アプライアンス管理インターフェイスを使用して、その IP アドレスを変更します。新しい IP アドレスを使用して管理インターフェイスを開き、トラフィック制御設定を新しい IP アドレスで更新し、vCenter Server Lookup service に再登録します。アプライアンス管理インターフェイスに戻って、Replicator Service を再ペアリングします。最後に、更新された パブリック サービス エンドポイント アドレスを使用して、リモート サイトから再ペアリングします。
VMware Cloud Director によってバッキングされているクラウド サイトでのアプライアンスの IP アドレスの構成の詳細については、「ネットワーク設定の構成」を参照してください。
前提条件
手順
- VMware Cloud Director Availability Appliance の管理インターフェイスにログインします。
- Web ブラウザで、https://Appliance-IP-Address/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- アプライアンスのネットワーク アダプタの IP アドレスを変更します。
- 左側のペインで、[設定] をクリックします。
- [Appliance 設定] で、[ネットワーク] セクションを展開します。
アプライアンスに追加されたすべてのネットワーク アダプタを確認できます。
- ネットワーク アダプタ名([ens160] など)の横にある IP アドレスを変更するには、[編集] をクリックします。
- 選択したネットワーク アダプタの [設定] ウィンドウで、そのネットワーク設定を構成し、[適用] をクリックします。
オプション 説明 IP モード 以下のいずれかを選択します。 - [IPv4]
- [IPv6]
- [未設定] は、このネットワーク アダプタをオフにし、スタティック ルートを含むすべての設定を削除します。予期しないネットワーク動作を引き起こしている構成が残っている場合は、このクリーンアップ手順を使用します。
タイプ:DHCP 注: [DHCP] を選択してネットワーク構成を指定すると、DNS サーバ、検索ドメイン、スタティック ルート、MTU サイズなど、手動で構成されたすべてのネットワーク設定が削除されます。手動で追加するには、 [ネットワーク] の横にある [編集] をクリックし、次を入力します。- [DNS サーバ]
- [ドメイン検索パス]
タイプ:固定 固定構成を入力します。 - [アドレス/プリフィックス] テキスト ボックスに CIDR アドレス - IP アドレスを入力し、その後にスラッシュとネットワーク マスクまたはプリフィックス長を入力します。たとえば、「10.20.30.41/21」と入力します。
- [ゲートウェイ] テキスト ボックスに、指定した IP アドレスと同じネットワークにあるゲートウェイを入力します。各 IP モードに、1 つのデフォルト ゲートウェイのみを使用できます。同じ IP モードで 2 つ目のアダプタを構成する場合は、デフォルト ゲートウェイを入力しないでください。
- [MTU (バイト)] テキスト ボックスに、最大転送ユニット サイズをバイト単位で入力します。デフォルトは 1,500 バイトです。
更新された IP アドレスが適用され、管理インターフェイスには、回り続ける進行状況インジケータが表示されたままになりす。タイムアウトすると、「 タイムアウトが発生しました」という赤色のエラー メッセージが表示され、新しい IP アドレスを使用して管理インターフェイスに移動するよう促されます。
- アプライアンスの新しい IP アドレスを使用して、 管理インターフェイスに再度ログインします。
- Web ブラウザで、https://Appliance-New-IP-Address/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- アプライアンスの [トラフィック制御] アドレスを更新します。
- この手順は、On-Premises to Cloud Director Replication Appliance と Replicator Appliance についてのみ実行します。
- On-Premises to Cloud vCenter Replication Appliance と vCenter Replication Management Appliance については、この手順はスキップしてください。
- 左側のペインで、[設定] をクリックします。
- [Appliance 設定] の [トラフィック制御] セクションの横にある [編集] をクリックします。
- [トラフィック制御] ウィンドウで、ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択し、[適用] をクリックします。
オプション 説明 管理アドレス
ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択します。 NFC アドレス
ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択します。 LWD アドレス
ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択します。
- vCenter Server Lookup service を使用してアプライアンスを再登録します。
- [サービス エンドポイント] で、[Lookup Service のアドレス] の横にある [編集] をクリックします。
- [Lookup Service の詳細] ウィンドウで、認証情報を再入力し、[適用] をクリックします。
- サムプリントを確認し、vCenter Server Lookup service の SSL 証明書を受け入れます。
注: この手順では、次の IP アドレスの変更を完了します。- これで、On-Premises to Cloud Director Replication Appliance が新しい IP アドレスで構成されます。
次のいずれかのアプライアンス ロールの IP アドレスを変更する場合は、残りの手順に進みます。- On-Premises to Cloud vCenter Replication Appliance
- vCenter Replication Management Appliance
外部 の IP アドレスを変更する場合は、残りの手順をスキップし、手順 12 に直接進みます。
- Replicator Appliance
- アプライアンスの内部 Replicator Service の管理インターフェイスにログインします。
- Web ブラウザで、https://Appliance-New-IP-Address:8440/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- 内部 Replicator Service の [トラフィック制御] アドレスを更新します。
- 左側のペインで、[設定] をクリックします。
- [Appliance 設定] の [トラフィック制御] セクションの横にある [編集] をクリックします。
