VMware Cloud Director を実行しているプライベート クラウド サイトから VMware Cloud Director service への移行をサポートするには、プライベート クラウドで VMware Cloud Director Availability 4.2 をデプロイまたはアップグレードし、このプライベート クラウドで動作する VMware Cloud Director Availability の既存のインスタンスをペアリングし、VMC データ エンジンを有効にします。

オンプレミス サイトから VMware Cloud on AWS にワークロードを移行するだけでなく、プライベート クラウド サイトとも呼ばれる VMware Cloud Director クラウド サイトから移行を実行するには、まずそれらのサイトをペアリングし、次に VMC データ エンジンを使用して構成します。

前提条件

  • VMware Cloud Director Availability 4.2 がプライベート クラウド サイトにデプロイされていることを確認します。
  • 重要: プライベート クラウド サイトをペアリングする前に、プライベート クラウド サイト内の Tunnel Applianceサービス エンドポイント public-IP-address が、 VMware Cloud on AWS SDDC の管理グループとコンピュート グループの両方で信頼済みとして追加されていることを確認します。信頼済みのインベントリ グループに IP アドレスを追加する詳細については、 デプロイのための VMware Cloud on AWS での SDDC の準備を参照してください。
  • VMware Cloud on AWS 環境での VMware Cloud Director Availability 構成が完了していることを確認します。詳細については、VMware Cloud on AWS での VMware Cloud Director Availability の構成を参照してください。

手順

  1. プライベート クラウド サイトをペアリングします。ペアリングの詳細については、『Administration Guide』のクラウド サイト間の接続の管理およびクラウド サイトのペアリングを参照してください。
    VMware Cloud on AWS 内の VMware Cloud Director Availability とペリングされたプライベート クラウド サイトとの間で信頼を確立しました。
  2. ペアリングされたプライベート クラウド サイトから VMware Cloud on AWS への移行を有効にするには、プライベート クラウド サイトの VMware Cloud Director Availability で VMC データ エンジンを選択します。
    1. 左側のペインの [構成][設定] をクリックします。
    2. [サイト設定] で、[データ エンジン] の横にある [編集] をクリックします。
    3. [データ エンジン] ウィンドウで [VMC] を選択し、[適用] をクリックします。
      注: クラシック データ エンジンと VMC データ エンジンの両方が選択されている場合、プライベート クラウド サイトからの既存のレプリケーションは引き続き動作できます。

      VMware Cloud Director AvailabilityVMware Cloud on AWS とのみペアリングされ、プライベート クラウド サイトとペアリングされていない場合は、[クラシック] エンジンを有効にしないでください。

結果

プライベート クラウド サイトがペアリングされ、VMware Cloud on AWS 環境にワークロードを移行する準備が整いました。

次のタスク

これで、移行を作成し、ペアリングされたプライベート クラウド サイトから VMware Cloud on AWS にワークロードを移行できるようになりました。これらの VMware Cloud Director service への移行は、VMware Cloud Director への移行と同じ構成に従います。移行の作成とワークロードの移行の詳細については、『User Guide』の移行の作成および移行タスクの実行を参照してください。