VMware Cloud Director Availability 4.6.1 | 2023 年 8 月 31 日 | ビルド 22347688(製品バージョン:4.6.1.7681624-a5359f8567)

このリリース ノートの追加事項や更新事項を確認してください。

新機能

VMware Cloud Director Availability 4.6.1 には、解決済みの重要な問題とサードパーティ ライブラリが含まれています。

vCloud Director サイトでは、プロバイダまたはテナントは、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) サーバを VMware Cloud Director Availability に直接登録し、vCloud Director での構成の代わりにカスタム SMTP を設定できるようになりました。詳細については、イベントと通知を参照してください。

アップグレード

VMware Cloud Director Availability 4.6.1 は、次のバージョンからの直接インプレース アップグレードをサポートします。

  • vCloud Director サイトの 4.4.x、4.5.x、または 4.6.0。以前のバージョンからバージョン 4.6.1 にアップグレードするには、まずバージョン 4.4.x または 4.5.x にアップグレードします。

  • vSphere DR および移行サイトの 4.5.x または 4.6.0。バージョン 4.4.x からバージョン 4.6.1 にアップグレードするには、まずバージョン 4.5.x にアップグレードします。

アップグレード プロセスの詳細については、「vCloud Director サイトでのアップグレード」および「オンプレミス サイトとプロバイダ サイトのアップグレード」を参照してください。

構成の上限

テストおよび検証済みのアップタイム、同時実行、およびスケール制限については、「VMware 構成の上限」を参照してください。

注意事項および制限事項

従来のデータ エンジンを使用するレプリケーションの場合、VMware Cloud Director Availability 4.6.1 では、ホストベースのレプリケーション (HBR) バージョン 8.7.0.3 と呼ばれる vSphere Replication モジュールが使用されます。詳細については、vSphere Replication 8.7 Release Notesを参照してください。

解決した問題

次の問題は、今回のリリースで修正されました。

  • デュアル Tunnel アプライアンスを使用する vCloud Director サイトで、管理セッション アクセスを制限できない

    アクティブ/アクティブ モードで 2 つの Tunnel アプライアンス インスタンスを使用している場合、[セキュリティ設定] > [送信元 IP アドレスによる管理 API の制限] [どこからでも管理者アクセスを許可] に設定されている場合、制限は適用されません。

  • クリーンアップのテストで仮想マシンのタスクが失敗したため、テスト仮想マシンを削除できない

    テスト フェイルオーバーを実行した後、ターゲット仮想マシンのいずれかのタスクが失敗した場合、クリーンアップのテスト タスクでは削除できないため、仮想マシンは不整合な状態のまま残り、次のエラー メッセージが表示されます:「フェイルオーバー テスト仮想マシンの削除に失敗しました:<vmid>

    たとえばこの問題は、テスト仮想マシンを手動でパワーオンしようとしたときに、ターゲット環境でその操作が許可されていない場合に発生する可能性があります。

  • 連続するインデックスがないレプリケートされた仮想マシンにリカバリ設定を適用すると、ネットワークの選択時に失敗する

    2 つのネットワーク アダプタを持つ仮想マシンの場合、最初のネットワーク アダプタを削除しても、2 つ目のネットワーク アダプタはそのインデックス(NIC 2 など)を保持します。

    このような仮想マシンをレプリケーション用に構成した後、[すべてのアクション] > [リカバリ設定] をクリックし、「NIC 1」として表示される最初のネットワーク アダプタのネットワークを選択しても、選択したネットワークは適用されません。

  • 最小値が入力されていないと、仮想マシンのパースペクティブ ステータス タブの目標復旧ポイント (RPO) 間隔フィルタリングで最大値が無視される

    最小値を入力しない場合、仮想マシンのパースペクティブ ステータス タブの目標復旧ポイント (RPO) 間隔フィルタリングでは最大値が考慮されません。

既知の問題

次の既知の問題は、今回のリリースで特定されました。

  • vSphere DR および移行の場合、4.6.1 へのアップグレード後に Replicator インスタンスを修復しようとすると失敗する

    vSphere DR サイトと移行サイトでのみ、4.6.1 にアップグレードした後(たとえば SSL 証明書を変更した後、または vCenter Server Lookup Service の SSO 認証情報を変更した後)に、Replicator Service を修復することができません。 

    回避策:

    1. サイトのローカル アプライアンスへの SSH セッションを開き、root ユーザー認証情報を使用してログインします。

    2. vCenter Replication Management Appliance とすべての Replicator Appliance インスタンス、または On-Premises to Cloud vCenter Replication Appliance で、application.properties ファイルを編集し、admin.allow.from の値を「admin.allow.from=0.0.0.0/0」に設定します。

    3. 変更を伝達するには、次の順序でサービスを再起動します。

      1. Manager Service を再起動します。

      2. ローカルか専用かに関わらず、すべての Replicator Service インスタンスを再起動します。

    4. ローカル Replicator Service を修復するか、すべての専用 Replicator Appliance インスタンスを修復します(使用している場合)。

    5. vCenter Replication Management Appliance または On-Premises to Cloud vCenter Replication Appliance への変更を元に戻します。それには、admin.allow.from を元の空の値(admin.allow.from=)に設定します。

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