- [トラフィック制御] ウィンドウで、ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択し、[適用] をクリックします。
オプション 説明 管理アドレス
ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択します。 NFC アドレス
ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択します。 LWD アドレス
ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択します。
- アプライアンスの Tunnel Service の管理インターフェイスにログインします。
- Web ブラウザで、https://Appliance-New-IP-Address:8442/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- Tunnel Service の [トラフィック制御] アドレスを更新します。
- 左側のペインで、[設定] をクリックします。
- [Appliance 設定] の [トラフィック制御] セクションの横にある [編集] をクリックします。
- [トラフィック制御] ウィンドウで、ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択し、[適用] をクリックします。
オプション 説明 トンネル アドレス
ネットワーク アダプタの新しい IP アドレスを選択します。
- SSH (Secure Shell) クライアントを使用して、VMware Cloud Director Availability アプライアンスに接続します。
- Appliance-IP-Address への SSH 接続を開きます。
- root ユーザーとして認証します。
- 次の構成ファイルでアプライアンスの IP アドレスを更新し、サービスを再起動します。
- vi /opt/vmware/h4/manager/config/application.properties を実行し、/ を押して
tunnel.data.endpoint
を貼り付け、[挿入] を押してアプライアンスの IP アドレスを更新します。tunnel.data.endpoint=https://Appliance-New-IP-Address:port
- サービスを再起動してください。
systemctl restart manager
- vi /opt/vmware/h4/manager/config/application.properties を実行し、/ を押して
- VMware Cloud Director Availability アプライアンスの管理インターフェイスに再びログインします。
- Web ブラウザで、https://Appliance-New-IP-Address/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- すべての Replicator Service インスタンスを、その パブリック サービス エンドポイント アドレスを更新することで修復します。
- 左側のペインで [Replicator Service] をクリックします。
- 赤色の状態でリストされている Replicator Service インスタンスを選択し、[再ペアリング] をクリックします。
この手順を繰り返し、赤色の状態でリストされている各 Replicator Service インスタンスを再ペアリングします。
- [Replicator Service の詳細] ウィンドウで、パブリック サービス エンドポイント アドレスを新しい IP アドレスで更新し、[適用] をクリックします。
オプション 説明 エンドポイント アドレス
Replicator Service の パブリック サービス エンドポイント を更新するには、Appliance-New-IP-Address を入力します。 Appliance のパスワード
アプライアンスの root ユーザーのパスワードを入力します。 SSO 管理者ユーザー名
ADMINISTRATORS グループに属する、vCenter Server Lookup service の vSphere シングルサインオン administrator user name を入力します。
SSO パスワード
vCenter Server Lookup service の vSphere シングルサインオン administrator password を入力します。
- サムプリントを確認し、SSL 証明書を受け入れます。
注: この手順では、次のアプライアンス ロールの IP アドレスの変更を完了します。- これで、On-Premises to Cloud vCenter Replication Appliance が新しい IP アドレスで構成されます。
- これで、Replicator Appliance が新しい IP アドレスで構成されます。
残りの手順は、次のアプライアンス ロールの IP アドレスを変更するときに DNAT を使用しない場合にのみ実行してください。- vCenter Replication Management Appliance.
- vCenter Replication Management Appliance の [パブリック サービス エンドポイント] を新しい IP アドレスで更新します。
- 左側のペインで、[設定] をクリックします。
- [サービス エンドポイント] で [サービス エンドポイント アドレス] の横にある [編集] をクリックします。
- [サービス エンドポイント アドレス] ウィンドウで新しい IP アドレスを入力し、[適用] をクリックします。
- リモート テナント サイトで、新しい IP アドレスを使用するようにペアリングを更新するには、プロバイダ サイトと再ペアリングします。
- リモート テナント サイトの左側のペインで、[ピア サイト] をクリックします。
- パブリック サービス エンドポイント アドレスが更新されたプロバイダ サイトを選択し、[再ペアリング] をクリックします。
- [ペアリングの更新] ウィンドウで、新しい IP アドレスを使用して [パブリック サービス エンドポイント] を更新し、[更新] をクリックします。
オプション 説明 パブリック パブリック サービス エンドポイント
更新された Appliance-New-IP-Address を入力します。 SSO ユーザー名
ADMINISTRATORS グループに属する、vCenter Server Lookup service の vSphere シングルサインオン administrator user name を入力します。
SSO パスワード
vCenter Server Lookup service の vSphere シングルサインオン administrator password を入力します。
説明 必要に応じて、このペアの説明を入力します。 - サムプリントを確認し、プロバイダ サイトの SSL 証明書を受け入れます。