オンプレミス サイトまたはクライアント L2 VPN には、自律 Edge と呼ばれる特別に構成された VMware® NSX Edge™ アプライアンスが必要です。ESXi ホストで OVF ファイルを使用して、NSX Autonomous Edge アプライアンスをデプロイします。

オンプレミス データセンターでは、NSX Autonomous Edge をデプロイし、クラウド サイトに接続する L2 VPN のオンプレミス クライアント側として構成します。

前提条件

  • VMware Cloud Director Availability 4.2 以降が正常にデプロイされていることを確認します。
  • NSX Edge OVF ファイルにアクセスできることを確認します。

手順

  1. VMware ダウンロード ポータルで NSX Edge OVF ファイルを見つけ、ダウンロード URL をコピーするか、ローカルにダウンロードします。
  2. vSphere Client を使用して、非 NSX オンプレミス サイトを管理する vCenter Server にログインします。
  3. [ホストおよびクラスタ] を選択し、使用可能なホストを表示するにはクラスタを展開します。
  4. NSX Edge をデプロイするには、デプロイするホストを右クリックし、[OVF テンプレートのデプロイ] を選択します。
    1. [OVF テンプレートの選択] 画面で、OVF ファイルをダウンロードしてデプロイするには、URL を貼り付けるか、ローカルでダウンロードした OVF ファイルを選択して [次へ] をクリックします。
    2. [名前とフォルダの選択] 画面の [仮想マシン名] テキスト ボックスに、NSX Autonomous Edge の名前を入力し、仮想マシンの場所を選択して [次へ] をクリックします。
    3. [コンピューティング リソースの選択] 画面で、ターゲット コンピューティング リソースを選択し、[次へ] をクリックします。
    4. [詳細の確認] 画面で OVF パッケージ テンプレートの詳細を確認し、[次へ] をクリックします。
    5. [構成] 画面で、デプロイの構成サイズを選択し、[次へ] をクリックします。
    6. [ストレージの選択] 画面で、プロビジョニング、構成のストレージ、およびディスク ファイルを選択し、[次へ] クリックします。
    7. [ネットワークの選択] 画面で、すべてのターゲット ネットワークに対して管理ネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
      セットアップが完了すると、 On-Premises to Cloud Director Replication ApplianceNSX Autonomous Edge のネットワーク インターフェイスの管理を引き継ぎます。詳細については、 オンプレミスの NSX Autonomous Edge のネットワークの構成を参照してください。
    8. [テンプレートのカスタマイズ] 画面で、次のプロパティを入力し、[次へ] をクリックします。
      注: NSX Edge アプライアンスは、初めてパワーオンする前にパスワードなどのプロパティ値を検証しません。
      オプション 説明
      [システムの root ユーザーのパスワード] 次の複雑さの要件を満たすシステム ユーザーのパスワードを入力して確認します。
      • 12 文字以上
      • 大文字が 1 文字以上
      • 小文字が 1 文字以上
      • 数字が 1 文字以上
      • 特殊文字が 1 文字以上
      • 異なる文字が 5 文字以上
      • 辞書の単語を使用しない
      • 回文を使用しない
      • 単調な文字は連続 4 文字以下
      注: NSX Edge コア サービスは、これらの要件を満たすパスワードを入力しない限り開始されません。
      [CLI「admin」ユーザー パスワード]
      [自律 Edge かどうか]

      NSX Edge ノードを L2 VPN トポロジの自律 Edge としてデプロイするには、このプロパティを選択します。NSX は、自律 Edge と判断された NSX Edge ノードを管理しません。

      • SSH を有効にして、root SSH ログインを許可できます。
      • ホスト名や IP アドレスなどの残りのプロパティの構成をスキップします。VMware Cloud Director Availability には、NSX Autonomous Edge が接続するための管理 IP アドレスが必要です。NSX Autonomous Edge のデプロイ中に選択した管理ネットワークが、DHCP を介するなどしてそれを付与しない場合は、静的なアドレスを指定する必要があります。
    9. [設定内容の確認] 画面で NSX Autonomous Edge 設定を確認し、[終了] をクリックします。
  5. デプロイが完了したら、NSX Autonomous Edge 仮想マシンをパワーオンします。

結果

NSX Autonomous Edge アプライアンスはオンプレミスで正常にデプロイされました。

次のタスク

On-Premises to Cloud Director Replication Appliance の管理インターフェイスを使用して、新しくデプロイされたこの NSX Autonomous Edge を L2 ストレッチ管理に登録します。詳細については、オンプレミス NSX Autonomous Edge の登録を参照してください。