります。

    新しいアプライアンスの root ユーザーの新しいパスワードを入力します。
    入力するパスワードは、8 文字以上のセキュアなパスワードにする必要があり、次の文字で構成されている必要があります。
    • 1 文字以上の小文字。
    • 1 文字以上の大文字。
    • 1 文字以上の数字。
    • &、#、% などの 1 文字以上の特殊文字。

    パスワードを確認

    上記の入力と一致する、新しいアプライアンスの root ユーザーの新しいパスワードを確認します。
    SSO ユーザー名 ローカル サイトの Single Sign-On ドメインの管理者権限を持つユーザーを入力します。たとえば、[email protected] と入力します。
    SSO パスワード Single Sign-On 管理ユーザーのパスワードを入力します。
    説明 必要に応じて、登録する新しい Replicator Service インスタンスの説明を入力します。
    [Replicator Service の管理] 画面に、新しく追加された Replicator Service インスタンスのステータスが緑のチェックマークで表示されます。
  5. 新しい Replicator Service インスタンスへの接続が動作していることを確認します。
    1. 左側のペインの [システム] で、[システムの健全性] をクリックします。
    2. [ローカル Replicator Service] で、新しい Replicator Service インスタンスの [サービス接続] のステータスが緑のチェックマークで表示されていることを確認します。

結果

Replicator Service インスタンスがプロバイダの VMware Cloud Director Availability サイトに追加されます。ペアリングされたサイトは、新しい Replicator Appliance インスタンスを自動的に検出し、新しい Replicator Service インスタンスの使用を開始するように自動的に再構成します。