フェイルオーバーまたは移行タスクを実行した後、レプリケーションをリバースして、ターゲット サイトのワークロードを元のソース サイトに戻します。
ソース サイトからターゲット サイトへのフェイルオーバーまたは移行後、ワークロードはターゲット サイトで実行されます。その後のリバース タスクでは、フェイルオーバーまたは移行されたワークロード データが元のソースの保護されたワークロードにレプリケートされます。
- 最適化されたリバース
-
VMware Cloud Director Availability 4.3 以降では、最初のフェイルオーバーまたは移行後に元のソース ワークロードがパワーオンされなかった場合(つまり、元のソースではブロックが変更されず、元のソース ディスクは変更されません)の差分のみを転送することで、リバース タスクを実行するときに元のソース ワークロードへの完全同期の実行がスキップされます。
この最適化されたリバースは、最初のフェイルオーバーまたは移行後、一定期間(デフォルトで 1 週間)使用できます。フェイルオーバーされたレプリケーションの [詳細] で、最適化されたリバース の有効期限を参照してください。有効期限は移行時から最大 7 日間です。この時間が経過した後、または元のソース ワークロードがパワーオンされた後、レプリケーションをリバースすると、最適化されたリバースがスキップされ、完全同期が実行されます。
注: クラウド サイトからオンプレミス サイトへレプリケーションをリバースする場合、
VMware Cloud Director Availability は、現在のオンプレミスのローカル配置設定に関係なく、ワークロードの配置に元のデータストアを使用します。
前提条件
- リバース操作を成功させるため、ターゲット データストアで、仮想マシンに割り当てられたストレージの少なくとも 2 倍が使用可能であることを確認します。ストレージ要件の詳細については、ターゲットのストレージ容量使用量を参照してください。
- 最適化されたリバースを使用するため、VMware Cloud Director Availability 4.3 以降がソース サイトとターゲット サイトの両方にデプロイされていることを確認します。
- テナントまたはサービス プロバイダとして VMware Cloud Director Availability にアクセスできることを確認します。詳細については、VMware Cloud Director Availability へのアクセスを参照してください。
- リバースのタスクを開始する前に、レプリケーションが フェイルオーバー済み のリカバリ状態であることを確認します。フェイルオーバーの詳細については、レプリケーションのフェイルオーバーまたはレプリケーションの移行を参照してください。
- シード仮想マシンのディスク数がソース仮想マシンのディスク数と一致することを確認します。ディスクの構成が一致しない状態でリバース タスクを実行すると、「提供されたシード仮想マシンのディスクがソース仮想マシンのディスクと一致しません」というメッセージが表示されて失敗します。詳細については、レプリケートされたディスクの選択を参照してください。
手順
結果
次のタスク
- 元のソース サイトでリバースされたワークロードをテスト、フェイルオーバー、または移行できます。詳細については、レプリケーションのフェイルオーバーのテスト、レプリケーションのフェイルオーバー、またはレプリケーションの移行を参照してください。
これらのタスクのいずれかが完了すると、このレプリケーションの [リカバリ状態] 列に緑色の フェイルバック済み 状態が表示されます。リバースされたレプリケーションをフェイルバックした後は、リバース タスクのみを実行できます。
- リバースされたレプリケーションを一時停止して、レプリケーション構成を編集できます。 をクリックすると、このレプリケーションのトラフィックを完全に停止し、レプリケーションを削除し、保持されているすべてのレプリケーション インスタンスを削除できます。