オンプレミスからクラウドへのレプリケーションの場合、vApp または仮想マシンのターゲット ネットワーク設定を指定できます。移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバーの実行後、VMware Cloud Director Availability は選択したネットワーク設定をターゲット クラウド サイトに適用します。

オンプレミスからクラウドへのレプリケーションの場合、ネットワーク設定は [vApp] > [仮想マシン] > [NIC] として提供され、NIC レベルでネットワーク設定を構成します。

前提条件

  • VMware Cloud Director Availability 4.5 がオンプレミス サイトとクラウド サイトの両方にデプロイされていることを確認します。
  • テナントまたはサービス プロバイダとして、VMware Cloud Director Availability にアクセスできることを確認します。詳細については、VMware Cloud Director Availability へのアクセスを参照してください。

手順

  1. ターゲット ネットワーク設定を構成するには、1 つ以上のオンプレミスからクラウドへのレプリケーションを選択し、[すべてのアクション] > [リカバリ設定] をクリックします。
  2. [リカバリ設定] ウィンドウで、選択したレプリケーションのターゲット ネットワーク設定を構成するには、[NIC] タブをクリックします。
    注: [ネットワーク] は、オンプレミスからクラウドへのレプリケーションでは非アクティブであり、クラウド間レプリケーションでのみアクティブになります。詳細については、 クラウド間レプリケーションのネットワーク設定の構成を参照してください。
    オプション 説明
    • vApp
    • 仮想マシンの数
    仮想マシンとそのネットワーク インターフェイス カード (NIC) の数を表示するには、親 vApp の名前を展開してから、各 NIC を展開します。各 NIC のネットワーク解決はデフォルトで [自動] に選択されており、ソース ネットワーク ゲートウェイがターゲット ゲートウェイと一致していることを意味します。または、接続先の組織 VDC ネットワークを選択します。
    ステータス ターゲット組織 VDC ネットワークへの NIC の接続を有効にするには、[パワーオン時に接続] チェック ボックスを選択します。
    状態 各仮想マシンの [プライマリ NIC] を選択します。
    MAC アドレス ターゲット サイトの拡張 NIC の MAC アドレスをリセットするには、ドロップダウン メニューから [リセット] を選択します。
    IP アドレス
    • [なし]:デフォルトで選択されており、IP アドレス指定モードは指定されていません。
    • [固定 - IP プール]:ターゲット ネットワークの IP プールから拡張 NIC の IP アドレスを取得する場合に選択します。IP アドレスの変更を仮想マシンのゲスト OS にコミットするには、[ゲストのカスタマイズ] をクリックします。
    • [DHCP]:接続されているターゲット ネットワークが DHCP サーバで構成されており、拡張 NIC の IP アドレスを取得する場合に選択します。
    • [固定 - 手動]:拡張 NIC に固定 IP アドレスを入力する場合に選択します。IP アドレスの変更を仮想マシンのゲスト OS にコミットするには、[ゲストのカスタマイズ] をクリックします。

      [ゲストのカスタマイズ] の詳細については、レプリケーション設定の編集を参照してください。

  3. [適用] をクリックします。

結果

選択したレプリケーションの場合、オンプレミスからクラウドへの移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバーが正常に完了すると、 VMware Cloud Director Availability はワークロードをターゲット クラウド サイトにレプリケートします。次に VMware Cloud Director Availability は選択したネットワーク設定をターゲット vApp または仮想マシンに適用します。