リカバリされた仮想マシン (VM) の場合、ワークロードの配置を制御する仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールを構成するには、レプリケーションを作成または変更するときに、特定のクラスタまたはホストの仮想マシン配置ポリシーを選択します。プロバイダは仮想マシン サイジング ポリシーを使用して、組織 VDC 内でリカバリされたワークロードのコンピューティング リソース使用量を事前定義された複数のサイズに設定します。

VMware Cloud Director Availability を使用すると、プロバイダとそのテナントは、リカバリされた仮想マシンに対して 2 種類の VDC コンピューティング ポリシーを選択できます。
  • [VDC 仮想マシン配置ポリシー]
  • [VDC 仮想マシン サイジング ポリシー]

新しいレプリケーションを構成するとき、または既存のレプリケーションのレプリケーション設定で、VDC 仮想マシン コンピューティング ポリシーを選択します。詳細については、保護の作成または移行の作成を参照してください。

VMware Cloud Director のコンピューティング ポリシーの詳細については、『VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal ガイド』の仮想マシン サイジング ポリシーと仮想マシン配置ポリシーについてを参照してください。

配置ポリシー

VMware Cloud Director Availability 4.3 以降では、リカバリされた仮想マシン用に特定のクラスタまたはホストの配置コンピューティング ポリシーを選択できます。

VDC 仮想マシン配置ポリシー:
配置ポリシーは、ホスト、ホスト グループ、または 1 つ以上のクラスタでのテナント ワークロードの配置を制御する仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールを定義する組織 VDC コンピューティング ポリシーを表します。配置ポリシーを選択すると、リカバリ仮想マシンが vCenter Server の仮想マシン グループに追加されます。仮想マシン グループは、正のアフィニティを持つホスト グループを表します。正のアフィニティ ルールは、特定のホストに仮想マシン グループを配置します。
プロバイダ VDC での配置ポリシーの作成および組織 VDC への追加の詳細については、次の VMware Cloud Director ドキュメントで VMware Cloud Director のバージョンを選択してください。

サイジング ポリシー

VMware Cloud Director Availability 4.5 以降では、リカバリされた仮想マシンに対する定義済みのコンピューティング リソース割り当ての特定のセットに対して、サイジング コンピューティング ポリシーを選択できます。

VDC 仮想マシン サイジング ポリシー:
サイジング ポリシーは、組織 VDC 内の仮想マシンのコンピューティング リソース割り当てを定義します。これらのポリシーを使用して、 VMware Cloud Director システム管理者は、仮想マシン レベルで次のコンピューティング リソースの使用を制御します。
  • vCPU 数とクロック速度。
  • メモリ容量。
  • CPU とメモリの予約、制限、およびシェア。
  • その他の構成。

これらの属性の詳細については、『VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal ガイド』の仮想マシン サイジング ポリシーの属性を参照してください。

プロバイダ VDC でのサイジング ポリシーの作成および組織 VDC への追加の詳細については、次の VMware Cloud Director ドキュメントで VMware Cloud Director のバージョンを選択してください。