アップグレード パスに従い、現在インストールされている VMware Cloud Director Availability バージョンのアップグレード方法を選択します。前提条件に従った後、アップグレード ファイルのソース リポジトリを選択してから、アップグレードを実行します。
注:
-
- vCenter Server サイト間の vSphere DR および移行には、両方のサイトでバージョンをアップグレードする必要があります。
- バージョン 4.6 にアップグレードする前に、両方のサイトをバージョン 4.5 にアップグレードします。
いずれかのサイトをアップグレードした後も、既存のレプリケーションは引き続きレプリケートされ、災害発生時にリカバリできますが、新しいレプリケーションまたは新しいペアリングを作成する前、および管理操作やその他の Day 2 管理タスクを実行する前に、ペアリングされたサイトをアップグレードする必要があります。
- vSphere DR および移行のためのアップグレード後にプロバイダとのテナントの信頼を再確立するための前提条件
- 両方のサイトをアップグレードしてから、テナント サイトをプロバイダ サイトと [再ペアリング] する必要があります。テナント サイトからの再ペアリングの詳細については、 サイトの再ペアリングの手順 3 を参照してください。
- また、vSphere DR および移行で、vSphere でカスタム権限を持つ Single Sign-On 管理者ユーザーを使用する場合は、StorageViews.View 権限を追加する必要があります。必要な vSphere 権限の詳細については、『Security Guide』の「ユーザー ロールの権限とセッション」を参照してください。
アップグレード パス
オンプレミス サイトを最新バージョンにアップグレードする場合は、現在インストールされているバージョンに応じて、次のアップグレード方法を使用します。
現在のバージョン | 次のバージョン | アップグレード方法 |
---|---|---|
4.4.x または 4.5.x | 4.6 |
|
4.3.x または 4.4.x | 4.5.x | |
4.2.x または 4.3.x | 4.4.x | |
4.0.x または 4.1.x | 4.2.1 | |
3.0.x または 3.5.x | 4.0 |
|
3.0 | 4.0 | コマンドライン インターフェイスを使用してのみアップグレードする必要があります。レガシーのコマンドラインによるオンプレミス アップグレードの手順を参照してください。 |
重要:
- 以前のバージョンの VMware Cloud Director Availability を実行している、ペアリングされたピア サイトとの相互運用性:
- バージョンが一致しない VMware Cloud Director Availability を実行している、ペアリングされたサイト間の相互運用性の詳細については、「 ペアリングされたサイトのバージョンの相互運用性」を参照してください。
- On-Premises to Cloud Director Replication Appliance をアップグレードする前に、次の手順を実行します。
- アプライアンスの Photon リポジトリを手動で有効にしていないことを確認します。
有効なリポジトリを確認するには、アプライアンスへの SSH 接続を開き、root ユーザーの認証情報を使用してログインし、次のコマンドを実行します。
yum -v repolist all | grep enabled
アクティブなリポジトリがない場合、コマンドは結果を返さず、アップグレードを続行できます。 - パッケージやサードパーティ製ソフトウェアをインストールしていないこと、または
yum
構成ファイルを手動で変更していないことを確認します。
- アプライアンスの Photon リポジトリを手動で有効にしていないことを確認します。
- アップグレード手順を完了するには、アップグレード後の構成を参照してください。
リポジトリ アップグレード
VMware Cloud Director Availability をアップグレードするには、次のいずれかのソース リポジトリからアップグレード ファイルをダウンロードするようにアプライアンスを構成します。
リポジトリ | 説明 |
---|---|
[ISO イメージ] | 外部インターネットにアクセスできない環境では、仮想アプライアンスの CD-ROM ドライブにマウントされたアップグレード ISO ファイルを使用します。 |
[指定されたリポジトリ] | 複数のアプライアンスをアップグレードするか、異なるデータストアにアプライアンスをデプロイした後に、リポジトリをコンテンツ ソースとして指定します。
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