VMware Cloud Director Availability は、各仮想マシンのレプリケーションによって転送されたトラフィック データをカウントし、組織ごとのトラフィック ボリューム情報を集計します。クラウド サイトでは、すべてのレプリケーションのトラフィックをすべての方向で監視できます。また、すべての組織のトラフィックを監視することもできます。

VMware Cloud Director Availability には、オンプレミスまたはクラウド サイトが特定の期間に生成したレプリケーション トラフィック ボリュームが表示されます。

トラフィック使用量監視収集メカニズム

  • Manager Service は、クラウド サイトとの間およびオンプレミス サイトとの間のすべてのレプリケーションのトラフィック情報を収集します。Manager Service は、組織ごとのトラフィック情報を集約します。
  • クラウド Replicator Service インスタンスは、レプリケーションの方向に関するレプリケーション データ トラフィックを常に収集します。トラフィック数には、レプリケーション プロトコルのオーバーヘッドと TLS オーバーヘッドが含まれます。また、TCP/IP/イーサネット/VPN オーバーヘッドは除外されます。ストリームが圧縮されている場合、Replicator Service は圧縮されたバイト数をカウントします。
  • 300 秒ごとに、Manager Service は、接続されているすべての Replicator Service インスタンスからの履歴トラフィック情報をパーシステント ストレージに記録します。Replicator Service インスタンスで障害が発生した場合、最大 5 分間の履歴トラフィック情報が失われる可能性があります。

トラフィック使用量監視の保持

  • 仮想マシン レプリケーションのライブ トラフィック情報と履歴トラフィック情報の両方、または組織ごとの履歴トラフィック情報にアクセスできます。

  • 履歴トラフィック情報をクエリするときに、情報期間の開始と終了を設定できます。
  • VMware Cloud Director Availability は、次の間隔で履歴トラフィック情報を保存します。
    • 5 分間隔、過去 5 時間まで利用可能。
    • 時間間隔、過去 14 日間まで利用可能
    • 日間隔、過去 60 日間まで利用可能