VMware Cloud Director Availability 4.1 は、VMware Cloud Director マルチサイト機能をサポートしており、外部 ID プロバイダを使用してリモート サイトへの認証を行い、地理的に分散したインストールを単一エンティティとして管理できます。

前提条件

  • 両方のサイトが VMware Cloud Director Availability 4.1 を実行しており、ペアリングされている必要があります。
  • 両方の VMware Cloud Director インスタンスを関連付ける必要があります。
  • ソース組織とターゲット組織(source@VCD1destination@VCD2 など)には、アクティブな関連付けメンバーのステータスが必要です。つまり、双方向の関連付けが正常に確立され、2 つの組織間の通信も成功している必要があります。
  • 重要: 両方の組織に同じユーザーをインポートする必要があります。たとえば、LDAP または SAML 認証を使用する場合は、両方の組織が同じ ID プロバイダを使用するように構成し、各サイトに同じユーザーをインポートします。ローカル サイトへのログインに使用するのと同じユーザーが、リモート サイトにも存在する必要があります。

手順

  1. ソース VMware Cloud Director インスタンスのテナント ポータルにログインします。
    1. Web ブラウザで、組織のテナント ポータル URL に移動します。
      たとえば、 https://VCD1/tenant/source_org などです。
    2. テナント ユーザーの認証情報を入力します。
    3. [ログイン] をクリックします。
  2. ソース VMware Cloud Director インスタンスで、レプリケーションを作成します。
    1. メイン メニューから [可用性] プラグインを選択します。
    2. [送信レプリケーション] をクリックします。
      右上隅で、ターゲット サイトがリモート サイトであることを確認します。
    3. [新しいレプリケーション] をクリックします。
  3. マルチサイト認証を構成します。
    1. 認証情報のプロンプトで、[マルチサイト認証を使用] リンクをクリックします。
    2. [組織] ドロップダウン メニューから、ターゲット組織を選択します。
      たとえば、リモートの destination 組織を選択します。
    3. [ログイン] をクリックします。
    これで、セッションがリモート サイトに拡張され、ローカル ユーザーの認証情報を使用して拡張されたセッションと同じ権限が得られます。拡張されたセッションの詳細については、 リモート サイトへの認証を参照してください。

次のタスク

  • 仮想マシン、vApp、VDC などのリモート インベントリを参照できます。
  • 新しいレプリケーションの開始、フェイルオーバーなどの管理操作を実行できます。